今、何故”文化”なのか?
2000.09.02著
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あと90日、12月からはデジタルBS放送も正式に開始され、又、IT技術も ますますビジネスに家庭にと普及して来ることも確実です。
技術で国を立て進歩して来た時代はまだ良かったのですが、いつの間にか、技術におんぶにだっこをよいことに、ただ単に甘え寄りかかり、暇を弄ぶだけの内容の空しい文化状況です。
企業におけるIT技術の導入でも、ただでさえ事務労働化している技術の現場で若い人が育つような対処も併せて真剣に考えて行かなければならないという現状もあります。
熾烈な競争原理による合理化のみに目を奪われていると、本質の技術や技能の伝承という点がなおざりにされてしまいます。
丸山真男氏が言っておられた”精神文明の物質文明に比しての大きな遅れ”といった大それたものでもないのですが、確かに全てが”物質=金”といったスケールで計算される文明は人間の感性を知らぬ間に偏ったものにしていくように思います。
私たちは、もっと全面的な感性で全面的な喜びを得るような文明をこそ創り上げて行かなければならないのではないでしょうか?
技術は文化と協業しなければ意味が半減します。
というより、社会を駆動する両輪であるはずです。
そういった意味で私どもの専門である技術から文化へのインターフェイスを試みる中で、ともに子どもたちに誇って残せる良き文明の一端を微力でも担えればと願っております。
今、何故”文化”なのか? ver.2007
丸山真男氏と言えば、この「日本の思想」。
丸山真男氏の代名詞と言えるほど有名な著書です。
今の若者たちは読むことは無いかもしれません。
現代日本の思想が当面する問題は何か。
その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。
日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。
日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。
内容(「BOOK」データベースより)
あなたは100年前の漱石と同じ壁にぶつかっている!
悩みぬいて強くなる著者初の生き方本
情報ネットワークや市場経済圏の拡大にともなう猛烈な変化に対して、多くの人々がストレスを感じている。
格差は広がり、自殺者も増加の一途を辿る中、自己肯定もできず、楽観的にもなれず、スピリチュアルな世界にも逃げ込めない人たちは、どう生きれば良いのだろうか?
本書では、こうした苦しみを百年前に直視した夏目漱石とマックス・ウェーバーをヒントに、最後まで「悩み」を手放すことなく真の強さを掴み取る生き方を提唱する。
現代を代表する政治学者の学識と経験が生んだ珠玉の一冊。
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内容(「BOOK」データベースより)
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