いきなりですが、受験生の君にはもちろん、保護者のあなたも次のクイズを考えてみていただけませんか?

覚えなければならない勉強をしたとき、次の4つのやり方で成績が伸びないものを2つ選んでください。

  1. 繰り返し勉強+繰り返し試験
  2. 繰り返し勉強中心
  3. 繰り返し試験中心
  4. 1回だけ勉強+1回だけ試験

※1.の「繰り返し勉強+繰り返し試験」はそれぞれが覚える対象の全内容に対して行われる。

※2.の「繰り返し勉強中心」とは、常に全対象を勉強し、期間中の後続テストは覚えた対象を外して実施する。

※3.の「繰り返し試験中心」とは、覚えた対象を外して勉強し、期間中の後続テストは全対象で実施する。

さて、如何でしょうか?

このクイズは、もちろん勉強の仕方に決定的なヒントを与えるものですが、もう一方で、出題内容とは関係なく論理的に考えれば自然に答えが推測されるということの格好の例としても一つの知恵になるかと思います。

このクイズではただの4択ですが、何らかの試験で5択以上の選択肢問題が出題されて、答えが分からないときなどに使える論理です。

さて、こちらのクイズは、2008年のSCIENCE誌に掲載された論文を簡単に要約して一般化した結論からの出題です。

この実験では、40語のスワヒリ語の単語を英語母国語の学生が覚える際の勉強の仕方を4つのタイプに分類して1週間後の最終的な記憶定着の成績を比較した結果なのですが、まさに【帝都大学へのビジョン】の英単語の覚え方や記憶定着のさせ方の正当性・合理性を証明するためのような実験となっています。

左図がその結果なのですが、要するに上のクイズの4つの学習タイプがそれぞれに対応しています。

言い換えれば、この論文の結果に基づいて、これに具体的手法を与えたものが私たちの執筆した【帝都大学へのビジョン】だということになります。

勉強のやり方一つで、これだけ差がつくというわけです!

一般的には非常に興味深い結果と言われているようですが、私たちは既に自身の受験時代に少しの試行錯誤だけで確立していたやり方ですから、この一致は私たちの手法の妥当性を与えてくれる科学的根拠と言えます。

答えは最後に示しますが、手も足も出ないほど知らなかったり、解答に自信が持てないような選択肢問題に対して解答を類推する論理で自ずと出てきますから、まずは考えてみてください。

さて、答えは下記の2つのやり方は成績が伸びません。

  • 繰り返し勉強中心
  • 1回だけ勉強+1回だけ試験

「1回だけ勉強+1回だけ試験」というやり方は、俗に言う「一夜漬けの勉強」というもので、これは誰しも当たり前だと思いますね。

問題は、やはり「繰り返し勉強中心」というやり方です。

クイズとして出されれば、何となくこれではないかと思われて正解する方も多く居られると思うのですが、学校の先生やら塾の講師やらに「何度も繰り返して覚えなさい」とだけ言われても、これをやっちゃうと全く効果が得られないことを意識されている諸君や保護者さんはどれほど居られるでしょうか?

この結果は何を意味するのかと言いますと、

  • 繰り返し試験は最も重要
  • 繰り返し勉強はほとんど効果がない

ということになります。

「おやっ?」「ビジョンとちょっと違うじゃない?」と思われた諸君も居られるかもしれませんね。

クイズの問題にあるをしっかりと理解してください。

この実験での「繰り返し勉強」というのは、勉強にしろテストにしろ全内容に対して繰り返し勉強するという定義で使われていることに注意してください。

そうすると、揺るぎない結論がクッキリと浮かび上がります。

むやみやたらな根性的繰り返しをさせる高価なマニュアルもありますが、その非合理性を暴き、【帝都大学へのビジョン】の妥当性と合理性を証明するかのような結論が…。

「何度も繰り返して勉強しなさい」や「反復学習の重要性」などという一般的な言葉だけなら、その辺りの素人ライターや学生でも書けますから、曖昧なこと極まりないわけです。

ですから、同じ「反復学習」でも、その内容は月とスッポンほど違うということだけでも気に留めていただければと願います。

さて、揺るぎない結論とは??

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京都大学工学部OB2名と大阪大学大学院工学科OBの3名、しかも全員ハードエンジニア出身(教師転身2名)で執筆していますから、商売人や学生上がりのような根拠のない、いい加減な甘言は書いていません。

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