我が家のラプラス号。
2013年5月後半(1歳2ヶ月)ごろよりマズルの上の皮膚に異変。
家の木には毛虫なども発生する上に、我が庭に限らず散歩でもいつも茂みなどに鼻を突っ込む(卑しかったり虫への攻撃であったり)ので、きっと何かに被れているだけで、そのうちに治るだろうと高をくくっていました。
ところが、だんだん大きくしかも腫れぼったく黒く広がってきたので6月半ばに受診。
検査結果はカビや細菌によるものではなく接触性とのことでホッと一息。
でも、常時どこかに擦れているなんてことはないのに・・・。
最初の1週間は抗生物質投与だけで改善に向かったのですが、薬を止めて様子を見たところ、やはり自分で掻くことが多くなり、逆に悪化してしまって逆戻り。
掻くことは本当にダメですね。
(上の写真は逆戻りした後の7月22日の写真です)
その後、ステロイド系とウルソを追加して(人間と全く同じ)
- プレドニゾロン・・・ステロイド系抗炎症薬(痒み止め)
- ウルソ100・・・肝臓保護
- シンクル250・・・抗菌用抗生物質
掻痒・多飲・多尿・嘔吐・下痢に注意しながら、掻痒を避けるためのプレドニゾロンの投与量をコントロールしながら2週間ほど経過を見ましたが、悪化はしないもののあまり改善が見られず、ビクタスS TMクリームの塗布を併用することになりました。
後で考えるとちょっとキツイのかなとも思いましたが、改善しない以上やむなしと考えるべきでしょう。
結果は、徐々に改善し、現在ではあと一息のところまで回復しています。(右写真)
どうやら、ビクタスS TMクリームが効果が大だったように思えます。
それもそのはず、ステロイド系の塗布薬なんですね。
ですから、1ヶ月ほども続けると血が滲む出すほど皮膚が薄くなることがあるとの説明を受け、短期で使ってみましょうということでした。
もし、ビクタスS TMクリームを処方されたら、ステロイド系であるということを思い出されてくださいね。
そういった説明をされる獣医さんであればいいのですが、説明が無かったために、単に効果があったというだけで塗り続けてしまうとちょっと厄介なことになりそうです。
副作用の無い薬なんてものは無いこと、ましてステロイド系は副作用に充分注意しなければならないことは、獣医さんならずとも飼い主さんも分かっていることですから、あまり神経過敏になることはありませんが、かといってあまりに無知・鈍感であることは避けなければなりません。
何はともあれ、改善に向かい始めると何だか食欲も急激に旺盛になってしまい、10.9Kg→11.9Kg。
暑さのせいかと思っていたのですが、それ以上に、マズルが気持ち悪くて食欲もイマイチだったのでしょうね。
姉さん、これはヤバイです!
一応、ラプラス号の体格では12Kgまでが適正体重の目安。
通常食にダイエット食を半分混ぜることに決めました!
さて、ラプラス号は接触性ということでよかったのですが、菌やカビが原因の場合は獣医さんにとってもより以上に厄介だそうです。
獣医さんにとっても最も難しいのが皮膚病のようですよ。
なかなか治らないで悩んでおられる飼い主さん多いというのも頷けます。
お散歩で出会う柴犬を見ていると柴犬は皮膚が弱いって傾向も確かに感じます。
「忙しくてシャンプーの期間が空いてしまったから、すごく掻いちゃってるんですよ」とアトピーの柴犬の飼い主さんが仰っていました。
みなさんのワンチャンの皮膚がいつまでも健康であられますようにお祈りしております。