健康状態別によるケアのまとめ | デリケートゾーン(7)

健康状態によるデリケートゾーンケアのまとめ

ここまでのコンテンツによって、女性特有のデリケートゾーンに関する原因や対策の基幹となる部分はお分かりいただけたのではないかと思います。

そこで、一旦、健康状態別という視座でデリケートゾーンのケアに関して整理しておくと、より分かりやすくなると考えました。

デリケートゾーンの悩み

デリケートゾーンの状態が快適で何ら悩みも問題もない場合

当然ながら、特に何もアクションを起こされる必要はないと考えます。

デイリーケア

ケアと言えるのは、唯一入浴時の洗浄だけだと思います。

現状お使いの石鹸やボディーソープで問題はないと思われますが、洗剤の成分を把握しておかれるとよいのではないでしょうか?

特にボディーソープでは、刺激成分の有無や成分比率の順位を知っておくと、今後、洗剤を変えられたときに万が一トラブルが発生したとしても原因が特定しやすくなりますね。

乳酸成分を含有したソープが膣炎予防には有効である可能性が伺えるということを、今後の為に頭に入れておかれるとよいと考えます。

膣洗浄

生理前後やおりものの臭いが気になった時には、膣洗浄をされている方も居られると思いますが、これも何も無理に止める必要はないでしょう。

「日常的な外陰部の洗い方と膣洗浄」において引用させていただいたラクトフローラさんで記載されている注意事項が守られているかどうかだけは確認されて下さい。

膣炎予防という目的をも考えられる場合は、乳酸成分配合の【インクリア】を試されてみてもよいかと考えます。

黒ずみ解消等美容的ケア

黒ずみ対策に関しては様々な商品が出ているようですが、あまり即効の効果を求めない気持ちが大切です。

デリケートゾーンだけに、トラブルが出て大変なことになっては元も子もありません。

まだ、それぞれの製品を精査できてはいませんが、強い美白成分を使わない普通の化粧品成分に乳酸成分配合したに過ぎないと思われる【PECURIA】さんぐらいが、女医さんとの共同開発という点と口コミ評価という点から無難な製品ではないかと考えます。

治療的ケア

何も問題はないですから、当然ながら何もする必要はありません。

健康な方にとっての関心事は「予防」だと思いますが、治療ケアが期待できる唯一の製品「ラクトフローラ」(内服に関しては大手通販が2017年に参入)も、残念ながら健康な女性に対する予防効果は分かっておりません。

健康な方の予防という意味では、デイリーケアとして、入浴時に外陰部用のソープとして乳酸成分配合の「ラクタシード」を使われることぐらいで充分だと判断致します。

医療機関は受診していないけれど、おりものの臭いや量や痒みが気になる場合

生理前後や特定の一時期だけである場合や症状も生理的帯下の範囲内かな?と自己判断された場合は、下記のような自己対策を試みられればいいと考えますが、それでも一度、異常の所見がないことを確認されるためにも受診されることをお勧めします。

症状が酷い方は、何をもってもまず受診をされて下さい。自己ケアは標準的な治療を行った後に、それでもダメな場合から始めても遅くはありません。

受診が不安な方は、おそらく「何をされるんだろうか?」ということがその一番の要因だと思いますので、ラクトフローラさんの「産婦人科での内診の流れ」を一読されてみては如何でしょうか?

デイリーケア

医療機関を受診しているいないにかかわらず、入浴時の洗浄だけは日々のケアで行っておられる筈ですね。

やはり、洗い方や現状お使いの石鹸やボディーソープに問題はないかどうかを吟味することが第一歩です。

特にボディーソープでは、何か強い刺激成分や毒性の高い合成界面活性剤が使われていないかどうかはチェックしておきたいものです。

膣炎であろうがなかろうが、この部分は改善できるはずですから、成分チェックが難しい場合などは、敏感肌用の石鹸やボディシャンプーに思い切って切り替える(デリケートゾーン専用として採用も含め)ことを試してみられては如何でしょうか?

その際、乳酸成分を含有したソープが膣炎予防には有効である可能性が伺えるということも考慮されるとよいかと考えます。

まずは、入浴時に外陰部用のソープとして乳酸成分配合の「ラクタシード」を使うことであれば抵抗も少ないのではないかと思います。

膣洗浄

今までにルーチン的に膣洗浄をされていたのだとすれば、いったん中止して医療機関を受診される方が安全です。

膣炎だと診断された場合は、次の項目をご参照ください。

膣炎ではなかった場合や膣炎が完治した後では、膣炎予防という目的をも考えられる場合は、乳酸成分配合の【インクリア】を試されてみてもよいかと考えます。

黒ずみ解消等美容的ケア

膣炎だと診断された場合は、次の項目をご参照ください。

膣炎でなかった場合は、強い美白成分を使わない普通の化粧品成分に乳酸成分配合したに過ぎないと思われる【PECULIA】ぐらいであれば試されても構わないでしょう。

治療的ケア

膣炎だと診断された場合は、次の項目をご参照ください。

また、膣炎だと診断されて標準的な治療をしているのに一向に治癒しない場合には、ラクトフローラを試してみられることをお勧めします。

膣炎でなかった場合は、上記のデイリーケア→インクリアによる膣洗浄の順に様子を見られては如何でしょうか?

