ネクスガード スペクトラ 中型犬用はフィラリア予防薬、且つノミ・ダニ・回虫駆除薬です
『ネクスガード スペクトラ』は『レボリューション』とは違ってスポットオンタイプではなく、チュアブル(おやつ)タイプで、フィラリア・ノミの予防を同時に行うものです。
さらに、特筆すべき点は、『レボリューション』との相違にもなるのですが、マダニ駆除の効果が明確に謳われていること及び回虫の駆除もがまで出来るという点です。
何を隠そう、実は2019年のペットくすりさんの売上高第6,8,10位が、こちらのネクスガードスペクトラ 小型犬用、中型犬用、大型犬用でして、ワンちゃんのフィラリア予防とノミダニ駆除を兼務薬としてはダントツというほどの人気商品です。
時代は、「カルドメック(ハートガードプラス)」+「フロントライン」の時代から「ネクスガード スペクトラ」の時代へと移行する雰囲気さえ漂います。
製造元のメリアル(Merial)社は、あのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer-ingelheim)社傘下の動物衛生用品及び動物薬の最大手でフランスのリヨンにあります。
親会社BIはドイツ最大手(株式は非公開)ですが、世界での売上高としては14位(それでも、日本最大手の武田薬品もまだ手が届かない)
Frontline/Heartgard/NexGard/Ivomec/PureVax/Previcoxといった製品名を聞くと、如何にメリアル社が動物薬で世界を席捲しているかが分かろうかというものです。
ある意味、通常のスタンダードである動物病院で『カルドメック』と『フロントラインプラス』を処方されるケースの期待効果に、さらに回虫駆除の期待効果が付加された形で、エコノミーな価格で手に入れられるということになるでしょうか!
エコノミーと言っても、病院で購入される費用と対比してのことで、当然『レボリューション』の費用よりは少し高めになります。
もし、皆さんのワンちゃんが経口薬が苦手だったとしても、ビーフ味で美味しく摂取できるかもしれませんので試されてみる価値はあるかと考えます。
それでもダメだったら、『レボリューション』をチョイスされるのが最適になると思います。
ただ、マダニ駆除までは確実には望まないと仰る場合は、もっと選択肢は増えて参ります。
私の場合は、やはり、マダニ駆除までを確実には望みたいですので、現在は、動物病院の正規処方と同じレベルの『ハートガードプラス』or『ストロングハート』+『フロントラインプラス』を時折混ぜる(ラプラス君がかかりつけの動物病院が大好きなもので…)ことしておりますが、そこは飼い主であるあなたの考え方次第だと考えます。
私の持論などに惑わされることなく、あなたの判断でいろいろ試されてみて下さいませ。
『ネクスガード スペクトラ』には、超小犬用・小型犬用・中型犬用・大型犬用・超大型犬用がありますが、猫用はありません。
したがって、猫用ではレボリューションの独壇場となります。
ワンちゃん用としての当サイトの傾向は、やはり、超小型犬用を除いては『ネクスガード スペクトラ』にやや分があるようです。
我が家のラプラス号のフィラリア対策は「カルドメックP チュアブル136」
そして、ノミ・ダニ対策は「フロントライン M」を使っています。
こちらは、要指示の医薬品で、かかりつけの動物病院で購入。
それに、体重が11.9Kgだから中型犬用。
(追記:2019年7歳、今は13.0~13.8Kg!でっかい!)
※とは言っても、柴犬の展覧会に出場するにはこの位のガタイでないと優秀な成績は収められないとか。
(別に、出場させるつもりはないのですが)
と言うのも、今年はたまたまマズルの皮膚疾患で通院していたので、要指示の医薬品で通しています。
その後は、動物病院での購入も交えながら、ペットくすりさんでフィラリア予防として病院処方の「カルドメック」(日本での販売名)と同一品の「ハートガードプラス」(海外での販売名)、あるいはジェネリックの「ストロングハートプラス チュアブル」、ノミダニ駆除では「フロントラインプラス」で通しています。
フィラリア予防&ノミ・ダニ駆除 兼用薬:中型犬 節約効果
中型犬用の比較でちょうどピッタリなのでご参考ください。
「ネクスガードスペクトラ」と同一品を、直接海外輸入すると、以下の表のように節約できます。
さらに、ジェネリックをチョイスすることは+α程度のメリットになります。
但し、フィラリア・ノミダニ兼用薬には、残念ながらほとんどジェネリックはありません。
わずかに、レボリューションの小型犬用・猫用にあるだけです。
でもいいじゃありませんか!
