ドルゾックスは緑内障治療薬(ジェネリック)です

緑内障の目薬をお探しの方も多いのではないでしょうか?

動物病院で処方してもらうと1ケ月2万円ぐらいの費用がかかるのではないかと思われます。

緑内障治療の点眼薬としては、大きくキサラタンとチモプトールが昔からの第一選択薬として使われていたようです。

中には、2種類の点眼薬をさす方も多く居られたようですが、「両方の成分を配合してしまえ!」なる発想で「ザラカム」という点眼薬が登場し、1日1回の点眼で済ませられることもできるようになりました。

緑内障治療の点眼薬としては、主に下記の3種にクラス分けされます。

  • キサラタン点眼液(ラタノプロスト液)
  • チモプトール点眼液(チモロールマレイン酸塩液)
  • トルソプト点眼液(ドルゾラミド塩酸塩液)

『ドルゾックス』は緑内障治療薬『トルソプト点眼液』のジェネリック点眼液で、インドのSipla(シプラ)社が製造しています。

トルソプト点眼液はドルゾラミド塩酸塩液が配合された緑内障の代表的な点眼液です。

Tidbits

製造元のシプラ(sipla)社は、ジェネリック薬で躍進するインドの製薬会社でも第4位にまで上りつめて来た大手の老舗製薬会社です。

アフリカで使用されているHIV治療薬の3分の1が同社で生産されていると言われており、同社を率いるYusuf Hamied氏は「数百万人の命を救った現代のロビン・フッド」と称賛されています。

特に、ジスロマック(ファイザー)のジェネリック薬「アジー」は人間用も含めて大ヒットの様相を呈しています。

上述の「ザラカム」と同じように、「チモプトール点眼液とトルソプト点眼液を配合してしまえ」という発想から、コソプト点眼液が新たに誕生しています。

すなわち、コソプト点眼液は、チモロールマレイン酸塩液とドルゾラミド塩酸塩液の2つの成分が配合されているというわけです。

『ドルゾックス』にも、コソプト点眼液として『ドルゾックス-T点眼薬(Dorzox-T)』があります。

薬も適材適所ですから、「どれがよいのか?」「どちらが良いのか?」は一概に言えるものではありませんので、まずは動物病院で出された点眼薬を確かめられてからでも遅くはないと思います。

目の衰えも気にかけてあげましょう

我が家の前を散歩されるワンちゃんの中にもお目目が悪くなったワンちゃんが居られます。
冬場などは夕方の散歩も暗いですから鈴を鳴らして散歩されています。

我が家のラプラス号も小さいときから見ていて親しみがあるからなのかもしれませんが、何だか優しくいたわるように接しているように見えます。

散歩していても、時々、お目目が悪くなったワンちゃんと出会います。
とっても仲良くしていただいたラブラドールのコナン君もそうでした。

出会った頃は11歳ぐらいで何ともなかったのですが、2,3年すると「目が見えなくなって、先日階段で足をくじいてしまったんです」とか仰られることが多くなりました。

最後のⅠ年ほどは、出会ってもラプ君が見えてないのかもしれないと思ったほどです。
ワンちゃんもきっと辛い思いを抱いて生きているのかもしれませんね。

ワンちゃんも特に中年以降になると目にも気をつけてあげたいですね。
緑内障の怖さは人間と同じ。
緑内障にまで至らないためにも普段のケアも大切です。

白内障と緑内障は全く別の病気ですが、白内障が進行すると緑内障を発症する可能性が高くなります。(私の母親が危ないところでした。)

ワンちゃんも猫ちゃんも人間と同じように、目が悪くなったり見えなくなったりすると、それは大変なストレスになります。

ドルゾックス 特長

  • ドルゾックス点眼薬は眼圧下降作用を持つ緑内障治療用目薬です。
  • 炭酸脱水酵素を阻害して房水生産を抑えることにより眼圧をコントロールします。
  • 本来は人間用ですが、動物にも有効です。

成分

  • ドルゾラミド:2% w/v
  • 塩化ベンザルコニウム IP:0.0075% w/v
  • 水性媒体:q.s.

cts