悪戯の決算

2011.7.20著

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「悪戯の決算」は、推敲も何もしないままの僕の拙稿です。

偉大な人々の言葉の間に挿入するべきものではありませんが、一生変わることのない素直な人生観として入れてみました。

大震災による原発事故もそうですが、子どもたちのいじめのニュースを聞くにつけても、何故こうも他人の尊厳をいともたやすく踏みにじるのか？
こんな思いはいつの世になれば消えるのだろうかと悲しくなるばかりです。

悪戯の決算

僕は、どうもあなたが気に食わないのだけれど、
それでも頼まなければならないことがある

どうか、あなたの子どもたち全てに、
自然を畏怖する遺伝子をこっそりと仕込んでやってほしい

これから生まれ来る子どもたちにではなく、
今生きているあなたの子どもたち全てにだ

おまえたちのために自然はあるのではなく、
おまえたちが自然の一つに過ぎないちっぽけな奴等であること

お前たちは決して自然の支配者ではないということ
こっそりと細胞の隅々まで刷り込んでやってほしい

そう！必ず、こっそりとだ
特に、人の支配者になりたがっている奴等に刷り込むことを忘れないでくれ

僕は、いつもあなたが気に食わなかったのだけれど、
それでも頭を下げてお願いしなければならないことがある

どうか、あなたの子どもたち全てにc²のデカさにたじろぐ遺伝子を
密かに仕込んでやってほしい

これから生まれ来る子どもたちにではなく、
今生きているあなたの子どもたち全てにだ

おまえたちにmc²の種明かしなどできるものか
おまえたちが私に取って代わろうとするなど3億光年早いのだということ

おまえたちは決して自然の支配者ではないということ
密かに細胞の隅々まで刷り込んでやってほしい

そう！必ず、気付かれぬように密かにだ
特に、人のふんどしで性急な欲望を満たす奴等に刷り込むことを忘れないでくれ

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「これは何のことですか？」なる質問を頂きました。

一言で言えば、「神への抗議文」と言ったところでしょうか？

2011年の東日本大震災の後、震災とは関係ありませんが、母の弔いも一段落した7月に、
神よあなたが存在するのならあなたはこういう形で落とし前をつけるべきではないか
という思いからしたためた詩的な独り言です。

自然は決して優しいときばかりではありませんけれど、人は人のために優しくないときがあってはならない。

少なくとも、いくら可能性が小さいとは言っても、それを理由に100％の保証が出来ないことを、しかも無くても済ませられることを自分の名誉や野心や金銭欲のために遂行する人々の遺伝子をこっそり入れ替えてやるべきなのではないか？

もし、あなたが万能だと言うのなら・・・。

そんな思いは若い頃からいまだに消えることがありません。
ある意味、自分は神に反抗するために生きていると感じることがよくあります。

実は、若い頃は「神に復讐するために自分はある」と考えていたのです。
『復讐』から『反抗』に格下げされてしまったようです。

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