簡単な数字を当てはめて様子を見る

簡単な数字を当てはめてみる作法

問題にも書かれているから、二元連立一次方程式であることはたいていの子は分かるよね。

そして、連立方程式の解き方を理解している諸君は惑うことなく、ペンを滑らせて解答に到達することだろう。

でも、コツコツ進めていけば解けることは分かっているのであれば、

その前に、ちょっと遊んでやれと僕なんかは思ってしまう。

xとyは整数だという保証はどこにもないけれど、形から見て整数だと仮定してやれば入る数字は限られている。

と、さして時間は取らないことを見越して上のように考えてみた。

これはこれで含蓄は深いのだけれど、ピタッと嵌ってしまえば、もうそれが答えとなってしまう。

一次方程式だから答えはそれ以外にある筈もないのだからね。

これがマークシート方式だとすれば、式をいじることなく「できちゃった!」と答えだけを書いておしまいというわけだ。

こういった知恵は、残り時間があと僅かしかないときなどには大いに有効となるし、何だか意味が分からないときなどには、簡単な数字を当てはめると、俄然、何を意味しているのかが分かっちゃうときがよくあるんだよね。

この問題だって、xに4でも3でも何らかの整数を入れちゃうんだよ。
それだけでも、何もしないで宙を見つめているよりは意義がある。

賢い子だって、そんなことをして初めて問題の意味が分かるなんてことも日常茶飯事なんだよ。

なのに、そういうことをしないで、ただ空を見つめて考えてるふりをしている子の多いこと多いこと!

これじゃ、勉強なんて好きになれるはずがないですわな!

では、この問題に類して、 となるような整数 xとyを考えてみてごらん。

ある問題と1対1に対応する問題に即座に挑戦しておくことは、学んだことを脳に刻み込むには最適の方法。

例題で学んだら、即座に1対1に対応した類題で実践しておくと、脳に刻み込まれる度合いが違ってくる。

この一連の作業で数学センスのtipsが一層ずつ積み重ねられるということだ。


現実世界

学部は違いますが我が後輩(京大情報工学OB)とある臨床医の言をご紹介しておきましょう。

たかが盲腸の診断すらできなくなっている医者が蔓延る世の中で、10人専門家がいれば8人はやぶだといっていいでしょう。
まして、ネット情報に至っては9人はやぶでしょう。

それぞれの周囲を見渡せば本当のプロといえる人はごく一握りだと誰もが知っているはずです。

その中で生活上の問題を切り抜けていくには、俗流社会学や俗流心理学・俗流分子生物学・俗流脳科学・俗流AIなんぞをこねくり回して遊ぶのでなく、知識、感性を自分の責任で磨いて対応するしかないですよね。


いくら教科書や※※※学会で教わったことがないからと言って、臨床経験を積めば、おかしい?と思う筈です。

文献的な情報の受け売りばかりだけで、自分達の頭を使って考えることがなくなっているのが現状です。

世間的には、お賢い人がなれると思われている医学の世界ですら、当事者や見る人が見れば、現実はこんなものです。

あなたの最寄りで、何もかも信頼できるお医者さんを探せれば、それは非常に幸運なことですが、まぁ十中八九紋切り型のことしか言いませんね。

それ自体は何の落ち度もないように見えますが、大いに患者を不利益に導いていることもあることを経験された方も多いのではないでしょうか?

ましてや、生命には関わらない教育の世界では、指導者がやぶである確率など、さらに高いことは目に見えています。

お子さんの成績が上がるための条件は、そもそも真面目にやる気持ちがない場合を除いては、

  • 勉強の仕方の流儀を我がものとして確立する
  • それぞれの実際の学習内容に関して、自分で自分を納得させる理解をする術を会得する

という2点を、自力あるいは第三者のサポートを得て確立するということ以外にはあり得ません。

ところが、そんなところは突いてくれないのが現実社会です。
たいていは、準備された模範解答を恭しくご教示頂いて、エラそうに「俺のようになれるだろ?」というスタンスではないですか?

準備していなければ、どれだけの指導者が慌てふためくことでしょうか?
準備しなければ移動できないこと、及び「それはそれで教育になることを受け入れられない指導者のナント多いことか?」ということが問題なのです。

どんな問題でも、現実には、ことによって他人をあてにすることほど実の無いことはないのは確かですから、先ずは、自分の流儀を曲がりなりにも確立すべく動くのが優先されるべきだと考えます。

何も、他人を信じるなと言っているわけではないことをご理解くださいませ。