親を捨てよ、家を出よう-阿月ヒカル

阿月ヒカル-親を捨てよ、家を出よう-子供を一人前にしたければ、上手に殺されなさい

親を捨てよ、家を出よう

子供を一人前にしたければ、上手に殺されなさい

と言いたいところだが、自分が精神的な父親殺しを経験してないだけに、分からないのだろう。

かつて、寺山修司は言った。『書を捨てよ、町へ出よう』
これを阿月流に応用すれば、『親を捨てよ、家を出よう』になる。

↑画像クリックで拡大

阿月工房さんのサイト「言葉の花束・Eclipse」
『親を捨てよ、家を出よう』より

既にサイトは閉鎖されてしまいました。

ところが、↓


2007年8月 正真正銘の阿月様よりメールを頂き、下記サイトでバックナンバーが公開されている旨ご連絡頂きました。
その後、変遷がありましたが、現在はちょっと見れないようです。(格納されたのかな?)
その代わりと言ってはなんですが、下記をご紹介しておきましょう。

寺山修司の『時速100キロの人生相談』~高校生の悩みに芸術的回答~

もともと、ご姉妹でサイト【阿月工房】を運営されていたように思いますが、おそらく、今回メールを頂いたのは、お姉さんのサイトにエッセイ【eclipse】を掲載されていた妹さんだと思います。
どちらにしても、ご姉妹そろって、素晴らしい感性で文章を書いておられました。

現在は阿月まりさん、あるいはベルバラ関連のエッセイでは優月まりさんとして、サイトを運営されています。
素晴らしい知的感性が溢れる「恋と生き方」のエッセイページですので、是非ご訪問されてみてください。
国際結婚されて落ち着かれた今、新たなサイトとともに子育てのメールマガジンも発行されています。

サイトのTOPページは↓こちら↓です。

阿月ファンだった僕としては、メールを頂いたときには、探し物を見つけたときのように嬉しい思いが溢れました。

下記の『阿月ヒカルさんについて~ことばのちから~』もご一読ください。


2000.11.11著

昨日、久々に5年生のわが息子を叱って、夜の11時も過ぎて寒空に叩き出した。
お尻を思い切り叩いた。お尻を2回ほど足で蹴ってもしまった。
傍目にみれば虐待に映ったかもしれない。

これほど激しく怒るときは己が心の震え、痛みも激しい。
「甘やかしてばっかりいないで、時々は怒ってよ」と妻からクレームをつけられるほどめったには怒らないが、怒るときは徹底的に怒る。
どうもそういう傾向と言おうか流儀が僕にはある。

妻は、2人の子どもに応じて隔年程度に何度かPTAの役員や学級代表などをしている。
決して、好き好んでしている訳ではない。
誰も引き受けないダンマリ忍耐合戦に耐え切れず、アホらしくなって連年の任務でも覚悟して口火を切るそうである。

働いているわけでもないのに一度も引き受けない人が沢山いる。
又、そういう人に限って文句だけは一人前なのには口をアングリということも少なくないらしい。

実は僕自身、この手の人間が一番嫌いというか、どんな精神構造をしているのかが不思議でならない。
自分のことを棚に上げて、人だけ攻撃するという人間は最低の人種ではなかろうか?と思う。

PTAに限らず、世の中のことたいがいにおいて、
自分の責任であっても人に責任を押し付ける人種自分に責任が無くても自らの責任を問い、その一端を背負う人種とにはっきり二分されるような気がするのは気のせいではないだろう。

勉強と躾は学校に任せ、進学は塾に任せ、教養は習い事に任せ、子守はテレビやテレビゲームに任せ、食事は外食や市販のお惣菜に任せ、PTAは他人に押し付ける。

とくれば、私は何をする人ぞ。
クレームをつけることぐらいしかやることがない。
そして、人にイチャモンをつけるのがこれ又面白い。

止められないほど快感。
親としての責任までが人に面倒見てもらえるからとっても気が楽!
「私の子どもがこんなになったのはひとえに学校の責任よ!」に行き着くらしい。

過去、僕の2人の子どもの担任になった先生で親の評判のよくない先生が何人かあった。
実際ふたを開けてみると反対に例外なく素晴らしいか、むしろ良い部類に入る先生だなぁという感想の先生たちであった。
きちんとした根拠に裏付けられたポリシーをお持ちだった。

一方、親に評判の良かった先生は、実は、授業中に塾の勉強をしていてもOKの先生群であることが後で分かったのだが・・・。

そのうちの一人の男性教諭は顔を見ただけで、所謂文部省推薦/紋切り型人間の代表選手であることが体全体に刻み込まれているのが一目で分かった。
僕は、この手の教師には嘔吐をもよおす・・。

「前例がありませんので・・・」「規則ですから・・・」「慣習ですから・・・」等と繰り返すことだけを商売にしている類の種族である。
そして、もう一つ、「目に見えてえこひいき」をする特徴がある。

「愛」のかけらも無い。
持ち合わせているのは「単純事務作業の虫」であることだけなのだ。
エンデ流にいえば、時間銀行の最も重要な融資先になるのだろうか・・・。

民間ではどこに行っても先ず役に立たないような気の無い抜けた赤ら顔。
”ゾゾゲ”が立つとはこういう人間を見て発するのだと瞬間に思った。

愛することの辛さとしんどさと責任までを放棄した親たちに子どもたちは何を見ているだろうか・・。
”寄生”の安寧に身を委ねているのは確実に「親」なのだ。
そして子どもが自らが親になり、新たな”寄生”を再生産していくというはてしない物語・・・。

妻は言った。
「この世を支えているのは1/3か良心的に見積もっても半分の人だと思う。」
社会に寄生する者は、親子関係にさえ寄生するのだろうか・・?

愛される自分を見出しながら、親を超えて本当の大人に巣立っていく子どもたちがどれほどいるだろうかと嘆かざるを得ない。

今や、捨てるべき書などは最初から無いに等しい。
今、捨てなければならないのは、親であり携帯であり、書は拾わなければならないものではないだろうか?


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