ラ・サール中学校過去入試問題より・・・どこかがおかしい!

帝都中学への算数:君はラ・サール生になれるか?

ラ・サール中学校は、鹿児島市にありますが、知らない人はいないほど全国区で屈指の進学校であり、カトリック系男子校です。

「せごどん」のお膝元であり、おおらかな環境での寮生活、カトリックが母体などのプラス印象が多いためでしょうか、九州以外の生徒さんも結構たくさん居られるようですね。

さて、下の過去問題は、「さすがにラ・サール!難しいな!」と感じられたのではないでしょうか?

「基本を鍛える」とは言えないのではないかと思われる方もおられるかもしれませんが、日本語を正確に式にするという基本の訓練の大切さに変わりはありませんし、この問題にしても、大人の介助によって式にするところを見せつけられれば、普通の子でも理解はできるはずのものです。

介助によって理解できるということは、自力で解決する可能性があるということです。

ということもあって、私は昔からテンションが上がるような学校の過去問題を平易に説明するという戦略を好んで取ります。

ラ・サール中学校を受験するような子にはいないと思うのですが、一般的には、問題に出てくる数字を単に感覚とか勘とかで、かけたり割ったりするだけの子が非常に多くみられます。(学生時代のH学園での指導経験より)

単位というものを無視しているという要素以外には、ひとえに、当たり前の作業をすることでゴールに近づくことの経験を身をもってさせられていないかということの現れだと考えています。


算数の基本を鍛える問題(19)

【問題】

P,Q間を運行するバスA.Bがあって、それぞれ毎時81Km、毎時90Kmの速さです。
あるとき道路工事があって、その工事区間では、A,B同じ速さでじょ行運転をしました。
そのため、A,Bはそれぞれ予定より26分、27分おそく着きました。
工事区間は何Kmですか?

目の付けどころ&知っておくべきこと

  1. 「A,Bはそれぞれ予定より26分、27分おそく着きました。」の原因は何でしょう?
  2. 工事区間をじょ行運転したからです。
  3. 工事区間のじょ行運転の速さはAもBも同じです。
  4. 工事区間をじょ行運転した時間はAもBも同じです。
  5. 工事区間を毎時81Kmの速さで運転していれば26分早く通過できたはずです。
  6. 工事区間を毎時90Kmの速さで運転していれば27分早く通過できたはずです。
  7. ここから、頭の中で勝手な妄想(もうそう)することだけはやめましょう。
  8. 例えば、「時速で9Kmの差が1分の差になってるから、9Km÷60==150m」とかの妄想です。
  9. 上の妄想の何がおかしいのかよーく考えましょう。お父さんやお母さん、塾の先生に質問しても構いませんよ。
    そのことが、大きな飛躍の突破口になります。
  10. ただし、誰かに説明してもらって、耳だけで「なるほど!」で終わっていたのでは力は付きません。

妄想や錯覚にはくれぐれもご注意ください!

全く違う土俵に上がっている人を比較することに意味がないように、算数も違う土俵にある数字を足したり引いたりかけたり割ったりしても意味がありません!!

とかくこの世は学びにくい | 成績を上げるために必須なこと

最後に、とある臨床医さんの言と、学部は同じも学科は違う我がかなり後輩(京大情報工学OB)が教育関係の論議で発言した言を併せてご紹介しておきましょう。

ところが、それら原因をいちいち正確に調べもせずに、バカのひとつ覚えのように、どこの※※※科医も、「※生検!※生検!※生検!」と、患者さんに頭ごなしにゴリ押しするのです。

いくら教科書や※※※学会で教わったことがないからと言って、臨床経験を積めば、おかしい?と思う筈です。

文献的な情報の受け売りばかりだけで、自分達の頭を使って考えることがなくなっているのが現状です。


たかが盲腸の診断すらできなくなっている医者が蔓延る世の中で、10人専門家がいれば8人はやぶだといっていいでしょう。
まして、ネット情報に至っては9人はやぶでしょう。

それぞれの周囲を見渡せば本当のプロといえる人はごく一握りだと誰もが知っているはずです。

その中で生活上の問題を切り抜けていくには、俗流社会学や俗流心理学・俗流分子生物学・俗流脳科学・俗流AIなんぞをこねくり回して遊ぶのでなく、知識、感性を自分の責任で磨いて対応するしかないですよね。

