このDo、何のdo?英語で説明してください【今日の問題】

英語における”do”は、文法の上でも意味の上でも文脈の上でも様々な働きをしています。

次に示す各文中で下線を引いた”do”の様々な形態が示す意味を、英語で説明してください。

[例]

A:Did you ever come here before?
B:Yes, I did.

( came )

[問題]

  1. Do your duty.
  2. He always dose the big.
  3. My work done,I took a bath.
  4. He made a terrible to-do about losing his watch.
  5. I don’t like such doings which are shameful.
  6. I have done it already.
  7. The meat was very well done.
  8. He said to me, “Do your hair!”
  9. That gentleman was doing very well at University.
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  1. A:Which do you want to have?
    B:Whichever will do.
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このDoは、こんなdo!【解答と解説】

[解答1]

  • perform
  • carry out
  • fulfill

お願いですから、”Do your duty.”を、「義務をしなさい」などと訳さないで下さいね!!

日本語でそんな言い方をしたら笑いものですけれども、”do”を辞書で覚えた通り「する」と訳さないと気が済まない子も居るようですよ。

普通に日本語で表現すれば「義務を果たしなさい」以外の何物でもないのですけれども…。

すると、この”Do”は「(義務を)果たす」という動詞の役割を担った”Do”であることが分かりますね。

「義務をしなさい」などと訳してしまうと、「この問題の意味自体が分かんなーい」てなことになってしまいます。

「義務を果たす」を”do”を使わないで表現すると、

  • perform one’s duty
  • carry out one’s duty
  • fulfill one’s duty

あたりが妥当でしょう。

逆に言えば、「義務を果たす」を英作文で書こうとしたとき、「”果たす”って単語は何だったっけな?」などと悩むことなく、”do my duty”で済むということだけでも勉強になったのではないでしょうか?

「果たす」の単語は何だったけな?と必死に探してしまうのが日本人の悪い癖。

もちろん、必要な作業なんですけれども、簡単な”do”や”have”や基本動詞を使って表現しようってコンセプトが単語の勉強から読解まで全てのシーンで抜け落ちてしまっている!

英作文の訓練が大事だって言ってるのはそういうこともあるんですね。

できるだけ簡単な英語で英語にすることが自然に身に着いてくるというメリットは大きいと思うますよ。

そして、これがコミュニケーション英会話のスタートラインにも立てることになりますからね。

その中でも”do”は、ややこしい動詞に替わって(代動詞的な働き)使える優れものです。

こういった「より簡単な表現」を意識して英作文の訓練をすれば、それが将来の英会話上達にスムーズに繋がる英語勉強にもなりますよ!

[解答2]

  • behaves

ここは、”do the big”が何を表しているのかがポイントですね。

これは少し難しいかもしれないですが、副詞としての”big”には「態度が大きく」「偉そうに」という意味があることをこの際に頭に入れておきましょう。

代表的な使い方として、”act big”が「偉そうにする」という意味で使われています。

“act”の替わりに”do”を使う場合は、”big”を名詞扱いとして”do the big”とし、「偉そうにする」という意味になります。

さて、動詞の”act”には大きく「①行動する」「②振る舞う」という2つの意味がありますが、ニュアンスとしては、その時その場で「行う・振る舞う」場合に使われます。

しかるに、この文章では”always”=「いつも」とありますので、ニュアンスとして”act”は相応しくないということになります。

ですから、意味的には”behaves”=「振る舞う」が最も相応しい言葉となります。

答えとしては、人称を併せて末尾に -s を付けておかねば間違いとされますよ!

過去問を一つ一つ丁寧にこなすことは合格には必須。

ただ数をこなすことだけにとらわれていると、決して合格力は身に着きません。

日常的に正しく勉強さえ出来ていれば、この過去問も、最後の確認、仕上げとしてプラスαを約束してくれるでしょう。

お尻に火がついている受験生も、一つ一つ丁寧に理解し、自力で再現できる訓練をすれば、間に合うかもしれません。

焦って、あれもやりこれもやりでは、さっと流しているだけで何も身に着きません。

何故、Z会が多くの受験生に支持されるのでしょうか?

それは、ひとえに問題の良質さと添削者の質の高さにあることは間違いないでしょう。

本当は、手取り足取りの親切すぎる塾に行くよりも、自分で力を付けた人が最も逞しく育つことは間違いありません。

その手段として利用できるのがz会の最大のメリットなのだと言えるのではないかと思います。

私個人としては、z会があったからこそ今の自分があるとしか思えないほど、日本語力や論理力を鍛えてもらい、多くの知識をも貰いました。


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“このDo、何のdo、気になるdo!~受験英語 勉強の仕方例講座09” への2件のフィードバック

  1. sheila より:
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    1. admin より:
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