フォルカン(Forcan) 150mg | カンジダ症治療薬

フォルカンはフルコナゾール(ジフルカン)のジェネリック薬

フォルカン(Forcan) 150mgは、フルコナゾール(商品名:Diflucan=ジフルカン(ダイフルカン))のジェネリック薬で、インドのシプラ(Cipla)社が製造しています。

先発薬の「ジフルカン(ダイフルカン)」は世界のファイザー(Pfizer)社が製造・販売しているフルコナゾールを有効成分とする、主にカンジダ症治療に適応される深在性真菌症治療薬です。

「ジフルカン(ダイフルカン)」はカンジダ症治療に有効ですが、小児に多いクリプトコッカス症にも適応があり、多くの方がその名前を知っておられることでしょう。(効果・効能は後述参照)

性器カンジダ症は、海外では内服薬で治療する報告も多かったのですが、日本では承認されていなかったため、膣剤と外用薬のセットでの治療が一般的でした。

しかし、2015年より、フルコナゾール カプセル剤(Diflucan=ジフルカン)が承認され、世に出て使用されるようになってからは、特に再発に関して、何度も通院する煩わしさや膣錠を挿入する不快感などから解放された感があり、大きく流れが変わってきたように見受けられます。

性器カンジダ症の選択肢全体を知っておかれたい場合は下記をご参考ください。

フォルカン(Forcan) を製造しているシプラ(Cipla)社はジェネリックで世界を席捲するインドの製薬会社のベスト5に入る企業です。

Tidbits

製造元のシプラ(Cipla)社は、ジェネリック薬で躍進するインドの製薬会社でも第4位にまで上りつめて来た大手の老舗製薬会社です。

アフリカで使用されているHIV治療薬の3分の1が同社で生産されていると言われており、同社を率いるYusuf Hamied氏は「数百万人の命を救った現代のロビン・フッド」と称賛されています。

特に、ジスロマック(ファイザー)のジェネリック薬「アジー」は人間用もペット用も大ヒットの様相を呈しています。

但し、「ジフルカン(ダイフルカン)」もそのジェネリック薬も処方薬ですから、医師の処方なしには手に入れることはできません。

ですから、特に大した診察も必要なく、単に決まりきったお薬を服用するだけの場合は、健康保険が適用される大部分の方においては、処方箋だけを書いてもらって、国で承認されたジェネリック薬だけを処方箋薬局に取りに行くことが最も経済的と言えます。

ただ、「ジフルカン(ダイフルカン)」そのものや海外のジェネリック薬を個人輸入で入手することは可能です。

その利便性と、いちいち医師の処方を貰うのも面倒くさい気持ちが相まって、個人輸入に頼るニーズはかなり多いと見受けられます。

フォルカン 150mgでお薬代の比較

「ジフルカン(ダイフルカン)」は、日本では50mg及び100mgの2種類で処方されます。

尚、ジェネリック薬フォルカンでは、他に50mg・200mgが販売されています。

カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎治療においては1日1回150mgの服用になりますので、処方薬としては100mgと50mgを各1錠づつという計算になります。

この用法・用量にて1週間程度での効果判定となります。

そこで、フォルカン 1箱=150mg×15錠(膣カンジダ症の場合で約2週間分)を基準に比較します。

個人輸入の場合、2箱(場合によって3箱)以上になるとケタ違いに単価が下がる(2箱で約35%ダウン:本薬の場合は保険適用時の半額以下)ことも頭に入れておかれてください。

ジフルカン(ダイフルカン)100mg×15+50mg×15
=病院処方=
フォルカン150mg×15
=ジェネリック薬=
=通販購入(個人輸入)=
イメージ ジフルカン(ダイフルカン) 150mg フォルカン 150mg
価格 保険適用:6,014円(非課税)
保険適用外:19,382円(非課税)
3,969円(税込み)
2,562円(2箱購入時単価)
詳細ページ ダイフルカンジェネリック150mg

※「病院処方:保険適用」は薬価×0.3 + 処方箋手数料・技術料etc(1回と仮定、及び1回800円と仮定)から算出。

※「病院処方:保険適用外」は薬価 + 処方箋手数料・技術料etc(1回と仮定、及び1回2,000円と仮定)から算出。

※薬価は2019年10月以降の薬価です。

  • ジフルカン カプセル 100mg:709.8円
  • ジフルカン カプセル 50mg:449.0円

※「病院処方」は受診が前提ですので、別途、検査費・診療費がかかります。

※「通販購入」は2箱以上での購入の場合、ケタ違いに単価が下がります。

※「通販購入」はショップや購入金額により送料がかかる場合があります。
(上記価格の参考としている「くすりエクスプレス」は全国無料)

※「通販購入」の価格は変動することがあります。
また、セールやセット販売がある場合には、さらに単価は下がります。

先発薬「ジフルカン(ダイフルカン)」の効能・効果

ジフルカン カプセル 100mg,50mg

【効能・効果】

  • カンジダ属及びクリプトコッカス属による下記感染症
    • 真菌血症
    • 呼吸器真菌症
    • 消化管真菌症
    • 尿路真菌症
    • 真菌髄膜炎
  • 造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
  • カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎

【用法・用量】
成人
カンジダ症:通常、成人にはフルコナゾールとして50~100mgを1日1回経口投与する。
クリプトコッカス症:通常、成人にはフルコナゾールとして50~200mgを1日1回経口投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できる。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:成人には、フルコナゾールとして400mgを1日1回経口投与する。
カンジダ属に起因する腟炎及び外陰腟炎:通常、成人にはフルコナゾールとして150mgを1回経口投与する。

小児
カンジダ症:通常、小児にはフルコナゾールとして3mg/kgを1日1回経口投与する。
クリプトコッカス症:通常、小児にはフルコナゾールとして3~6mg/kgを1日1回経口投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として12mg/kg
まで増量できる。
造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防:小児には、フルコナゾールとして12mg/kgを1日1回経口投与する。
なお、患者の状態に応じて適宜減量する。
ただし、1日量として400mgを超えないこと。

新生児
生後14日までの新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を72時間毎に投与する。
生後15日以降の新生児には、フルコナゾールとして小児と同じ用量を48時間毎に投与する。

ジフルカンカプセル 100mg,50mg 添付文書

ジフルカン(ダイフルカン)及びジェネリック薬フォルカンの場合、症状によって服用量・服用回数が違ってきますので、十分に添付資料で確認の上、正しく服用してください。

いずれにしても、安易な医薬品の使用は危険ですから、必ず服用規則を守りましょう。
初めての服用の場合は、まずは病院で処方してもらうことをおすすめします。

節約に適したケースでご利用される場合は、業者の選択には細心の注意が必要です。
歴史があって、長期間にトラブルや偽造品販売の前歴のない大手業者を選ぶのが無難です。

もう1点、怪しげな中小の業者から経口避妊薬やED関連、健康食品やサプリなどは買わない方が無難です。