偉大なる数学者ラプラスさん、お名前拝借してごめんなさい m(__)m 誇り高き柴犬ラプラスの成長日記や犬のしつけの話題をラプラスの悪魔などのお話を交えて From Ashiya city

本サイトは、ラプラス君が一方ならぬお世話になっているペットのお薬やフードがご紹介という形でPR(有償・無償)として文中に入っているページがございます

フラジール | ジアルジア症治療薬

フラジール | ジアルジア症治療薬
目次[閉じる]

フラジール(Flagyl)は犬・猫のジアルジア症の治療薬です

フラジール200mg100錠

↑画像クリックで ページに遷移↑

『フラジール(Flagyl)』の有効成分はメトロニダゾール
本薬の開発は、フランス最大の製薬会社サノフィー(Sanofi)社の前身にありますが、現在では世界の製薬会社で作られています。

メトロニダゾールは、偏性嫌気性菌や原虫のDNA合成を阻害し、殺菌作用を示すニトロイミダゾール系の抗菌薬であり、人畜共用の治療薬です。

従って、犬猫のジアルジア症にも処方されるバクテリア感染、寄生虫感染の治療薬でもあります。

人間でも、婦人病である細菌性腟症やトリコモナス腟炎に、及び一般的疾患の感染性腸炎、皮膚感染症などで多く使用されている成分です。

日本では、塩野義製薬では「フラジール内服錠 250mg」、富士製薬では「フラジール膣錠 250mg」の2製品が処方箋薬となっています。

尚、上記前者と同等品の富士製薬「アスゾール錠 250mg」は2017年に製造が中止されています。

販売者サイトでは、製造メーカとして、かつて『RHONE POULENC(ローヌプーラン)』と記されていましたが、ご存知のように医薬品業界は統合、M&Aなどで再編の動きが激しく、20世紀のフランスの巨大多国籍企業RHONE POULENC(ローヌプーラン)の名前は現在ではありません。(最終的には、現在のフランス最大の製薬会社サノフィ)

本フラジール(Flagyl)は、そのような流れの現在の到達点として、おそらくサノフィとのライセンス契約によって、これも巨大企業であるアメリカのアボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories)傘下にあるアボット・ヘルスケア(Abbott Healthcare)社が製造メーカとなっています。

アボット・ヘルスケア社 | 豆知識

Tidbits

製造元のアボット・ヘルスケア(Abbott Healthcare)社は、アメリカの巨大ヘルスケア&製薬会社アボット・ラボラトリーズ(Abbott Laboratories:本社アメリカイリノイ州)のグループ企業(卸販売)で、インドのグジャラートにあります。

Abbott Laboratories社の医薬品としての売り上げは、全売り上げの半分以下のようですが、非公開のため、世界ランキングには掲載されていません。

しかし、それでも、世界ランキング10位前後に位置すると予測されていました。

その上、2013年に新薬事業として同社から完全に独立分社化されたアッヴィ(AbbVie) 社は、今や世界ランキング第8位に上って来ています。

【参考】インド製薬会社売上ランキング&何故、ジェネリックはインドの製薬会社か?

ジアルジア症とは?

「ジアルジア症」は、あまり聞きなれない疾患だと思いますが、如何でしょうか?

それもそのはず、現代の日本では、症例が少ない感染症だからです。

とは言っても、皆無というわけではなく、年間100症例程度の症例とはいえ、現実にある感染症であると同時に、世界規模で見ればごくありふれた感染症で、特に熱帯や亜熱帯の地域に多いようです。

この事実から考えても、日本での症例の場合は、発展途上国から帰国した方が、現地で貰って来たことが原因であるケースが多かろうことは容易に推測されます。

ジアルジア症は、腸管系原虫であるジアルジア・ランブリア(Giardia lamblia:ランブル鞭毛虫とも呼ばれる)の感染によって引き起こされ、多くの場合は無症状ですが、症状として出た場合は必ず水様性の下痢を伴い、腹痛や衰弱感を伴うこともしばしばあります。

感染経路は、人獣ともに糞口感染で、人と人、人とペットの接触や、現在の日本では耳にした記憶はありませんが、食品・飲料水からの集団感染の可能性もあります。

犬猫の場合は、散歩で経験されると思うのですが、他の犬や獣の糞便の臭いを嗅いだり、糞便の跡に体を擦り付けようとしたり、知らぬ間に踏んづけていたりすることも間々あるのではないでしょうか?

そういった際に、肉球を舐めたり体を毛づくろいをしたりする中で感染してしまう可能性は高く、また、多頭飼育の環境下での感染率は特に高くなるようです。

ということは、ペットショップで購入された後、実際に家族の仲間入りした時には、すでに多くは感染していると考えられます。

成犬になると多くは無症状ですが、抵抗力の弱い子犬・子猫の時期、及び、老犬・老猫の時期にも、下痢をすることが続いたり、嘔吐したり、体重が減っているような兆候があれば、ジアルジアの検査をされてみた方がいいかもしれません。

子犬・子猫の時期に、衰弱や発育不良などに陥っては切なすぎますものね。

したがって、ブリーダーさんにとっては無くてはならないお薬ですし、胃腸の弱いワンちゃん・猫ちゃんには常備しておいた方が便利なお薬と言えます。

一般的に、犬の場合は主にGiardia canis、猫の場合は主にGiardia felisが寄生することが確認されており、その陽性率は、ともに2%前後とみられます。

ジアルジアの治療には、人獣ともに、ニトロイミダゾール系のお薬メトロニダゾール(商品名:フラジール)やチニダゾールなどが使われます。

尚、これらのお薬は人間では膣トリコモナス症に使われる第1選択薬でもあり、ペットでも腸トリコモナスの治療にも使われますが、猫のトリコモナスの場合にはチニダゾールの方が有効との報告があります。

【ご参考】フラジール内服錠 250mg 添付文書

【ご参考:人間】デリケートゾーン 各種感染症のお薬

【ご参考:ジェネリック薬】メトロジール 200mg 90錠 (ジアルジア症)

フラジール(Flagyl) ご利用シーン

  • 虫下しとして
  • 下痢や軟便傾向の強いワンちゃんの常備薬として
  • トリコモナス予防薬として使われている方も居られます

メトロニダゾールは多用途に使われる成分で、人間の場合、抗原虫薬として

  • トリコモナス症
  • ヘリコバクター・ピロリ菌の2次除菌
  • バクテリア感染の治療と予防

などにも一般的に使われます。

フラジール(Flagyl) 特長

  • 成分であるメトロニダゾールは細菌および原虫のDNA合成を阻害します。
  • 猫ちゃんに多い炎症性腸疾患にも有効あであるとして使われています。
  • アメリカではコクシジウムの治療にも使われています。

フラジール200mg100錠

この記事をシェアする

記事一覧へ戻る

関連記事 Relation Entry