フェイラー【Feiler】:シェニール織の名門ブランド

シュニール織の名門ブランドFEILER社はドイツの東部ホーエンベルクにあります。
チェコとの国境も近く、ワーグナーが建てた祝祭歌劇場のあるバイロイトからも近い、自然と歴史・文化の豊かな地方です。
『ドイツ』と聞かれると、皆様はそれぞれにいろいろなものや人や会社を連想されることでしょう。
メルセデスベンツを思い浮かべる方、ヒトラーを思い浮かべる方、ワインを思い浮かべる方…。
やはり、良くも悪くもいろいろなドイツが思い浮かばれると思います。

そんな中、『FEILER』ブランドを真っ先に思い浮かべる方も多く居られるのではないでしょうか?
それほどまで、シュニール織のフェイラー(FEILER)のブランドは私たち日本人の身近に浸透しています。
華やかであったり、可愛かったり、重厚であったり…。
その洗練されたデザインは一言で『品』という言葉に集約できるのではないでしょうか?
贅沢品という捉え方ではなく、美しさと寄り添って生きることの大切さを教えてくれる。
そんな言い方が似合う製品たちです。
そういう意味では、生きとし生けるものたちの喜びの姿や自然や花の美しさを表現したFEILERのデザインに、ファンタジー児童文学作家『ミヒャエル・エンデ』やドイツ観念論と対峙した最も東洋に近い哲学者『ショーペンハウエル』に通ずるドイツを感じるのは私だけでしょうか?
ショーペンハウエルの有名な寓話『ヤマアラシのジレンマ』では次のような教訓が伝えられます。
【お互いの適切な距離感・隔たり感が気持ちの良い共同生活のための礼節である】
■参考
『ヤマアラシのジレンマ』は『随感録』に収録されています。
美しいものに寄り添う心は、心から焦りを払拭し、ゆとりと寛容さを育んでくれます。
それこそが、【みんなとともに豊かに生きる】ということへと繋がっていくのではないでしょうか!
ドイツ語を始めたいと思ったら、マルチリンガル松平先生の囁きから学習の軸を決めてみるのもいいですよ。
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