初体験の暑さでバテバテのラプラス号→
-2012年7月19日
今日は7月30日。
ラプラス号が我が家に来てから、一昨日でちょうど3ヶ月が経ちました。
本当に暑い日が続き、初めて体験する真夏の暑さはさすがに堪えるようで、写真のような有様です。
↑クリックしていただくとPDFファイルでご覧いただけます。
なんせ、あの毛皮をまとっているのですから、人間様とは比べ物にならないほど暑いのだろうと少々可哀想にになります。
さて、今回もデジタルスクラップブッキングのフォトアルバムを見ながらお楽しみください。
このアルバムも基本的にワード2000(古っ!)と写真だけで作れるものですが、デザインのバラエティを持たせるには少々不足しますので、無料の画像編集ソフトJ.Trimを使っています。
好きなカラーの無地のキャンバスを作り、色違いの水玉を適当に配置して(直径の比はフィボナッチ数列の比、即ち漸近的に黄金比に近づきます)、無料で仕入れた”rejoice”なる文字画像を透過処理しただけで台紙にしています。
これだけなら15分ほどで出来ます。(ほとんど水玉の配置をあれやこれやと試行錯誤する時間)
出来上がった台紙をワード2000に仕込んで、あとはワードの機能で写真を楕円状などに飾って終わりです。
これらを楽しんでいただける方法は近日中に別ページで解説したいと思いますので、是非皆さんも作られてみてくださいね。
さて、自分の子どもでも歳を取ってから育てる子は甘やかしてしまうと言いますが、育てる体力的な元気が萎えてくるという以上に、なんだか可哀想になるという気持ちが芽生えてしまうからということもありますね。
じいちゃん・ばあちゃんが孫を甘やかすのは、責任がないからという以上に、そういう気持ちが歳を取ると芽生えてきちゃうんからなのかもしれません。
歳を取ると人間まーるくなっちまうんですかねぇ??
ともあれ、我が家では「犬などは室外で飼うもの」という意識が私にも妻にもありましたけれども、玄関でケージに入れて育てて来ると、情が移っちまうのか、なんだか完全に外に出してしまうのもはばかられてしまうこの頃です。
今まで僕は4匹の犬と家族になりましたが、全て外飼いでした。
私も妻も、親が犬は外で飼うものという考えでしたから、それが当たり前と思ってきましたし、今でも基本は同じです。
ですが、暑いから余計に可哀想に思うこともあるとしても、歳を取ってきたことが大いに関係しているのも確かそうです。
気が付いたら、時々リビングの片隅に上げてやっていました。
そして、無風の夜には、私と娘がリビングに布団を持ってきて、エアコンをかけて寝ていました。
もちろん、一定以上には上げることは無いのですが・・・。
さて、ラプラス君をワクチン接種のために初めて動物病院に連れて行った際に、こう言われました。
「この子は結構気が強いですよ。柴犬は育て方を間違ったら矯正が効きませんから注意深く育ててください」と・・・。
そして、会う人の大抵は「柴は気がきついから育てるのが難しいでしょ?」と言われるのです。
子どもたちが小さい頃に飼っていたワンコも柴と何かのMIXでしたから、ある程度の知識はあったのですが、そんなに言われるほどのこととは思ってもいませんでした。
とにかく我が家のラプラス君は、やって来た当初から、人に愛想がよくて来る人来る人に尻尾フリフリでじゃれ付いていきます。
もう、道行く人にまで可愛い可愛いと言われ続け、ハナツン・アイドル気取りだったのではないでしょうかね。
なのに、家族には全く愛想が悪く、思わずブリーダーさんに、こんなものでしょうか?と尋ねたことがありました。
答えは、「家族に愛想を振らないのは主従関係がしっかり出来ているからで心配することはありません」とのことで安心はしました。
ともかくも、我が家のラプラス君は当初から甘噛みが絶えず、大きくなるにつれて結構きつくなってきました。
特に、庭で遊ぶようになってからは興奮すると歯止めが効かなくなるようなんですね。
