我が家のラプラス号が散歩デビューした頃に、散歩途中で「柴犬って飼うのは難しいですか?」って尋ねられた女性が居られました。
そして程なく、ラプラス君よりも約4歳年上のお姉さん「京ちゃん」を譲り受けられ、散歩でよくお会いするようになりました。
その京ちゃんが、2018年の夏、突然歩けなくなり、7月の終わりか8月の最初頃に亡くなってしまったのです。
6月ごろに急に歩くのがおぼつかなくなり、かかりつけの動物病院の紹介で大阪の大きな動物病院に連れていかれて検査したところ、頸椎の辺りにできた癌が原因だったようです。
お話を聞いた限りでは、おそらく第1頸椎部付近だと推察されますが、脳に近い所で切除手術は困難と診断されたようです。
前年の2017年の8月には、やっぱり4歳ほど上だった先輩アオちゃん(君)が熱中症で突然死してしまってビックリしたというのに、続けて仲良くしていただいた柴犬が亡くなるなんて。
アオちゃんは元々アトピーで皮膚も弱かったから、感染症にもかかりやすかったのだろうななんて想像できますが、京ちゃんは、あんなに元気で食いしん坊だったのにどうしてって思いが拭いきれません。
そうこう考えると、ワンちゃんって熱中症に限らず、何か大きな病気にかかってしまうと、闘える期間ってすごく短いのかなって気がしてしまいます。
かと言って、体の中に出来る癌細胞の場合は、事前に予知もできませんから、どうにもできないですよね。
京ちゃんも、まだ肥満細胞腫で表面に出てくるようなケースだったら、もっと早くに気が付けたのかもしれないのにね。
犬を飼っておられたら、最近は、肥満細胞腫の場合なら副作用も少ない分子標的薬で効果が見込めることも、頭の片隅に置いておくと、選択の幅が広がるかと思います。
「花より団子」だった京ちゃん。
私とラプラスを見つけると飛んでやってきて、突進しまくりのラプラス君なんか、いなせにかわして、「おやつ~」とお座りしていた京ちゃん!
さぞかしつらかったでしょうね。
人間のがん治療は一定進歩してきましたが、ペットのがん治療はまだまだこれからといったところでしょう。
でも、少しでも可能性があるなら諦めないで頑張ってあげてください。
京ちゃんにはお見舞いのおやつを用意して、娘と一緒にお伺いしたのですが、その時にはすでに亡くなっていて、驚いてしまいました。
京ちゃんの在りし日を思い浮かべながら合掌することしかできませんでした。
京ちゃん、
いけいけドンドンのラプラスをいなせにあしらいながらも、時々相手にして遊んでくれて本当にありがとう。
京ちゃんを連れないパパに公園でお会いしたときに、京ちゃんが歩けないって聞いて、びっくりしました。
お見舞いに行くのが遅れて間に合わなかったこと、本当にごめんね。
そんなに早くに逝ってしまうなんて思いもしなかった…。
再び、合掌。