ダイトール(DYTOR) 10mg | ループ利尿剤
ダイトールはルプラック(Lupruc)のジェネリック薬
ダイトール(DYTOR) 10mgは、ルプラック(Lupruc)のジェネリック薬で、インドのシプラ(Cipla)社が製造しています。
先発薬の「ルプラック」はトラセミド(Torasemide) を有効成分とする、主に浮腫(むくみ)の治療に適応されるループ利尿剤で、田辺三菱製薬が製造販売する日本での先発薬の商品名です。
ループ利尿剤は腎機能に悪影響を与えず、同じ利尿剤であるラシックス錠(成分名:フロセミド)に比べて、低カリウム血症の副作用も少ないことで、「ルプラック」は利尿薬の第一選択肢とされます。
一般的に、トラセミドは、心不全や高血圧の治療薬としても使用されますが、「ルプラック」にはこれらの適応は基本的にはありません。
ダイトール(DYTOR) を製造しているシプラ(Cipla)社はジェネリックで世界を席捲するインドの製薬会社のベスト5に入る企業です。
製造元のシプラ(Cipla)社は、ジェネリック薬で躍進するインドの製薬会社でも第4位にまで上りつめて来た大手の老舗製薬会社です。
アフリカで使用されているHIV治療薬の3分の1が同社で生産されていると言われており、同社を率いるYusuf Hamied氏は「数百万人の命を救った現代のロビン・フッド」と称賛されています。
特に、ジスロマック(ファイザー)のジェネリック薬「アジー」は人間用もペット用も大ヒットの様相を呈しています。
但し、「ルプラック」もそのジェネリック薬も処方薬ですから、医師の処方なしには手に入れることはできません。
ですから、特に大した診察も必要なく、単に決まりきったお薬を服用するだけの場合は、健康保険が適用される大部分の方においては、処方箋だけを書いてもらって、国で承認されたジェネリック薬だけを処方箋薬局に取りに行くことが最も経済的と言えます。
ただ、海外のジェネリック薬を個人輸入で入手することは可能です。
その利便性と、いちいち医師の処方を貰うのも面倒くさい気持ちが相まって、個人輸入に頼るニーズはかなり多いと見受けられます。
ジェネリック薬あるいは先発薬の個人輸入による購入について
私自身も、毎月毎月薬を貰うためだけに診察を受けていますから、お薬代を節約するために、ジェネリックはないかと調べたほどで、お気持ちはよーく分かります。
海外のジェネリック薬があれば、健康保険を考慮したとしても、コスト的にはどっこいどっこいであることも分かりましたので、個人輸入もアリかなと考えていました。
もちろん、自己責任は十分承知してのことです。
決まりきったお薬なら、お国に保護された医療や医薬品業界にご奉仕するより、診察は半年に1度程度としてもらって、普段はともかく海外ジェネリック薬にしてみようと考えたのですが、悲しいかな海外でもジェネリック薬がないのでした!
2020年1月 自分のお薬でも先発薬をまとめ購入して初適用し、ワンちゃんのフィラリア予防やノミ・ダニ駆除とともに大いに助かっております。(この度の新型コロナの事態にも病院に行かなくて済んでます。)
ジェネリック薬の個人輸入の場合ですと、通常の先発薬を保険が利いて購入する場合比べ、少し割安~トントン程度の出費ですが、先発薬の個人輸入の場合はかなり割高になります。
以下のような場合で個人輸入での医薬品の購入を検討される方が多いと思うのですが、あくまで、ご自身の考え方と自己責任において行わなければなりません。
- 何らかの健康保険に加入できていない方(3~4%)
- 実質的に決まりきった処方薬を貰うためだけに仕方なく毎月毎月再診を受けておられる患者さん
- 特に重大な病気ではないので、初診以降は処方薬だけが欲しい患者さん
- 対象の薬について十分な知識と使用経験があり、日頃から日常薬として常備しておられる方
もし、個人輸入で購入しようと決断された場合に、注意しなければならない点は、
- ペット用は先発薬と同一品レベルでも節約効果が大きいですが、人間用はジェネリック薬でないと節約効果は少ない
- ジェネリック薬の場合、得体のしれない薬品会社の製品は避ける(厚労省の注意喚起する点)
- 副作用などのトラブルがあっても保障はない(厚労省の注意喚起する点)
- 偽薬を販売した前歴のある販売業者は避ける(厚労省の注意喚起する点)
といったところになるでしょうか。
ペットの薬では、先発薬そのものが多く、ジェネリック薬でもインドの大手製薬会社が製造しているものが多いですので、販売者さえ見極めることが出来れば、それほど心配はないと思いますが、問題は人間のお薬です。
