ダメなホームページにしないためのヒント

絶対に成功しないホームページとは

  1. ホームページを作った後は放置(特にボリュームが小さい場合ですが、放置してても強いサイトは可能)
  2. テキストが少なく画像がむやみに多い(特にバナー・カタログ貼り付け型)
  3. URLにシステムの投稿IDなど意味の無い英数字列が羅列されている
  4. スマホ対応・レスポンシブ対応をしていない
  5. 表示されるまでに時間がかかる(所謂「重い」)

これらは、SEOに対する対策とも重複しますが、何よりも「作ったらお終い」にしてしまうことほどHPを意味のない存在に追い込むことはないということを分かっていただくことほど重要なことはありません。

ホームページは難しいことと考えられているからかもしれませんが、ワードプレス(WP)でも、ホームページを作ってもらって、追加や修正ができるようにセットアップさえしてもらえれば、あとは普通のブログと同じだということを、もっと体で体験すべきなんです。

ダメなホームページにしないために悩む

但し、個人的なブログならどうでもいいですが、会社のホームページと位置付けたなら、最低限のことだけは覚えておかねばならないことは事実です。

しかし、その程度なら、実はサルでもできる簡単なことなんです。

その意味で、最悪のHPのあり方を挙げたのが上の5つのポイントです。

4と5はホームページを作ってもらう業者を選定した段階で決定してしまいます。

ホームページを作った後は放置

一般的な会社紹介型コーポレートサイトの場合

会社を認知してもらう目的だけのためのコーポレートサイトHPなら、それほど更新する必要はありませんから、放置していていけないということはありません。

但し、この場合は、ページ数においても1ページのコンテンツにおいても、ある程度のボリュームがなければなりません。

ある程度のボリュームを、SEOを考慮してしっかりと作り込めば、放置しておいても強いサイトにすることはできます。

と言うか、自社を広く知ってもらい、問い合わせなどを増やしたい場合は、自然に熱意ある文章で事業やサービスを紹介するものですから、知らぬ間にボリュームは大きくなっているはずです。

やはり、ページ数では20ページを越えたいところですし、そうなれば、更新などしなくても強いポジションを取ることは可能です。

それは、当然のことながら、そのボリュームをして、検索エンジン表示でより上位を取れるポジションを達成してくれる制作でなければならないことを意味します。

ただ、そこまでの完成状態をすべて制作業者に任せるとすれば、業者の得手不得手と能力でポジションがすべて決まってしまいますので、デザイン重視の会社なのかSEOに強さを持つ会社なのか、営業コンサル的な能力に優れた会社なのか、何のとりえもない素人会社なのかを見極めておかないと、HPを持った目的が達成できない場合も出てくる可能性があります。

20ページ程度のボリュームになれば上位表示は十分可能です。
もちろん、時々、新しい情報を追加したり更新していけば、徐々に一層強くしていくことはできます。

日々の営業活動的な店舗サイト・コーポレートサイトの場合

考え方は会社紹介型コーポレートサイトと同じですが、情報を追加したり更新すべきことは格段に多くなるはずです。
しかし、そのような更新・追加はどのライバルサイトも同じですから、「して当たり前」です。

むしろ、SEO的により有利な位置を取るためや訪問客に快適に閲覧してもらうための改善を行うことが差別化したいのであれば、より必要になってきます。

ですから、ホームページを作った後は自前で更新や追加を行えることが必須です。
それが出来ないと、業者にお願いしなければならず、維持管理費以外に別途の費用がかかりますので、ついついそのままにしがちになります。

そのようなニーズに応えるために、「更新・追加は自分で無制限に自由にできます」というサービスを付加しているシステムもあります。

便利なように見えますが、これが結構曲者です。
何の知識もない人が好きなように更新しても、HPにとっては逆効果になっている事例もたくさん目にします。

悪い言葉ですが、「もう無茶苦茶です」というレベルはたくさん目にします。
更新しない方がマシなレベルです。
更新・追加は自由でも、知識も教えてくれなければ、サポートもないのが普通です。

そのシステムの中では辻褄が合って表示されていますが、コピペしてWORDに貼り付けるだけですら無茶苦茶なことが分かります。

いくら未熟な検索エンジンロボットでも、ここまで酷いものを間違って評価してくれる可能性はまずないでしょう。

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「ホームページは業者に作ってもらえばいい」「維持管理も必要経費の内」という考えでHPを作られるならやめた方がマシです。
その分、従業員の給料に充ててあげてください。

自分の手で更新も追加もするつもりがないようではホームページを持つ意味は全くありません。

テキストが少なく画像がむやみに多い(特にバナー・カタログ貼り付け型)

これは、5.とも関連することになりますが、ホームページの業種や形態や目的やカテゴリーに関係なく、検索エンジンロボットにすれば「内容が乏しいページ」としか認識しませんから、当然ながら、ほとんどの人の目に留まらない存在で終わってしまいます。

