秋田犬のりゅう太

そっくりですが、秋田犬りゅう太ではありません

7月14日、散歩コースにある公園で久しぶりに秋田犬りゅう太のパパに会いました。

お散歩途中で『待たれよ!』状態になっていた我がラプラス君も見つけた途端に尻尾をフリフリで一目散。

ラプラス君はりゅう太パパが誰よりも大好き!
そして、りゅう太も大好き!

「りゅう太、元気にしてますか?」

「あっ、言ってなかったですっけ。6月3日に亡くなりました。」

りゅう太は滑って足をくじいてから、あまり公園には姿を見せなかったので、「足の具合はどうだろうか?」と軽い気持ちで尋ねたのですが、結果、悲しい訃報に接することになりました。

りゅう太:秋田犬13歳

死因は、ワンちゃんにしては珍しい【骨肉腫】だったとのこと。

脚が倍ほどに膨れ上がり、良い病院に診てもらってモルヒネ投与などで軽減治療を行われたそうですが、根本的には打つ手がなく【安楽死】も提案されたそうです。

「2月には検査もして、血液検査でも何も異常はなかったのに…」と悔やまれていました。

りゅう太パパは1週間は何をする気にもなれず泣き明かされたそうです。
「自分の娘より長い付き合いで、まさに息子を亡くした気持ちです」と…。
荼毘に付された後、お骨をカプセルに入れてポケットに入れて持ち歩かれておられるそうです。

僕もラプラスが身罷ったら、おそらく同じように悲しみに打ちひしがれることでしょう。
ただ、ラプラス君はまだ2歳。
僕の方が先に逝ってしまうしまう可能性も十分にあり得る年齢になってしまいました。

我が家の近所のミニチュアダックスちゃんも、もともと飼われていたお兄さんが亡くなった途端に、ほとんど目が見えなくなってしまったとのお話を今の飼い主の妹さんから聞きました。

どちらにしても生命というものは切ないものですね。

りゅう太が滑って足をくじいて寝たきりになったとき、下の世話まで介護されていたりゅう太パパ。
50Kgを超える巨体ですから、さぞかし大変なことだったと思います。

でも、犬にしろ猫にしろ生き物と一緒に生活すると【かけがえのない家族】になるんですよね。
何より、彼らは、目には見えないけれど私達人間に幸福を沢山くれるのです。

僕の家族は、別にペットが居なくてもいつでも楽しく団欒していましたけれど、誰もが基本的には『静』を好む人。

ですから、ラプラスを内飼いしてからは今や騒々しいとすら思える始終団欒の1日が過ぎていくという感じです。

前の犬は外飼いでしたし、子どもの世話でそれどころではなかったこともあり、やはり【家族度】がラプラスとは全然違ったように思います。(ごめんねコロちゃん!:柴と秋田のミックスでした)

さて、りゅう太に初めて出会った時、ラプラスの名前を聞かれて「和犬やのに、和犬らしからぬ名前付けましたんやなぁ!」と言われ、「なるほど、そういう見方もできるんやなぁ」としみじみ思ったことを思い出します。

出会った当時はラプラスもまだ1歳前で、そのいけいけドンドンぶりは凄まじく(今でも変わりませんが)、それを軽くいなしてくれたりゅう太。
(ぶっちゃけ、「なんじゃお前は、騒々しい奴やなぁ!」ぐらいに思っていたのでしょう。)
「よほどひどいことをされない限り怒らないから大丈夫」と言っていただきました。

秋田犬は殺傷事故を起こすことも時々耳にしますし、間違えると大変なことになると一般的にも言われていますね。
ですから、我が家の散歩の範囲でもまず秋田犬に出会うことはほとんどないぐらいにあまり飼われていない犬種です。

裏返せば、それだけ上手く飼いこなすのは難しいということかもしれませんね。
まぁ、全ての条件において手軽に飼うというわけにはいかないですね。

柴犬も躾けるのが難しいと言われていますね。
散歩でそのことを尋ねられることもよくありますが、秋田犬はもっと難しいのだと思います。

りゅう太は、多分、相当きっちりと躾けられたのでしょう。
先ほども書きましたように、確かに「よっぽど悪いことをされない限り怒らない」子でした。
本当に、静かで温厚で人懐こく悠々とした姿でした。

かつては、スーパーの前に繋がれて主人を待っているとき、来店したお客さんたちが可愛がったり見惚れていたと、当時スーパーでアルバイトをしていた娘が言っていました。

りゅう太、
いけいけドンドンのラプラスを適当にいなしながらも相手にしてくれて本当にありがとう。

最後はちょっと苦しかったかもしれないけれど、りゅう太パパのような優しい家族とともに過ごせて幸せだったね!

合掌。


お互いに、「結論が先にありき」のネット情報に惑わされないようにしましょう!
一番確かな答は我がラプラス君が教えてくれました!(添加物の多いものは絶対に食べません)