それで、強く「ダメッ!」と言っても興奮状態で歯止めが効かないほど酷かったときに一度、口をはたいて怒ったんです。
これで一発でひるんで、遠巻きに僕を眺めており、呼んでも決して近づいてきません。
正直、先生の言葉を思い出し、これでひねくれて矯正が効かなくなりはしないかとヒヤヒヤしたものです。
もう一つ悪い癖は、何でもかんでも拾っては食べようとすることでした。
とにかく何かを噛んでいないと気がすまないかのようなんですね。
草や木の枝や根ならまだいいのですが、問題は小石やらプラスティックに猫の糞です。
野良も混じって4,5匹なんですが近くの飼い猫が、我が家にしょっちゅうやって来て糞をしているんです。
それを口の中に入れた際には、無理やり口をあけて取るのに往生していました。
先生は、「身の回りに拾い食いできるようなものを置かないこと」「庭で放し飼いで遊ばせない」とは言われますし、当然それは気をつけているのですが、リードをつけて庭を散歩してすら、リードを引っ張る暇なく知らぬ間に何かを咥えていることもあります。
いちいちリードをつけて付き合ってられるほど暇でもありませんし、かと言って、庭に拾えるようなものをなくすることなんて不可能ですしね。
リードをせずに庭に遊ばせている時に、「ダメッ!」と言えば言うほど意地になって変なものを咥えようとするときがあったので、そのときにも近くを走る過ぎようとした際にお尻をはったことがありました。
やはり、一気にテンションは落ち、遠巻きに私を見つめるばかりで、呼んでもやって来ません。
もちろん不満な気持ちはあるのでしょうが、一挙にシュン太郎になってバツが悪そうにじっとするばかり。
そして、目をそらしたり時々様子を伺うような目で見るんですね。
それで、こちらも申し訳なく思って、やたら可愛がりなだめたりしている内に普通に戻るんですが、それでも少なくとも半日はシュン太郎が尾を引いているようです。
ラプラス号をはたいたことに関しては、妻と論争があり、それを聞いていた娘が、
「子どもの教育方針では対立しなかった夫婦が、ついに犬の教育方針をめぐって離婚の危機!」
と揶揄する始末。
その後、妻も生協に来ていたアドバイザーの意見「柴犬は厳しくしつけるぐらいでちょうどいい」には納得し、近くにあるものや床を叩くような方法で叱る方法を仕入れてきたという顛末に終わっています。
我が家の柴犬ラプラス君は、現段階ではかなり落ち着いてきましたし、良い性格の子に育っている感触は見えてきました。
魔の7ヶ月のことがやはり気がかりではありますが・・・。
特に最近は、強い調子でなく普通に「ダメ」と言うだけですぐに止めるようになっています。
普通に言うだけでも、必ず目を見て来ます。
悪い言葉で言えば、「相手の顔色を見る」あるいは「相手の様子を伺う」という感じですかね。
ですから、目で気持ちを伝えるということが基本であるということがつくづく分かりましたね。
そして、家族が帰ってきても、嬉しくて嬉しくて尻尾フリフリになってきました。
この間なんか、そのあとすぐにお漏らししちゃいました~。
ここまで育ててきたところを僕なりに総括してみますと、
- 甘噛みは愛情表現でもあるので、度が過ぎるまでは受け入れてやる
- 普段の愛情に裏打ちされない叱りは性格を歪めるかもしれない
- 柴犬は幼犬の間に上手く育てないと性格の矯正はできないとの説は概ね正しいだろう
- 叱る時は、まず普通に叱ること。それだけで分かっているときがあります。
そういう時は、例えば何かを口に咥えているとき、そっと取り上げるだけで素直に離します。
そのときは、ほめることに転じればいいわけです。 - 叱る時は、目を見て叱ること
- 叱る時は、メリハリのある声で「ダメッ!」と叱ること
- 柴犬の場合は、時にはきつく叱るぐらいでいい加減なのかもしれない
- 柴犬に関しては、きつく叱る時は、近くにあるものや床を叩くような方法で叱る
- 僕のように、実際にはたくことは個人の裁量にお任せしたい
こんなところになるでしょうか。