補論【どうすればひらめきますか?~特殊ひらめき性思考試論~】の追加を予定しております。
これにより【帝都大学へのビジョン】は、勉強方法論の神髄を伝える書としてほぼ完成領域に達します。
予定が少し遅れておりますが、本【帝都大学へのキー】において順次アップしながら最終形としてまとめて参ります。
※本編は内容的に変わることはありませんが、一部表現の変更のみで最終完成形Ver.2016とします。
思えば、「他の粗悪なマニュアルに比べてこちらの方が安いのはおかしい」あるいは「ビジョンこそ2万円や3万円であるべき」との声をいただきながら、私たち自体が細かいところに物足りなさを感じておりましたので、そのような価格設定は致しませんでした。
市井の著者による勉強法分野の書籍や情報では、生徒の学力や人格の成長を願うに相応しい品を備えているものは極めて少なく、真っ当なものですら、お行儀の悪い指南・無茶な指南や単なる経験談・自慢話に終始しているものが多いと聞き及んでおります。
一方、著名な方のごく一部の智者による書籍は普遍の勉強法についての知恵を多く授かりますが、その一方で高校受験・大学受験といった特殊性への流し込みを失念したり失敗してしまうケースも生じるという弱点があるかもしれません。
もちろん、そんなところまで気遣うのは『過保護』と言う他ないのですが、ならば特殊性から一般性へと拡張していく順方向性をもって語る方法論の方が若き受験生にとっては最適ということができるかもしれません。
受験に向けた勉強の正しい方法論を身に着けたら、『志望大学に合格できたわ、その上、その後の人生の全ての勉強に迷うことなくクリアできたわ』の流れですね。
本編での方法論の二本柱は当然ながら『記憶定着(知識化)の方法論』に関する智恵と『思考の方法論』に関する智恵になりますが、高校生までの学習では前者の『知識化』が主であり、倫理/政経といえどもその例外ではないでしょう。
すなわち、後者の『思考』を使うのは数学と国語と理科関連科目に限られてきますが、大学に合格された後から長い社会人生活に一貫して求められるのは『考える力』であり『新しいものを生み出す力』であることを心に留めておかれて下さい。
知識化することにはなるほど大変な努力が必要ですが、知識は何一つとして自分が生み出したものではなく借り物に過ぎません。
博学でどんなクイズにも答えられたとしても、所詮は人の借り物の知識ですから社会では大した価値はありません。
理想的な『学び』とは、知識をもって考え、考えをもって知識を得ることです。
補論の『ひらめき』は何も大上段に構えていただく必要はありません。
本編では「内なる教師」の育み方に相応する部分に該当し、これを「ひらめき」という視座からシンプルな具体例を通じて、より分かりやすくまとめます。
普通に考えることができる大人になるための自己管理/8つの心得と考えていただければ、必ずや『できる人』への道を辿られることでしょう。