たとえ、SNSやブログでのPRで誰かが訪れたとしても、「手抜きホームページだな!」と見抜かれ、嘲笑されるのがオチです。

何らかのショッピングサイトであれば、パンフレットのベタ張りが縦長に続くのも見慣れた光景として流せますが、それとて、怪しげな三流品だから手っ取り早く売ろうとしているな!としか映りません。
まぁ、そう映らない方々が多いから成立しているとも言えますが、所詮は一時的な売れ行きです。

それも、まだバナー画像の作り方が上手ければ印象も変わるでしょうが、デザインの洗練されたサイトが多くなってきた今、ダサさが浮き彫りになるだけのサイトになってしまいます。

こういった作り方をする制作会社もいまだにありますから仕方がないのですが..。

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画像は文章を補足するものであり、文章で書けることをむやみに画像にしない。
説明を分かりやすくするための画像は適切に!装飾デザインとしての画像は最小限に!

それがユーザにとって、飽きの来ない最も心地よい安定した空間になります。

URLにシステムの投稿IDなど意味の無い英数字列が羅列されている

無料のサービスでない限り、URLが意味不明の英数字記号の羅列になっていることは今では少ないとは思いますが、自分で作ることが出来るシステムなどの場合では、URLを全く意識しないで、デフォルトのままアップされている例も見受けられます。

URLはページの内容と関連のある単語としてください。
URLとページ内容が整合しているだけでも、その単語を重要な単語として扱い、評価はプラスに働きます。
また、訪問者にとっても関連付けしやすく覚えやすいものになります。

quick advice3

個人的なブログでは何の知識も必要ありませんが、会社や店舗のホームページともなると最低限の知識は必要だという代表例です。

自由に追加や更新できるシステムを与えられても、誰もコンテンツを作るための常識ですら教えてくれません。

スマホ対応・レスポンシブ対応をしていない

今や、スマートフォンは当たり前のように1人が1台持つ時代となり、ホームページの閲覧割合もスマホからのアクセスの方が多いのが常識になっています。

そのこともあって、Googleはモバイルフレンドリーであることを高く評価します。
そして、専用サイトを作るよりもレスポンシブデザインを推奨しています。
やはり、googleさんの言うことは聞いておいた方が得策です!

レスポンシブ ウェブ デザインをおすすめする理由は以下のとおりです。

  • URL が 1 つなので、ユーザーによるコンテンツの共有やリンクが簡単になります。
  • 対応するパソコン用ページやモバイル用ページが存在することを Google のアルゴリズムに伝える必要がなく、ページへのインデックス プロパティの割り当てが正確に行われます。
  • 同じコンテンツのページをいくつも維持管理する手間が省けます。
  • モバイルサイトでよくある誤りに陥る可能性を抑えることができます。
  • ユーザーをデバイスごとに最適化したページにリダイレクトする必要がないため、読み込み時間を短縮できます。ユーザー エージェントに基づくリダイレクトはエラーが発生しやすく、ユーザー エクスペリエンスを損なうおそれがあります(詳しくは、ユーザー エージェントを正しく検出するをご覧ください)。
  • Googlebot がサイトをクロールするために必要なリソースを節約できます。同じコンテンツのページが複数存在すると、別々の Googlebot ユーザー エージェントが複数回クロールしてすべてのバージョンを取得する必要があります。一方、レスポンシブ ウェブ デザインの場合は、1 つの Googlebot ユーザー エージェントがページを一度クロールするだけで済みます。Google によるクロールの効率が上がると、サイト内のより多くのコンテンツがインデックスに登録され、適切な間隔で更新されることにつながります。

Google レスポンシブ ウェブ デザイン

まだ、レスポンシブに対応していないページも結構多く見かけられますが、そのままにしておくと、今上位で表示されていても、いずれポジションを低くしていくことは間違いないだろうと推測されます。

それ以上に、訪問したユーザから「まだPCだけかよ!」と思われてしまうことは、長い目で見た損失に繋がります。

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PCとスマホで別々のサイトを作る発想の制作会社もあります。

費用が2倍までは取らないようですが、2倍近くはかかることを覚悟せねばなりません。

表示されるまでに時間がかかる(所謂「重い」)

2.の「むやみに画像が多い」場合は、当然重さの原因になってきますが、それ以上に、スマホで撮った写真をそのままアップしたりしていると、とんでもなく重くなります。

すなわち、画像に関してだけでも、リサイズや圧縮に対する知識を持っていないと大損をすることになります。

その他、サイトのスピードの高速化には、ベースシステムの良否が大きく影響します。
その点で、当社がベースとしている【Luxeritas】は高速性にかけてはピカ一のシステムです。

その証拠に、本サイトもデモサイトもスピード分析ではほぼ100点を叩き出しています。

また、【賢威】も間もなくリリースされるver.8からは、コンセプトだけからも高速性が著しく改善されることは目に見えています。

やはり、この2つのベースシステムは、総合的にTOPの座にあることは間違いないでしょう。

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デザインと高速性は、相矛盾するするところがどうしても出てきます。

ベースシステムが悪いといくら頑張っても浮かばれないことも事実です。

そんな時は、貴社はもうすでに結構認知されているのかどうかで判断されるのがよいでしょう。