世間的には、お賢い人がなれると思われている医学の世界ですら、当事者や見る人が見れば、現実はこんなものです。(私たちの時代には理工学部の方が理系最高得点の年は当たり前でした。)

さらに、脳科学やAI(人工知能)がカッコいいなんて思っていたら大きな間違いです。
8割がたは商売人や似非科学者(特に文系出身)の漁夫の利狙いの口車ですから…。
ちなみに、私たちの専門では、「俗流電気工学」も「俗流機械工学」もありません。
詐欺師が口を挟む余地など微塵もないからです。

あなたの最寄りで、真に信頼できるお医者さんを探せれば、それは非常に幸運なことですが、まぁ十中八九、紋切り型の決まり文句で対処されるケースがほとんどですね。

我が家は、端からダメそうな医者には行きませんが、幸いにも耳鼻咽喉科と歯科、眼科、内科、整形外科では素晴らしい医師を探し当てましたが、皮膚科だけは見つかりませんでした。
しかし、眼科と整形外科では、先生が倒れられて後に引き継いだ後は全くダメという現実です。

やぶでも「係っているいることへの安心感」が大きいですし、大したこともないのに診療を受ける方も多いですから、多くの場合、特に問題はないことでしょう。

「そんな程度で来るのかよ!」と言いたくなるような初診もよく目にし、耳にしますけど、これだから医者や医薬会社は儲かるんですね!(町医者やそれなりに定評のある公立病院の医師でも、まともなプロと言える医者は、やっぱり2割程度でしょう。)

それはそれで仕方ないとしても、医者の診断は何の落ち度もないように見えますが、ことと場合によっては大いに患者を不利益に導いてしまうケースは確実に生じますし、これを経験された方も多いのではないでしょうか?

ましてや、生命には関わらない教育の世界では、指導者がやぶである確率など、さらに高いことは火を見るよりも明らかですね。

だって、先生はもちろん、塾講師だって日和見してても何の食いっぱぐれもないのですから…。

あなた(お子さん)の成績が上がるための条件は、そもそも真面目にやる気持ちがない場合を除いて、

  • あなた(お子さん)が、適切で効率的な勉強の仕方の流儀を我がものとする
  • あなた(お子さん)が、それぞれの教科の実際の学習内容に関して、自分を心底より納得させる術を会得する

という2点を、自力あるいは第三者のサポートを得て確立するということ以外にはあり得ません。

ところが、そんなところは突いてくれないのが現実社会です。
準備された模範解答を恭しくご教示して、「俺のようになるんだぞ!」というスタンスが大多数です。
単にパターンを覚えているだけの指導者には、こういう本音の言葉が見え見えです。

準備出来ない環境で教えろと言われたら、どれだけの指導者が慌てふためくことでしょうか?

こういう状況では、8割方はいつまでたってもお子さんの学力など伸びるはずはありません。

どんな問題でも、ことによっては、他人をあてにすることほど実の無いことはないのは確かですから、「やぶでも安心できればそれでいい」という場合を除けば、自分の流儀を曲がりなりにも自力で確立すべく努めることを優先されるべきでしょう。

自分の軸さえ持てれば、たとえ環境に恵まれなかったとしても、浮草のようにフラフラと漂うことだけはありません。

2019年11月1日より完成度極致のVer.2020へ!

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「帝都大学へのビジョン」は「バイブル」と頼られて10年。

頭の中にサラサラと流れる川を自力で作るために!

京都大学工学部OB2名と大阪大学大学院工学科OBの3名、しかも全員物理系ハードエンジニア出身(教師転身2名)で執筆していますから、商売人や学生上がりのような、実社会で何もできなかった無責任で底の浅い騙し専門の著者やパッチワーク著者とは良心も実用性もレベルが違います。

保護者目線で見ると、ある意味、反抗期に入るまでの子育てへの思いと計画性とその質が子どもの未来を決める分水嶺です。
中学に入ってからは、保護者は基本的になす術を持ち得ません。

当人の目線で見ると、勉強法の違いでこれだけ差がつくということを分からないまま一生を過ごすか、どこかで気がついて、自分の人生の軌道を修正するかの違いであって、それをまさに旬である中高生時代にできてしまえば、下世話な現実話ですが、学歴もそこそこ備わるだけでなく、それなりに充実した職業にも就ける可能性を大きくするというだけの話です。