散歩で動かなくなる柴犬

柴犬ラプラス号 俺様そっちにはいかねぇ!

俺様そっちにはいかねぇ!

2014年6月、柴犬ラプラス君 2歳3か月です。

柴犬の性格や育ちにもよるのでしょうが、散歩をしていて、結構途中で動かなくなるお話を聞くと少し安心します。

柴犬を飼っておられる皆さんには現在進行形のお悩みの方も多いのではないでしょうか?

ラプラス君も御多分に漏れず、動かなくなる時が結構多く..。

散歩の時間になると必ず催促に来ますから、散歩に行くこと自体は大好きなんですけれどね・・。

特に、公園や階段の下り口などで、『待たれよ!』とリードを手で押さえて動かなくなる時が結構あるのです。
ベンチなどに座って一服した後は特に動かない時も多いのです。

動かなくなると少しお話をするんですが、「お前、何言ってんの?」って感じ。
ホント、困りますよね。

とにかく、周りをじっと観察することが好き。
他のワンちゃんが来ないかと待っている気持ちもあるようにも見えます。

行きかう車や人々やワンコはもとより、景色や鳥を遠くからでも食い入るように見つめています。
飼い主の欲目ですが、「もし人間やったら哲学者タイプやな」と思うぐらい賢そうな面構えでじーっと観察しているように見えます。

ですから、一旦まったりしてしまうと、『さぁ、帰ろうか!』という段になってもなかなか動いてくれない。
抱っこして階段を下りたことも度々。
一旦動かされると、その後は何事もなかったかのようにスイスイ歩き始めるのですがね…。

このことで、極意の一つが誕生します。

散歩で動かなくなったときの極意

ワンコが、このまま座り込んだら動かなくなりそうと察知したら、座ろうとする直前にキュッとリードを引いて座らせないようにします。

そうすると、ワンコは機を逸して、座って動かなくなろうとしたことを忘れて、何事もなかったかのように歩き始めます。

柴犬ラプラス号 風通しがよくて気持ちいいぜ~!

風通しがよくて気持ちいいぜ~!

ただ、あまり乱暴に引っ張らないで上げてください。
お尻が地面に着くか着かないうちに、本当にキュッと手首を返すような感じで引くのがベストです。

「手首を返す」と言われると、逆にどうしても弱くなりがちになりますが、その辺りの力の入れ具合は経験を積むしかありません。

ちょっと中途半端な状態になってしまった時には、「ダーメダメダメダメ」とか言いながら、「いいかげんにしないと怒るよ」という表情で睨みつけます。

ワンちゃんは意外にしっかりと飼い主の顔色をうかがっているもので、きちんと本気度を判断して、ヤバいぞと判断すれば従順にトボトボ着いて来ますよ。

2019年7月、7年間の散歩で様々な対処にトライしてきましたが、これが最も確実性が高い方法です。

その他の方法は、当のワンコに学習されてしまい、さとられて何も反応されなくなります。

敵もさるものですよ!

柴犬ラプラス号 散歩の途中に寝るんじゃねぇ!

散歩の途中に寝るんじゃねぇ!

  • 「あっ!蚊や!」と叫んで、自分の足をペチっと叩く
  • 家で、この言葉を言えば飛んでやってくる言葉を利用します。
    我が家では、蚊やハエ、ゴキブリを退治しようとすると、飛んでやって来ます。

    こっちの足を噛んできますので命がけですが、その内フェイクと事実を見分けられるようになって効果はなくなります。

  • リードを放り投げて「バイバイ!」と言って、立ち去ってしまいますく
  • これは、周囲に人や犬猫が居ないことを確認してからでないとするべきではありません。

    最初は、5mも離れればすぐに立ち上がってこちらの方に来ましたが、回を重ねるごとに距離が長くなり、終いには階段を下りて姿を隠しても追いかけて来なくなります。

    どうせフェイクで、向こうから戻ってくるわいと見透かされてしまい、効果はなくなります。

  • 一緒にしゃがんだ状態で、突然に土をズリズリとする音を立ててビックリさせます。
  • こちらは、地面が土でないと出来ませんし、なかなか良い効果音を出すことが難しいです。

ラプラス君は、5歳を過ぎたあたりから、とにかく公園でまったりするのが習慣になってしまいました。

回りを見渡した限りでは、そんなにまったりしているワンちゃん、ほとんど見かけないんですけれどね…。
なんせ、哲学犬ですから

slowly

そんな中で、ひとつ思ったことがあるんです。
それは、「何故、自分が無理矢理ラプラス君を動かそうとしているんだろうか?」ということでした。

付き合ってあげていると、その内、自分ではたと立ち上がって歩き出すんですよね。
余りにも長い時間でなければ、ワンちゃんに付き合ってあげるってこともチョイスの一つに入れてあげてくださいませ。

おやつで釣るは普遍的ながら、いつも通じることはない!

柴犬ラプラス号 待たれよ!俺様はまだ帰らねぇ!

待たれよ!俺様はまだ帰らねぇ!

動かずに困った時には、【とびっきりのおやつ】という手もあります。
ただ、普段食べてるようなおやつ程度では動きません。

一般的に【柴犬は餌に吊られない】と言われますが、その通り結構食い意地のはったラプラス君でさえ吊られないのです。
人間が見習うべきところかもしれませんね。

ただ、これをあまりに習慣化することは、『犬の術中に嵌ること』だということは認識しておかねばなりませんね。

「動かなくなってやると、あいつはとっておきのおやつをくれるぞ」ということを学習していますから、あまりに『打算』を許容しすぎると、特に幼い内なら超ワガママ犬への道をまっしぐらということになりかねません。

このことを認識しておくことが大事ですね。
かといって、一切『打算』を認めないというのでは信頼関係も築けないのではないでしょうか?

だって、犬にとっては自分の行動に対する主人のリアクション、ある意味『打算』から『学ぶ』ことが全てですから。

ラプラス君も自分の要求を出すべき人によって見事に使い分けているようです。
「こいつにはこれをしても無視されるだけ」
「こいつにはこうすれば遊んでくれる」とか、実によく心得ています。

そういう因果関係が悪いというのではなく、その家庭なりの節度を教えるということが大切なのであり、その上での甘やかしを大いに楽しめばいいのではないでしょうかね。
おかげで、我が家では、スリッパを百均で常に補充しなければならない羽目に・・・・

さて、ラプラス君は、鶏レバーとさかチップがメチャメチャ好き!

【フィールグリーン】 天然素材シリーズ 鶏レバー 50g

【フィールグリーン】天然素材シリーズ
鶏レバー 50g

普段は森乳サンワールド ワンラック製品のビスケット類をおやつにしていますが、とっておきのおやつとしてフィールグリーンさんの『天然素材シリーズ』を利用させてもらっています。

行きつけのドッグサロン【フルル】さんで購入していたのですが、来月末には閉店になってしまいました。

とにかく、鶏レバーとさかチップを見せると、即座に『正しいお座り』状態。
よだれもボタボタ堕ちています。

鶏レバーは神戸で生まれた高原但馬どりの鶏レバーですから、親近感もひとしお。
これからはネットで購入しようと思っています。

【フィールグリーン】は2016年から【WITH GREEN DOG(ウィズ・グリーンドッグ)】ブランドにリニューアルされているようです。