ペットと泊まれる素敵な屋島の宿 桃太郎
9月のシルバーウィークに愛犬の柴犬ラプラス号(3歳半)と家族連れで旅行に行きました。
4人揃っての旅行は、伝説として子どもたちも語り継いでくれるであろう京都美山辺境の旅以来10余年ぶりぐらいかもしれません。
もちろんラプラス君にとっても初めての旅行。
実は、ラプラス君はツンデレのくせにとっても寂しがり屋さん。
息子がペットホテルに預けて人間だけで行くのはかわいそうやからと企画・招待。
そして、さてどこに行こうか?
と私が探しだしたのが、今回お邪魔した四国は高松の屋島の宿 桃太郎さんでした。
いろいろリサーチしましたが、結構ワンコの管理に神経を遣いそうだったり、ペットが泊まれる代わりに食事がイマイチそうだったりばかりだった中でひときわ「これならいいかも」と直感したのが屋島の『桃太郎』さんで、しかもそう思えるのはここだけでした。
案の定、7月に予約を入れようとしたときには、夏休み中はほぼ満室。
なんせ、1日3件しか宿泊できないのです。
実際に泊まらせていただいて分かりましたが、他2件の泊り客さんとも朝食で顔を合わせる以外は館内でお会いすることもなく(思った以上に広い!)、実にゆったりとのびのび過ごせました。
ペット同士の吠え合いなどを避けるためが大きな理由なのでしょうが、客室と同じ広さの夕食専用室(和室)が隣に設けてあるという贅沢な使い方!
その上、他の2つの客室とも離れているんですね。(他の2つはお互いに近いのかもしれませんが、そこまでウロウロ探索などはしなかったもので…)
ともかくもワンコのことを気にすることなく気兼ねなく部屋でくつろげました。
他の2組はいずれもご夫婦で、お隣の愛媛と九州は佐賀から来られていたようでした。
但し、
- ワンコ君が無駄に吠えないこと
- ワンコ君が持参したシーツでしか用を足さないか、室内では絶対に用を足さないように躾けられている
ことだけはクリアしておかないとお宿にも迷惑をかけることになりますし、後々泊まる方にも失礼になるかと思います。
これさえ出来ていれば、
- 夕食は専用のお部屋で一緒に食事ができます
- 朝食も階下の食堂で一緒に食事ができます
宿のすぐ前は展望台として広場なのですが、わざわざ降りて外に出なくても、部屋からゆったりと同じ屋島の絶景を見下ろせます。
桃太郎伝説の「鬼ヶ島」である女木島と男木島、そして高松市内が一望に見渡せ、夜景も綺麗でした。
ここから見る夕日は『日本の夕陽百選』に選ばれているそうです。
若い頃、勤務で通っていた瀬田の唐橋の夕日も綺麗でしたが、やはり海を背景に水平線を見下ろしながら眺める夕日は格別の趣があります。
歴史好きの方であれば、何よりも平家の没落に思いを馳せるに相応しいこれ以上の夕日はなかろうというシチュエーションでしょうか?
夕食では何とラプラス君専用に何と蒸しささみのサービスが!!
でも、今日は初めての旅で興奮MAXでお疲れモード。
鯛の姿蒸しを少しお相伴に預かってからは、私の横で伏せ状態でウトウト。
朝食も食堂で静かに伏せで待つことができました。
他の2組さんは小型犬で、お部屋に持ち込んだケージでお留守番させているんでしょうね、ご夫婦だけで食事をされていました。
ラプラス君にはそれが出来ません?(´_`。)グスン
部屋でお留守番をさせようものなら、それこそ宿中に遠吠えが響き渡ったことでしょう。
来る途中のサービスエリアでも、誰かがショッピングやトイレに入ろうものなら、フーンフーンと悲しげな声を上げ、出て来るまで動きません。
これは、次の日に立ち寄った国営讃岐まんのう公園でもどこに行けども同じくです。
普段でも、家で一人でお留守番は出来るんですが、散歩などで一緒に出ると、ちょっと繋いでコンビニに入ることも公衆トイレに入ることも出来ません?(???)。
さて、肝心の食事ですが、出て来る品出て来る品全てが実に絶品の美味しさ。
料理長(息子さん)は京料理の老舗で修業を積まれたそうで、「さもありなん」の心づくしが溢れる芸術品でした。
メインは鯛の姿蒸しでしたが、メチャうま!