そもそもが、フィラリア予防とノミ・ダニ駆除を一つのお薬ですませてしまうことで経済的メリットは出ているのですが、その上に、先発薬だけでも、個人輸入で購入すれば、さらに経済的なメリットが出るのですから…。
獣医さんも、最近は兼用薬を採用しているところが多いですね。
いずれにしても、人間と違って保険が効かないので大きな差が出ます。
レボリューション 中型犬用 =病院処方 |
レボリューション 中型犬用 =海外輸入 |
ネクスガード スペクトラ 中型犬用 =病院処方 |
ネクスガード スペクトラ 中型犬用 =海外輸入 |
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イメージ | ||||
6か月分価格 (通常時) |
16,848円(税込み) 11,664円~18,144円 |
9,600円(税込み) | 18,144円(税込み) 16,848円~22,032円 |
13,800円(税込み) |
詳細ページ | レボリューション 中型犬用 |
ネクスガード スペクトラ 中型犬用 |
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同一商品 |
レボリューションのEU向け別名称製品 レボリューションと同一製品なのに、かなりお安めなので人気があります! |
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ジェネリック |
レボリューションのジェネリック薬 ※小型犬用と猫用しかありません。 |
コンフォティスプラス 中型犬用 =病院処方 |
コンフォティスプラス 中型犬用 =海外輸入 |
アドボケート 中型犬用 =病院処方 |
アドボケート 中型犬用 =海外輸入 |
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イメージ | ||||
6か月分価格 (通常時) |
料金データ 見当たらず |
13,200円(税込み) | 17,496円(税込み) 14,904円~19,440円 |
11,200円(税込み) |
詳細ページ | コンフォティスプラス 中型犬用 |
アドボケート 中型犬用 |
※「=病院処方」の価格はネットで調査した動物病院で最も多い販売価格であり、どの病院でも同じというわけではありません。・・・調査結果のバラツキも表示いたしました。
※「=海外輸入」の価格は「ペットくすり」さんの標準価格で、変動することがあります。
また、セールやセット販売でより単価は下がります。
さて、フィラリア予防&ノミ・ダニ駆除 兼用薬の先発薬も、名だたる動物製薬会社がしのぎを削っていることが分かります。
そこで、これらの相違点を概略知っておくことは大切なことになりますので、下表にまとめてみました。
基本的には、下の表のようになりますが、端的に言えば、
- マダニ駆除までが出来るもの、出来ないもの、期待はできるが公式には謳っていないものがあります。
- 回虫・鉤虫・鞭虫などの寄生虫が駆除できるものとできないものがあります。
- 投与タイプでは、スポットオンとチュアブルと錠剤のいずれかで相違します。
- 猫用があるものとないものに分かれます。
といったところが大きな相違点になります。
細かい点はそれぞれでチェック願うとして、まずこのポイントを押さえておかれるといいですね。
フィラリア予防&ノミ・ダニ駆除 兼用薬の相違点
レボリューション | ネクスガードスペクトラ | アドボケート | コンフォティスプラス | ストロングホールド レボリューションのEU向け名称 |
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メーカ | ゾエティス (Zoetis) |
メリアル (Merial) |
旧バイエル (Bayer) エランコに統合 |
エランコ (Elanco) |
ゾエティス (Zoetis) |
