よく、2×2×2×2×2と書いて「2を5回かける」とか、3×3×3と書いて「3を3回かける」なんて書いてありますよね。
さて、間違っているというわけじゃないんですよ。
みんな、そういう風に言ってますものね。
でも、なんかおかしいとは思いませんか?
普通、掛け算を初めて習うときには、「2に7をかけたらいくつ?」、ちょっと学年が進んでも、「14に18をかけたものが答えだね」なんて言いますよね。
何かに何かを掛けるんじゃなかったんでしたっけ!
足し算も引き算も割り算もそうですよね。
- 何かに何かを足す
- 何かから何かを引く
- 何かを何かで割る
さて、「2を5回かける」「3を3回かける」って教えて来た先生はとは別の先生になりますが、中学生になっても同じ説明をしている先生は、「2の0乗」「3の0乗」をどう教えるんでしょうか?
答は1であることはご存知だと思いますが、あなたは、どう教えられましたか?
たいてい、「そのように決められてるんだよ!」、「そう決まっているから暗記しとけ!」ではなかったでしょうか?
ウーン、どうなんですかねぇ??
「2を0回かけて1」になるなんておかしいじゃないですか?
「3を0回かけても同じ1」になるなんておかしいじゃないですか?
冒頭の問いかけがヒントになって、もうお分かりの方も居られると思うのですが、これは、きちんと日本語で説明することができます。
そのように決められているということには違いないんですが、きちんと理由を説明して上げなくっちゃ、ちょっと淋しいですね。
ただ、「0の0乗」=「0を0回かける」だけに関しては異議を唱えられても仕方がない面もあることだけは付け足しておきたいと思います。
その上で、日本語として整合性のある説明ができます。
また、パン屋さんでパンが焼きあがる見学風景からも説明できます。
(資料か何かで書いたような記憶があります。)
今日は、ちょっとショートな話題にしてみました。
友達が「なるほど!」、子どもさんが「なるほど!」と思わず頷くような説明を、今日は考えられてみてください。
答は隠しておきます。
会員の方も、答を出してから見るようにしてください。