明治大学付属中野中学校過去入試問題より・・・設計者になれるかな?

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明治大学付属中野中学校はその名の通り、明治大学付属の中高一貫校です。

大半の生徒は推薦入学でそのまま明治大学に進学するようですから、将来に対する安心感を得られるメリットは大きいのではないかと思います。

しかし、その安心感は長い目で見れば反ってデメリットになることも多いですから、明大中野生になれたとしても、少なくとも外部から明治大学に合格してくる一般生と遜色がないように日常的にコツコツと勉強しておかないと、単に「明治卒」というだけで終わってしまいます。

仕事柄、明治大学理工系のOBには沢山出会いましたが、私の出会った範囲では優秀な方、熱意のある方が多かったです。

そう、さながら自分で考え工夫することが好きな熱血漢の人材が多く集まっているのかもしれないと思ったものです。

普通の一般社会での技術者としては、最も好ましい素養を培える環境があるのかもしれませんね。

ただ、彼らも一般入試で明治に合格した方々でしたし、明治自体がマンモス大学ですから、その中でも一生懸命やろうとする姿勢や目標によってピンキリに分かれてしまうことは、どこの大学でも同じだと思いますが…。

さて、下の問題は、実務レベルでの熱血漢を育てるに相応しい三面図に関する問題です。

設計者になれば当たり前の常識のことなのですが、物を表現するには、第三角法という投影図を使って、普通は正面図・平面図・(右)側面図の3つで表現します。

下の問題は、その正面図と(右)側面図が与えられて、実際の立体の正体をあばいてくださいという問題です。

実は、正面図と(右)側面図だけでは、実際の立体物の正体はあばけません。
実際のものは三次元ですから、それを2つの投影だけで表現することはできないんですね。
だから、問題に「何個から何個までですか」なんて問われているんです。

かと言って、3つあれば完全に正体をあばけるかというとそうでもありません。

この問題がその良い例です。

ためしに、上から見た図(平面図)を書いてみてください。
そのことが、君の立体感覚を少しでも磨くための良い経験になりますよ。
そして、将来、設計者やデザイナーになりたい子には、いい経験にもなります。


算数の基本を鍛える問題(8)

【問題】

明治大学付属中野中学校 三面図1

左の図は、水平な台の上に1辺1cm立方体を積み上げたり並べたりして作ったものを、真正面からと真横から見た図です。

この図をもとに次の問いに答えなさい。
ただし、図の四角形はすべて正方形です。

  1. 使われている立方体の個数は何個から何個までですか
  2. 35個の立方体を使って、台に触れている部分の面積をもっとも小さくするとき、その触れている部分の面積を求めなさい。

目の付けどころ&知っておくべきこと

  1. 素直に、やっぱりもっとも分かりやすそうなところから確認していくことね!
    • そうなると、やっぱり一番上からということになる!
      前から見て左端にあるから、この列に少なくとも1個はあることは分かった。
    • 続いて、真横から見ると最も奥にしか見えないから、左端の列にはもっとも奥にしかないことになる。
    • すなわち、一番上は左端のもっとも奥だけにしかなく、1個ということだ!
  2. では、上から2段目を確認しよう!
    • 前から見て左の2列にあるから、この2つの列それぞれに少なくとも1個はあることは分かった。
    • 続いて、真横から見ると最も奥の2列に見えるから、左の2列には奥の2列にしかないことになる。
    • どういうこと?
    • 上から2段目・3段目を上から見たマンガを描いて確かめておこう。(下図)

明治大学付属中野中学校 三面図2

上に整理した図は、どれもが正面から見た図と真横から見た図が与えられた図に一致するんだね。

すなわち、各列に1個でもあればくっきりと見えるわけで、はたして1個だけなのか2個あるのか、3個あるのかまでは表現できないってことなんだ。

算数って、こういう問題が多いですよ。

すなわち、ねばり強くコツコツ正しさを積み重ねていく作業が大きな武器になるってことです。

すぐに嫌になっちゃっていいかげんになったり投げ出す君も、大人になって会社に勤め出したら、それでは通らなくなるから、そのとき後悔するよりも、今出来る限りねばり強くやるってことを課題にして頑張ってくださいね。

たとえば機械設計技術者になったら、こんな図面を描くことになります

FA(Factory Automation)分野のごく簡単で情報量の少ない図面ですが、1本1本の線に意味があり、魂を込めなければ、とんでもない事態を呼び起こしてしまいます。

ある作業を自動で行うための一部のパートであり、情報量は少ないですが、全く前例もない無から作り上げていくわけです。

前例のある機械をモディファイするだけの設計が世の中の大半ですが、自動機はほとんどが一品料理なんですね。

むしろ最もコストがかからず、しかも効率的に実現するために、何をどのように使うのかの構想を立てるところが最も山場なんです。

尚、CADは背景を黒で描くのが常識です。(背景が白などでやると、目がやられてしまいます。)

FA設備の設計図例

挑戦するあなたへ贈る応援の詩

My Life, My Road ~サトミの闘い~

大学受験突破を目指す君にも、お子さんの明るい未来を願う保護者さんにも、是非見ていただきたいドラマがあります。(約33分のドラマ:時間が経つのを忘れます)

是非ご覧ください、いや、絶対に観てほしいと願います。

なんと!SUBARU(旧富士重工業)が自社サイト用に制作したドラマです。(車は、父が娘を迎えに行くシーンと***へドライブするシーンのみです)

サブタイトル「受験・友情・親子の絆 | 人は闘うからこそ、道に迷う。挑戦するあなたへ贈る応援の詩」

私も、若い頃からSUBARUが好きで、長年「レオーネ」に乗っていました。

そんなことはどうでもいいことの上に、自分の口で言うのもはばかられますが、サトミのお父さんの姿そのものが、私の指導方針でもあり、子育ての姿勢でもあるということをもって、なんとしてでも自分の未来を、お子さんの未来を「活き活きした」ものにするためにも観ていただきたいという思いがあります。

ルイ・アラゴンの「教えるとは未来を共に語ること」を彷彿とさせるドラマです。

ただ、受験に関しては、ひたすら頑張るだけで報われるほど甘いものではありません。
的を射た勉強の仕方をしない限りは、良い結果を生み出すことは難しいことは言うまでもありませんが、それ以上に、せっかく膨らんだ夢をむざむざ萎ませていく元凶になってしまうことに怖さがあります。

なのに、そこのところを教えてくれる人や塾はほとんどいません。(指導者自身が分かっていない)

真っ当な書籍では、具体的なヒントを得られるものも少なからずありますが、一般論の域を出ません。

だからこそ、「帝都大学へのビジョン」は、それ以上に具体的に実践に直結した書として存在価値を認められてきたと言えるのかもしれません。

理屈抜きに意を決したら、

学習サイクルとタイミングを心得た正しい勉強をするだけで

成績は飛躍的にアップすることは保証してもいいでしょう。