ニュージーランドへ行こう!!
ニュージーランドよ泣かないで
あなたは、ニュージーランドという国が意識上にあられますでしょうか?
また、New Zealandがどんな国だかご存知でしょうか?
実は、私は新婚旅行で、ニュージーランドを選びました。
世間は、「ハワイ・ハワイ」と言っていた時代です。
Don’t cry for yourself New Zealand.
Don’t cry for yourself Christchurch.
- ニュージーランドはラグビーワールドカップの古豪であり、そのナショナルチームはオールブラックスの愛称で親しまれ、直近では2連覇を果たしています
- ニュージーランドの食料の安全基準は世界でも有数の厳しい基準です
- ニュージーランドは、化粧品製造のための動物実験を許可していません
- ニュージーランドには原発は1基もありません
- ニュージーランドは世界初の「非核宣言国」であり、法律として【非核】を制度化した唯一の国です
- ニュージーランドは世界平和度指数ランキングでは、ベスト5入りの常連国です(日本もベスト10圏内)
- ニュージーランドは世界幸福度ランキングでは、ベスト10入りの常連国です(日本は50位後半に降下中)
- ニュージーランドと言えば、羊・キウィ・マヌカハニー・・・
日本は【非核三原則】を唱えてはいても、原発は何故か別枠。
そんな【非核三原則】ですら、「廃棄してしまえ」という勢力が多くなってきています。
クライストチャーチは実に美しい街!
どの家のガーデンも百花繚乱を競い合います。
日が沈んだ後、ネオンが煌くこともない健やかさ。
当時は、夕方5時になると店はシャッターを下ろしていましたが、今でも6時か6時半頃に閉まるようですね。
仕事が終えれば、家で楽しんだりくつろぐ…それが常識のようです。
そして、New Zealandの食品基準は世界で指折りの厳しさ。
食事も実に美味い!
オークランドで食したシュリンプのカクテルの味は未だに忘れません。
おそらく、生涯を閉じるときに、最も美味しかった食事を挙げよと言われれば、このシュリンプカクテルを挙げると思います。
今でも隙あらば食品偽装してしまう国は置いて行かれるばかりかもしれません?
今から30年以上前の1985年、私たちは新婚旅行でニュージーランドを訪れました。
企業の技術屋として真っ白に燃え尽きるかと思った20代後半の日々を経た後のジャスト30歳での結婚でした。(そんなことはどうでもいいことです、すみません。)
あの頃は、まだ新婚旅行としてもメジャーなコースではなく、やっぱりハワイがメジャーだった時代。
参加カップルも少なく、ほとんどフリーだったからこその珍道中が今も思い出を飾ります。
拙い英語にも笑顔で応えてくれた街の人々。
そして、最初に訪れたクライストチャーチでは8月6日は【HIROSHIMA DAY】なんですね。
本当は、唯一の被爆国である日本こそが、世界に規範を示さねばならないはずなのに…。
世界で唯一の被爆国なのに「非核3原則」も形骸化させたい日本よりもはるかに核に対して賢明な道を選んだコモンセンスの国なのでしょうね。
ちょうど私たちが訪れた頃に、【非核宣言】のメモリアルディとして始まったようですが、その時の首相こそが世界に対して、米仏に対して【非核】政策を毅然として貫き続けたデビッド・ロンギ首相。
日本と同じく地震国として原発を持たない賢明さ。
それ以前に【非核】を掲げた良識。
「先進国からは落っこちした南太平洋のしがない国だから、現実離れした理想を押し通すことが出来たのだ」という陰口もあるようですけれども、こんな陰口を叩くのは、結局、深奥で人としてのあるべき姿を放棄することを、体のいい言葉で合理化しているだけではないでしょうかね?