厚労省の注意喚起するような点において、その違法性で大きな問題になっているのは、ほとんどがED治療薬や経口避妊薬、痩せ薬の類で、たいていは名前だけでも胡散臭いと思うような製品、且つ、得体のしれない会社が製造元であり、ケバケバしい宣伝をしているものが大部分です。
少なくとも、先発薬はもちろんジェネリック薬でも、各国の指折りの製薬会社の製品の偽薬が出回った例は、私が知っている範囲では、ほとんど見かけたことがありません。
ダイトール 10mgでお薬代の比較
「ルプラック」は、日本では4mg及び8mgの2種類で処方されます。
尚、ジェネリック薬ダイトールは、10mg以外は販売されていません。
日本の処方では、浮腫治療において1日1回4~8mgの服用になりますので、最初はビルカッターで半割にして少量で様子を見ることが安全でしょう。
常に浮腫みがちで「ルプラック」を常用しておられる方なら、服用量も心得ておられるでしょうが、そうでない場合は、まず処方に準じた少量から始められた方が無難です。
そこで、ダイトール 1箱=10mg×75錠(1回10mg服用で約2か月半分)を基準に比較します。
ただ、2箱以上になるとケタ違いに単価が下がる(2箱で約36%ダウン:本薬の場合は5箱で保険適用時よりも安価)ことも頭に入れておかれてください。
同じ「ルプラック」のジェネリック薬で、同じくインドのインタス ファーマ(Intas Pharma)社が販売する「トール 20mg」との節約度に関心があられるかもしれませんね。
2019年現在では、インド製薬会社のランキングでは少し上のシプラ(Cipla)社の本薬ダイトールの方がmg単価は少しお安くなっています。
ただ、20mgの製品はありませんので、10mgと20mgの使い勝手によって10mgを選ぶ方には、ダイトールの方が価格メリットは出るということになります。
ルプラック 8mg×94錠 =病院処方= |
ダイトール10mg×75錠 =ジェネリック薬= =通販購入(個人輸入)= |
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イメージ | ||
価格 | 保険適用:1,747円(非課税) 保険適用外:5,158円(非課税) |
3,726円(税込み) 2,352円(2箱購入時単価) |
詳細ページ | - | ダイトール10mg(ルプラックジェネリック) |
※「病院処方:保険適用」は薬価×0.3 + 処方箋手数料・技術料etc(1回と仮定、及び1回800円と仮定)から算出。
※「病院処方:保険適用外」は薬価 + 処方箋手数料・技術料etc(1回と仮定、及び1回2,000円と仮定)から算出。
※薬価は2019年10月以降の薬価です。
- ルプラック錠 4mg:21.1円
- ルプラック錠 8mg:33,6円
※「病院処方」は受診が前提ですので、別途、検査費・診療費がかかります。
※「通販購入」は2箱以上での購入の場合、ケタ違いに単価が下がります。
※「通販購入」はショップや購入金額により送料がかかる場合があります。
(上記価格の参考としている「くすりエクスプレス」は全国無料)
※「通販購入」の価格は変動することがあります。
また、セールやセット販売がある場合には、さらに単価は下がります。
先発薬「ルプラック」の効能・効果
ルプラック錠 4mg,8mg
【効能・効果】
心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫
【用法・用量】
通常、成人には、トラセミドとして、1日1回4~8mgを経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ルプラック及びジェネリック薬ダイトールの場合、禁忌や留意事項が多々ありますので、十分に添付資料で確認の上、正しく服用してください。
いずれにしても、安易な医薬品の使用は危険ですから、必ず服用規則を守りましょう。
初めての服用の場合は、まずは病院で処方してもらうことをおすすめします。
節約に適したケースでご利用される場合は、業者の選択には細心の注意が必要です。
歴史があって、長期間にトラブルや偽造品販売の前歴のない大手業者を選ぶのが無難です。
もう1点、怪しげな中小の業者から経口避妊薬やED関連、健康食品やサプリなどは買わない方が無難です。
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