ノートルダム清心中学校過去入試問題より・・・カレンダーにはご用心!

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ノートルダム清心学園 清心中学校は、倉敷にあるカトリック系の名門女子校です。

ノートルダム清心学園には中学高校一貫校が2つあり、一つはお膝元の岡山においては倉敷、もう一つは広島市にあります。

少しややこしいのですが、どうやら通称としては、倉敷が「(ノートルダム清心学園) 清心中学・清心高校」で広島が「ノートルダム清心中学・高校」のようです。

倉敷では、この度の2018年西日本豪雨災害で被災された生徒さんも居られるかもしれません。
あらためてお見舞い申し上げます。

さて、下の過去問題は、カレンダーにおいて、与えられた条件を満たす日付を決定する問題です。

日付に関する予備知識は、問題に書いてくれている場合もありますが、常識的なことをまず知っておかなければなりません。

一方で、十分な常識があり、算数の問題としても正しく考えられているのに、答を間違ってしまう場合があります。

君も、答えが1日ずれていたなんて経験を何度もしているのではないでしょうか?

例えば、「試合は27日から30日まであります。さて何日間ありますか?」と問われた時に「30-27=3日」として、何も疑わない類の過ちです。

これが、「試合は5月27日から6月3日まであります。さて何日間ありますか?」となると、さらに間違う人が増えます。

算数が結構できるのに、こういった残念なミスをしてしまう子がホントに多いのですよ。

さらに、この問題の仕掛けには、【帝都中学への算数 | vol.1:余りの時計~灘中学入試問題を攻略する3つの脳細胞とN進法の話 】と全く同じ「余りの時計」が隠されていたりします。🤔


算数の基本を鍛える問題(16)

【問題】

毎日開館している図書館に、Aは3日ごとに、Bは4日ごとに通っています。
5月1日の土曜日に2人は図書館で出会いました。
この次に、2人が出会う最初の水曜日は、何月何日ですか?

目の付けどころ&知っておくべきこと

この問題では使わないことも含めて、下記はクリアーしておいてくださいよ!

  • 「何月は何日あるか」を12ヶ月すべて正しく言うことはできますか?
  • 1年は365日ある「平年」と、4年ごとに「うるう年」がめぐってきて、その年は2月が29日になり、1年が366日なることは分かっていますか?
  • 西暦が4で割り切れる年は「うるう年」であること、但し、400の倍数以外の100の倍数になる年は4で割り切れるけれど「うるう年」にはしないということは知っていますか?(これは知っていなくても問題に書いてくれると思いますが、常識として覚えておいて損はないですよ!)
  • 日にちに7を足せば、その日は同じ曜日になることは分かっていますか?

次に、この問題に関して、

  1. 5月1日の土曜日に出会った・・・ここをスタートにする
  2. Aが次回来るのは、2,3と休んで4日…その後は、5,6と休んで7日
  3. Bが次回来るのは、2,3,4と休んで5日…その後は、6,7,8と休んで9日
  4. 日にちだけ書くと、
    • A:1,4,7,10,13・・・
    • B:1,5,9,13,17・・・
  5. 3日ごとと4日ごとに通うのだから、3と4の最小公倍数12日ごとに2人は出会うことになる
  6. その通り、1日から12日目の13日は2人は出会っているぜ!
  7. しかし、この日は何曜日?
  8. 同じ曜日は7日ごとにやってくるから、1+7=8日が土曜日で、次は1+7+7=15日が土曜日
  9. ということは、13日は木曜日になる。残念!
  10. 12日目というのは7日+5だから、日・月・火・水・木となるわけだな!
  11. ということは、※日目が7の倍数+4であれば、日・月・火・水となるんだ!
  12. 12の倍数は24,36,48,60・・・
    • 24=7×3+3・・・ブッブー
    • 36=7×5+1・・・ブッブー
    • 48=7×6+6・・・ブッブー
    • 60=7×8+4・・・よっしゃぁ!
  13. このことは、【帝都中学への算数 | vol.1:余りの時計~灘中学入試問題を攻略する3つの脳細胞とN進法の話 】と全く同じ「余りの時計」が使えるよ。
  14. 5月1日から60日目が、出会える最初の水曜日だ!
  15. 5月61日は6月X日、あるいは7月X日?
    ・・・5月は31日までだから、例えば5月32日は6月1日になる
  16. 2つの規則性から、目的地がどこにあるのかを探し当てるのだけれど、片方の規則に余りが関わってくることと、さらにカレンダーが絡んでくるから、なかなかイヤな問題になっているわいさー。
現実世界

学部は違いますが我が後輩(京大情報工学OB)とある臨床医の言をご紹介しておきましょう。

たかが盲腸の診断すらできなくなっている医者が蔓延る世の中で、10人専門家がいれば8人はやぶだといっていいでしょう。
まして、ネット情報に至っては9人はやぶでしょう。

それぞれの周囲を見渡せば本当のプロといえる人はごく一握りだと誰もが知っているはずです。

その中で生活上の問題を切り抜けていくには、俗流社会学や俗流心理学・俗流分子生物学・俗流脳科学・俗流AIなんぞをこねくり回して遊ぶのでなく、知識、感性を自分の責任で磨いて対応するしかないですよね。


いくら教科書や※※※学会で教わったことがないからと言って、臨床経験を積めば、おかしい?と思う筈です。

文献的な情報の受け売りばかりだけで、自分達の頭を使って考えることがなくなっているのが現状です。

世間的には、お賢い人がなれると思われている医学の世界ですら、当事者や見る人が見れば、現実はこんなものです。

あなたの最寄りで、何もかも信頼できるお医者さんを探せれば、それは非常に幸運なことですが、まぁ十中八九紋切り型のことしか言いませんね。

それ自体は何の落ち度もないように見えますが、大いに患者を不利益に導いていることもあることを経験された方も多いのではないでしょうか?

ましてや、生命には関わらない教育の世界では、指導者がやぶである確率など、さらに高いことは目に見えています。

お子さんの成績が上がるための条件は、そもそも真面目にやる気持ちがない場合を除いては、

  • 勉強の仕方の流儀を我がものとして確立する
  • それぞれの実際の学習内容に関して、自分で自分を納得させる理解をする術を会得する

という2点を、自力あるいは第三者のサポートを得て確立するということ以外にはあり得ません。

ところが、そんなところは突いてくれないのが現実社会です。
たいていは、準備された模範解答を恭しくご教示頂いて、エラそうに「俺のようになれるだろ?」というスタンスではないですか?

準備していなければ、どれだけの指導者が慌てふためくことでしょうか?
準備しなければ移動できないこと、及び「それはそれで教育になることを受け入れられない指導者のナント多いことか?」ということが問題なのです。

どんな問題でも、現実には、ことによって他人をあてにすることほど実の無いことはないのは確かですから、先ずは、自分の流儀を曲がりなりにも確立すべく動くのが優先されるべきだと考えます。

何も、他人を信じるなと言っているわけではないことをご理解くださいませ。