医療機関を受診した結果、膣炎であると診断された場合

問答無用で、先ずは医師の指示に従って標準治療を受けてください。

デイリーケア

入浴時の洗浄だけは日々のケアで行っておられる筈ですね。

この場合も、洗い方や現状お使いの石鹸やボディーソープに問題はないかどうかを吟味することが第一歩ですね。

特にボディーソープでは、何か強い刺激成分や毒性の高い合成界面活性剤が使われていないかどうかはチェックしておきたいものです。

この部分は改善できるはずですから、成分チェックが難しい場合などは、敏感肌用の石鹸やボディシャンプーに思い切って切り替える(デリケートゾーン専用として採用も含め)ことをお勧めします。

その際には、入浴時に外陰部用のソープとして乳酸成分配合の「ラクタシード」を使うことがベストチョイスではないかと考えます。

膣洗浄

医師から指導があったはずですから、その指示に従ってください。

完治後、担当の医師から注意事項を申し渡された上でOKをいただいた場合、再発を避けるためにも、「日常的な外陰部の洗い方と膣洗浄」において引用させていただいたラクトフローラさんで記載されている注意事項も確認されて下さい。

黒ずみ解消等美容的ケア

もちろん、黒ずみ対策や美容のことなどは後回しにされて下さい。

黒ずみ・美容対策に関しては様々な商品が出ているようですが、やたらに成分が多いものも見かけましたのでトラブルの元になる可能性があります。

デリケートゾーンだけに、トラブルが出てさらに大変なことになっては取り返しがつきません。

治療的ケア

まずは医師の指示通り標準的な治療(抗生剤の投与など)で治療を行われて下さい。

但し、膣炎だと診断されて標準的な治療をしているが、一向に治癒しない場合には、ラクトフローラを試してみられることをお勧めします。

プロバイオティクス(Probiotics)は価値があるかも

世の中に出ているサプリメントは、概ね7,8割がいい加減なものですが、やはり2割程度は、なるほどサプリメントとしてして実の伴った価値が認められる製品はあります。

その一つが、プロバイオティクス(Probiotics)です。(但し、商売になるからと新規参入して起ち上げたような販売技法だけの素人会社には気を付けてください)

国際品質管理基準のGMPやFDA(アメリカ食品医薬品局)、国内では厚労省に認可されたような確かな製品を選ばれるようにしてください。

世界では、医療現場でも常識となっている「膣プロバイオティクス」に関しては、下記のページをご参考いただくと、よくご理解いただけると考えます。

一般的な細菌性膣炎予防のために特化した女性用としてのプロバイオティクスでは、ラクトバチルス・クリスパタス LbV-88、ラクトバチルス・ガセリ LbV-15ON、ラクトバチルス・ラムノサス LbV-96116と、臨床的に選択されて世界のコンセンサスを得た4種類の最適な膣内菌株の内3種を含むベスト6種が配合された下記の製品は、ラクトフローラと同様に価値ある製品です。

定評のある「ラクトフローラ」に含まれる、ラクトバチルス ラムノサス、ラクトバチルス ガセリの2種が含まれている以外にも、エビデンスのある他1種も含まれていることからも、同製品の経口服用タイプと同等以上の効果が見込めるかもしれません。(その通り、使用者の評価も高い)

総合的なプロバイオティクスとしては、ラクトバチルス ラムノサス Lr-32、ビフィドバクテリウム・ラクティスBL-04、ラクトバチルス・パラカセイ Lpc-37、ラクトバチルス・プランタラム Lp-115、ラクトバチルス ガセリ Lg-36など15種の善玉菌を配合した、オーストラリア No.1 プロバイオティクス(善玉菌)は十分にお勧めできる製品です。

ただ、通常的な気持ちとしては、「腸内環境を整える」「便秘改善(何をしてもダメだった頑固な便秘症の私も、唯一ガセリだけは効いています!)」「一般的な健康維持・促進」のためにというスタンスでご利用いただければ間違いはないと考えます。

ニュージーランドの自然で育まれたマヌカハニーやTEA TOTAL社のハーブティなどとともに健康でブリリアントな生活にお役立てください。