受験生の悩みから見えてくることとは?(2)

■誰かの脳細胞の動きをなぞったことがありますか?

慶応義塾大学 福沢諭吉像

  • 学校や塾や家庭教師の先生に脳細胞の動きを見せてもらったことがあるでしょうか?
  • あるいは、指導者の脳細胞の動きを垣間見たことがあるでしょうか?
  • 参考書や問題集の模範解答を本当になぞったことがあるでしょうか?

おそらく、「ない」と答えるのではないでしょうか?

実は、学習の発達段階における第2段階こそが、「真似をする・模倣をする」ことによって学力が伸びていく段階なのですが、学年が進んでもこれがなかなかできていません。

「誰かの脳細胞の動きをなぞった」ことがない!
このことが、成績が伸びない実践的な原因の主たる一つです。

本当は、用意周到に準備された正しい手法を教えるよりも、その場で一緒に考えることで脳細胞の動きを見せてあげる方が、子どもにとってはずっと勉強になるのですが・・・。
少なくとも僕は、そういう指導方針で成果を導いてきました。

「それじゃ、教える効率が悪くなるよ!」「その場で考えるんじゃ、指導者の方にすごいプレッシャーがかかるのでは?」という声が、すでに聞こえてきます。

その疑問こそが、指導者の体裁を優先して子どもを成長させられないという教育の大きな問題点なのです。
「教えるとは未来をともに語ること」というルイ・アラゴンの言葉(正式な訳文は大島 博光 氏翻訳「教えるとは希望を語ること」)が脳裏をよぎります。

もし、学校以外での指導者(塾や家庭教師)が親切丁寧に解説してくれるだけなのでしたら、レベルの差はあっても、効果としては学校の授業と何も変わりません。

まして、「ウォーミングアップをしているだけなんだよ」と言うことを語らないとすれば、それは、成長する権利を奪っているということでしかありません。
僕は確信をもってそう言えます。

授業や講義を聞いただけでは勉強になりません。
言われたことを覚えようとするだけでも勉強にはなりません。
「脳細胞をなぞる」という君自身の実践の経験値だけが、着々と脳力を培います。

「脳細胞をなぞる」ことは、他者に頼らずとも自分で訓練できます。
その訓練に気付いた者だけが飄々と自分の勉強を積み重ねていきます。
「脳細胞をなぞる」という作業の本当のやり方を会得したとき、成績は自然に伸びます。

とかくこの世は学びにくい | 成績を上げるために必須なこと

最初に、とある臨床医さんの言と学部は違いますが我が後輩(京大情報工学OB)が教育関係の論議で発言した言を併せてご紹介しておきましょう。

ところが、それら原因をいちいち正確に調べもせずに、バカのひとつ覚えのように、どこの※※※科医も、「※生検!※生検!※生検!」と、患者さんに頭ごなしにゴリ押しするのです。

いくら教科書や※※※学会で教わったことがないからと言って、臨床経験を積めば、おかしい?と思う筈です。

文献的な情報の受け売りばかりだけで、自分達の頭を使って考えることがなくなっているのが現状です。


たかが盲腸の診断すらできなくなっている医者が蔓延る世の中で、10人専門家がいれば8人はやぶだといっていいでしょう。
まして、ネット情報に至っては9人はやぶでしょう。

それぞれの周囲を見渡せば本当のプロといえる人はごく一握りだと誰もが知っているはずです。

その中で生活上の問題を切り抜けていくには、俗流社会学や俗流心理学・俗流分子生物学・俗流脳科学・俗流AIなんぞをこねくり回して遊ぶのでなく、知識、感性を自分の責任で磨いて対応するしかないですよね。

世間的には、お賢い人がなれると思われている医学の世界ですら、当事者や見る人が見れば、現実はこんなものです。

あなたの最寄りで、真に信頼できるお医者さんを探せれば、それは非常に幸運なことですが、まぁ十中八九、紋切り型の決まり文句で対処されるケースがほとんどですね。

「やぶでも係っているいることへの安心感」が大きいですから、多くの場合は特に問題はありません。

それ自体は何の落ち度もないように見えますが、ことと場合によっては大いに患者を不利益に導いてしまうケースは確実に生じますし、これを経験された方も多いのではないでしょうか?

ましてや、生命には関わらない教育の世界では、指導者がやぶである確率など、さらに高いことは目に見えています。

お子さんの成績が上がるための条件は、そもそも真面目にやる気持ちがない場合を除いては、

  • あなた(お子さん)が、適切で効率的な勉強の仕方の流儀を我がものとする
  • あなた(お子さん)が、それぞれの教科の実際の学習内容に関して、自分を心底より納得させる術を会得する

という2点を、自力あるいは第三者のサポートを得て確立するということ以外にはあり得ません。

ところが、そんなところは突いてくれないのが現実社会です。
準備された模範解答を恭しくご教示して、「俺のようになれるだろ?」というスタンスが大多数です。

準備出来ない環境で教えろと言われたら、どれだけの指導者が慌てふためくことでしょうか?

こういう状況では、8割方はいつまでたってもお子さんの学力など伸びるはずはありません。

どんな問題でも、ことによっては、他人をあてにすることほど実の無いことはないのは確かですから、「やぶでも安心できればそれでいい」という場合を除けば、自分の流儀を曲がりなりにも自力で確立すべく努めることを優先されるべきでしょう。

自分の軸さえ持てれば、たとえ環境に恵まれなかったとしても、浮草のようにフラフラと漂うことだけはありません。

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「帝都大学へのビジョン」は「バイブル」と頼られて10年。

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京都大学工学部OB2名と大阪大学大学院工学科OBの3名、しかも全員物理系ハードエンジニア出身(教師転身2名)で執筆していますから、商売人や学生上がりのような、実社会で何もできなかった無責任で底の浅い騙し専門の著者とは良心も実用性もレベルが違います。

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