近くで作られているザラ塩が周囲に盛られており、これがまた美味。
美味しい鯛がさらにおいしくなるような絶品のお塩でした!
元治さんの塩(朝ドラ『まれ』)と食べ比べてみたい気がしましたね。
その後も続々と心づくしの逸品が運ばれてきます。
瀬戸内海の新鮮な幸に頬が落ちるような幸せな食事でした。
旅の一番の楽しみは何と言っても食事ですけれど、ペット可だから食事は期待していなかった家内もビックリ!
鱧(ハモ)はあまり好きではなかったのですが、「こんなに柔らかい鱧料理は生まれて初めて食べた」と感激していました。
朝は朝で香川ならではの手打ちさぬきうどんに「これぞ日本人の朝食」が並び、もう、本当に美味しいとしか言いようがないですね。
そういえば、チェックインした時に出して頂いた栗羊羹も実に美味かったので、朝食時に、どこかで買えますかときいたところ、桃太郎さんの手作りだそうで買えないとのこと残念でした。
何から何までこだわりが感じられる料理。
人数をとってサービスを落とすことなど考えておられない姿勢。
世の中全てがそうであってほしいと願うばかりです。
確かに、ペットが泊まれることと食事の美味しさが両立するお宿なんて、まず皆無でしょうね。
[結論]
いやぁ素晴らしい旅行でした!!
我がリサーチ力と選別眼を自分で讃えましたね!
我が家からだと休憩なしでいけば車で3時間程度と距離的にもベストですし・・・。
近くにいながら神戸ルミナリエも見に行ったこともなく、見にいく気もない人間が、今回初めて明石海峡、鳴門海峡をクリアできてしまったことがちょっと口惜しいですが…。
旅行の前日になって宿の決まりを再チェックしたところ、「ケージがいるんとちゃうやろか?」と不安になりましたが、どうにでもなるやろと思い直して出発。
ラプラス君は、かつてリフォームの際に長期間預けられた時(この時も毎日散歩に通ったのですが)かシャンプーで預けられる時にしか車に乗ったことがないので、「どこかに預けられるんとちゃうやろか?」と大不安で興奮気味。
でも、淡路島に入ったすぐのSAで休憩をとってからは、少しは安心して落ち着いた様子でした。
そして目的のお宿でも、とてもお行儀よく過ごせ、おかみさんにも「おとなしいね」と褒められ、心配も杞憂に終わりました。
その上、チェックアウトの際には「ほんと仲の良いご家族ですね!いろんな家族見てますからすぐに分かります」とお褒めいただき最高の旅でした。
是非、再び訪れたい宿でした。
最後に、屋島ドライブウェイを登り切ったところにあるのですが、登り切ったところで「エッ、どこに行けばいいの?」になります。
と言うのも、登り切ったら屋島の公共駐車場で、すぐに誘導されることになるのでちょっと戸惑ってしまいます。
誘導の係員に尋ねると新米なのか、なかなか要領を得た答えが返って来ず、とりあえず駐車場に入れて宿に電話する羽目に。
登り切るとすぐに小さなプレハブの白い事務所(誰も居なかった)があり、その先すぐのところに誘導員も居るのですぐに駐車場だと分かります。
写真は早朝に撮ったものなので車も人も居ませんが…。
いぶかしげに思いながらもそのまま直進するしかなく(➡)、誘導員に聞くことになったわけです。
結果的には、写真のようにプレハブ事務所をすぐに➡を進んで、細い観光客の散策路に入っていくのでした。
但し、
※チェックインタイムの15時以降でないと通行はできません。
※他にも、望海荘というホテルも同じアクセスです。
初めて行かれたら、多分ここで戸惑います(カーナビも終了されちゃいます)
ご参考にしていただければ幸いです。
今回は、私の溜まっている楽天ポイントからも16,000ポイントを補助しました。
是非、ペットと一緒にいい旅をされて下さい。
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