通過算を無理なく通過する1

通過算を無理なく通過する2


【帝都中学への算数】に「資料07:通過算を無理なく通過する」を追加致しました。

こちらは、1995年より企画したFAX塾に集まった小学生が、結局私の元に通い詰めることとなった際に、指導用のレジュメとして配布した資料の一つです。

Windows95が出てパソコンが一般の人々に普及するスタートを切った頃でありますが、このころの資料は私もせっかく持っているワードプロセッサを大事に使って作成していた時代です。

そのため、【帝都大学へのビジョン】への搭載は、いつかPCで見栄えのよい文書に変換してからと考えておりましたが、なかなか時間も取れないため、当時の文書をそのままPDFとさせていただきました。

数学への導火線に収録した「素数さんざめく宇宙への旅」や「完全数・婚約数・友愛数」は子どもたちに感動を与えたようでしたから、いち早く2000年頃に、当時は一太郎で編集してご提供させていただきました。

そして、先進的なというか私も感心させられるような子育てをされている何人かのお母さんたちにいち早く見つけていただき、ご購入いただきました。

数学の導火線の短編5編だけでしたからお安くはあったのですが、大変感動していただきました。

その一人のお子さんは、すでに東京大学の理系を卒業されたとご連絡いただきましたし、元々配布したFAX塾の直接の教え子も、とっくの昔に京都大学の法学部を卒業されています。

何も、私の執筆を読んだからなどとは思っていませんが、映画【博士が愛した数式】が出たのは、それから数年経っての頃でしたし、2000年当時は、ネットでも数学や勉強の楽しさを伝えるようなサイトは非常に少なかった頃ですから、お母さんを介在して面白さや言葉の正確さを大切にすることを何となくでも伝えることが出来たことは確かだろうという思いはあります。

ここでは、通過算の考え方を学ぶ以上に、自分自身を点で考えてもいい時と自分自身の長さを考えなければならない時の違いがどこにあるのかということを話題にディスカッションされてみるのがいいのではないかと考えます。

小学生の頃って、電車が出て来れば「通過算」、船が出て来れば「流水算」、旅人が出て来れば「旅人算」と決めつけてしまいがちなんですよね。

でも、そういう便宜上で一括りに分類化された言葉ではなく、元々の根っこにある共通した「速さ」という概念をしっかり咀嚼させることと同時に、これをもとに問題の言葉を正確に捉えてそれを正確に図として表現することを教えることが必要です。

つまらないことと思われるかもしれませんが、本来の原文の理解から、「これは通過算だな!」「これは流水算だな!」「これは長さを考慮するべきだな!」といった判断を出来ることが最も大切なことなのです。

そこのところを怠ると、感覚だけで「これはこうに違いない」という所謂「確証バイアス」で硬直したような思考回路を育ててしまうことに繋がって来ます。

算数の問題は痛い目に遭うから反省するかもしれませんが、答えが何とも言えない場合には、頑なに他のアプローチを拒んで損をすることになるかもしれません。

資料は、会員のみ閲覧できます。

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京都大学工学部OB2名と大阪大学大学院工学科OBの3名、しかも全員ハードエンジニア出身(教師転身2名)で執筆していますから、商売人や学生上がりのような根拠のない、いい加減な甘言は書いていません。

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