確かに、統計上は一人当たりの所得を見ると、日本がニュージーランドより上位ですが、将来の社会保障までをトータルに見れば、全然立場が逆転してしまいます。
家内の知り合いがニュージーランドで暮らしていますが、暮らしやすさは日本の比ではないと仰っているようです。
ある意味、日本は、目の前にニンジンをぶら下げられてひた走るお馬さんが、走れなくなった途端に「自己責任だよ」と言い渡される様に似ているかもしれませんね。
何も、ニュージーランドが理想郷だなどと、美しい言葉で隣の芝生を語るつもりはありません。
人間である以上、どんな人々にもどんな国々にも様々な醜い面は多々あるので自然なことなのですから・・・。
ですから、「世界平和度指数ランキング」・「世界幸福度ランキング」なんてものやその数値だけを鵜呑みにしないでくださいね。
単なる傾向やメドの参考とされて、知りたい本質をピンポイントで調査されることが大切だと思います。
例えば、ニュージーランドもアイスランドも犯罪が起こらないわけではありません。
むしろ、犯罪率から見れば、日本の方が勝っているというのが事実ですが、統計だけを見ていれば隠れてしまうのです。
統計などというものを、特にニュースにされた時の見出しの文字面だけだけで安直に信じることは、あまり得策とは言えないどころか、大きな誤解を生む元になります。
それは別としても、一部の人々や未来の子どもたちに負の遺産・負の贈り物を意図的に押し付けることだけはいただけません。
本当に、遅れて来る人々に負の贈り物を意図的に押し付けることだけは愚かな身勝手です。
チェルノブイリを見れば一目瞭然ですが、100年後メドの「廃炉」にも見通しが立たない有り様が現実なのですから。
2011年、東日本大震災の少し前に発生したカンタベリー地震で大聖堂の尖塔は崩れ落ちたけれど、どうぞ泣かないでChristchurch。
むしろ、 「汚染水は完全にコントロールできている」などと技術チンプンカンプンのド素人文民トップが、スポーツバカではない世界のほとんどの人々は呆れ返ったであろう根拠のない無責任なハッタリをかましてまで、己が実績作りのためにオリンピックの招致に執念を燃やした厚顔無恥で無様な日本のトップの有り様にこそ泣いてやってください。
先住民族 マオリ族
ニュージーランドには先住民族のマオリ族が暮らしています。
オールブラックスが試合前に舞う「ハカ」はマオリ族の民族舞踊です。(左画像)
もちろん今までに様々な桎梏があったことは言うまでもありませんが、それを経てニュージーランドでは英語とマオリ語が公用語とされ、小学校ではマオリ語は必修となっているようです。
マオリ族でもマオリ語を喋れない人が多くなっているのは日本のアイヌと同じ状況と言えそうですが、マオリ語のみならずマオリ文化を大切にしようという姿勢を国家として示すことは、比率としてはアイヌほどマイノリティではないとは言え、マイノリティを尊重するという民主主義の根幹を希求しているという点で学ぶべき点が多いのではないでしょうか?
ニュージーランドの食品安全基準は世界でも有数の厳しさ
私の家内がパートで入っている厨房には天才的なシェフが居るのですが、その彼が「変な国産品を買うよりはNZ産の輸入食品を買う方が余程安心だ」と言っておられたそうです。
日本のように食品偽装など許されない国なのです。
そして、BSE(狂牛病)や口蹄疫等重大な家畜伝染病や植物病害虫は未だに発生したことがない国だということです。
日本では狂牛病騒ぎが起こった後、様々な対策をした結果、2013年にやっと【BSEのリスクを無視できる国】としてOEI(国際獣疫事務局)に認められたのですが、日本の狂牛病騒ぎの時もアメリカの牛肉の輸入が禁止されたときも、唯一安心して輸入することができた国がニュージーランドとオーストラリアであったことを見ても、その安心度が伺われます。
我が家では、お肉を買うとき、やはり国産を第一に選びますが、値段や状況によっては豪州産・ニュージーランド産であれば買うことも多いです。
アメリカ産は、いいものもあるのですが、やはり当たり外れが結構あるという経験値が頭から離れないんですよね。
さて、当社では一時期、【Spin・The・Best】にて、オーガニック商品の括りで、マヌカ・ハニーを販売しておりました。
マヌカはニュージーランドだけに自生する薬草の一種で、その蜜は昔から喉や咳、火傷に良いとされ、現在では、優れた殺菌抗菌効果にも注目が集まり、胃がんの原因となるピロリ菌を抑制することも分かっています。
それもあってか、日本でも知る人ぞ知るで、非常によく売れたのですが、このマヌカ・ハニーとその他特定商品だけしか売れませんでした。
ベルマン化粧品のサテライトショップというスタンスが悪かったこともあって、ショップとしては中途半端になるため販売は中断しています。
マヌカ・ハニーだけは販売を続けたかったのですが、ほとんど売れない商品も含めて同じ卸元だったため、中途半端な店には出来ませんので販売は中断しています。
販売していたのは、ニュージーランドの森林保護区域の奥の奥にあるマウンテンバレイ養蜂場の製品で、化学肥料や農薬などと無縁な自生するマヌーカの花を蜜源として、栄養素を保つために高温処理をせず、一切のブレンドもせず、ハチミツ収穫後1週間で瓶詰めをした製品でした。(左画像のマヌカは、また違うものですが、トップブランド製品です。)
当然、私たちも食したのですが、日本の蜂蜜にはない濃厚な味で、普通にパンに塗る程度ではもったいないと思える製品です。
粘りが強く濃厚で力強い味わいを味わうと同時に、料理で普通の蜂蜜をマヌカに置き換えたり、スイーツ作りなどにご利用ください。
ニュージーランド / クライストチャーチ・オークランドの風景
1985年1月28日~2月3日撮影の一部
※クリックすると、スライドショー形式でご覧いただけます。
※残りの写真も見つかり次第追加して参ります。
いつの頃からか、『経済成長、経済成長』との強迫概念に追い回されて、良いも悪いも関係なくただ稼ぐために盲目的に『仕事』と称する営みをすることで血眼になって大国を目指してきた私たちの国日本。
その結果、人としてニュージーランドより物心両面で幸せな生活を送れていると言えるのでしょうか?
むしろ、限りない将来への不安と今の苛立ちが国民の顔にありありと見え、ふと、虚しさがこみ上げてきます。
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