帝都中学への算数 | 家庭塾編003 さすが 筑駒!!指導歴で最も印象に残った指導者泣かせの名問
私が小学5年生~6年生を指導したときに、最も印象に残った問題の一つです。
言い方を変えれば、指導者泣かせの問題でもあったということなのだと思います。
さすが筑波大付属中学の入試問題と思わせる1題で、問題設定も考える力を養っている小学生なら解けるようになっています。
考える力が養えていないと難しく、考えすぎると時間をロスするかも…絶妙の問題です。
その意味でも、考える力を養う意味でも素晴らしい良問といえばそうなのですが、小学生にとっては、かなり難しい問題なのではないでしょうか。
さすがに今回の資料(全24ページ)は無料で全てを公開するわけには参りませんが、約半分を公開させていただきます。
問題部分は単独1枚になっておりますので、実力試しとしてもお使いいただけます。
全24ページ中13ページ
過去の指導時に資料化したワープロデータをPCデータにリメイクした「帝都中学への算数」は、これだけは叩き込んでおいてあげたいと判断したポイントを生徒へ語りかけるスタンスで配布したものです。
それだけに、家庭塾の指導としても充分に用をなすものとなっていると考えますが、本資料は家庭塾の視座で完全リメイク致しました。
塾にも行かず、自分の頭で考えて常に学年トップを取る子でしたけれど、それでも本質を伝えるために、誘導しながら1時間はこの問題に費やしたように記憶しています。
問題集の解答例なら、たった1ページですまされてしまいますが、それで分かる子は極めて少ないはず。
たった1つの問題ですが、発展問題も加えて、当時の対面指導をそのまま再現したような形での24ページに及ぶ解説書はまず世の中にはないと思いますから、貴重なのではないかと思います。
筑波大学付属駒場中学の過去入試問題ですけれど、さすがと思わせる素晴らしい良問でした。
考えることができないと手も足も出ないですが、考えすぎると時間が足りなくなる・・・。
深い上に、指導する上でも示唆に富んだ指導者泣かせの問題だと言えるでしょうね。
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