投与タイプ | スポットオン 首筋への滴下 (経皮) |
チュアブル おやつタイプ (経口) |
スポットオン 首筋への滴下 (経皮) |
錠剤 (経口) |
スポットオン 首筋への滴下 (経皮) |
対象ペット | 犬・猫 | 犬のみ | 犬・猫 | 犬のみ | 犬・猫 |
有効成分 | セラメクチン | アフォキソラネル、ミルベマイシンオキシム | イミダクロプリド、モキシデクチン | スピノサド、ミルベマイシンオキシム | セラメクチン |
効能・効果 | フィラリア ノミ ミミヒゼンダニ |
フィラリア ノミ マダニ 回虫・鉤虫・鞭虫 消化管内寄生虫 |
フィラリア ノミ ミミヒゼンダニ 回虫・鉤虫・鞭虫 胃腸虫・肺虫 ニキビダニ ヒゼンダニ |
フィラリア ノミ マダニ 回虫・鉤虫・鞭虫 |
フィラリア ノミ ミミヒゼンダニ |
マダニ駆除 | △ | 〇 | × | 〇 | △ |
回虫・鉤虫・鞭虫駆除 | × | 〇 | 〇 | 〇 | × |
さて、動物病院で購入される場合と個人輸入で購入される場合との差は、やはり結構大きいですね。
動物病院によっても結構バラツキが大きいようですが、基本的には上記で示した価格帯付近が最も一般的と考えられます。
我が家の場合は、かかりつけの獣医さんへの義理(ラプラス君が獣医さんや病院のスタッフが好きで好きでたまらない)もありますので、1年の半分を巧く理由をつけてペットくすりさんから同一品を調達しています。
ということは、普段は特に獣医さんに行く必要に迫られない(我が家もそうなのですが、上のような事情もあり…)飼い主さんには、願ったりかなったりのフィラリア・ノミ・ダニ対策になります。
但し、我が家は「単機能に勝る多機能はなし」という信条から、お薬に限らずオールインワン的な製品は選ばないようにしていますので、フィラリア対策とノミ・ダニ駆除は別々の薬にしています。
ただ、これは飼い主が判断しなければならないところですね。
いずれにしても、人間と違って保険が効かない分、大きな差が出ますので助かっています。
先発薬でも約6~8割、ジェネリックになると約4割で済んじゃうのですから…。
以前のワンちゃんの可哀そうな最期だけは避けたい
前回のワンちゃんコロ号は約20年前に予防接種はしていたのにフィラリアにやられました。
今のように手軽に飲める予防薬は無かったのですから、それを思えば今のラプラス号は幸せなものです。
散歩の途中で歩けなくなってしまって抱きかかえて帰ってきたこともありました。
薬に頼らず自然であることが一番いいことだとは分かってはいても、あんなに苦しそうな姿はもう二度と見たくはない。つくづくそう思うのです。
犬フィラリア感染症は、蚊が媒介する犬糸状虫や犬心臓糸状虫など“犬フィラリア”と呼ばれる寄生虫が、犬の肺動脈や心臓に寄生して発生。
息が苦しそうになり、完全に貧血状態に陥ります。
あなたの愛犬には、決してそんな辛い目にあわさないであげてください。
キモを食べさせたら貧血は随分回復しますけれども、それは最後の気休めに過ぎません。
ネクスガード スペクトラ 中型犬用 特長
- ネクスガード スペクトラは、フィラリア、ノミ・マダニ、消化管内寄生虫、回虫がこれ一つでまとめて予防できます。
- マダニにおいては投与後24時間以内にほぼ駆除することが確認されています。
- イソオキサゾリン系のアフォキソラネルとアベルメクチン系のミルベマイシンオキシムの2種類の有効成分を含んでいます。
- アフォキソラネルはノミ及びマダニに対して優れた殺滅作用を持っています。
- 猫用はありませんm(__)m
- ビーフ風味でワンちゃんも喜んで食べてくれます。
- 体重が7.5Kg~15kgのワンちゃんにお使いください。
ペットくすりのネクスガードスペクトラ中型犬用7.5~15kg未満
ネクスガード スペクトラ ラインアップ
体重によって適用するお薬をご決定ください。
通常は、生後6週以降から予防薬を与え始めますので、それ以前に与えないようにしてください。
もしくは、獣医師にご相談ください。