フロリネフは、アジソン病に有効なお薬です

フロリネフは、本来は人間向けに発売されていますが、犬や猫のアジソン病の治療薬としても広く使われているホルモン剤で、世界でも第11位の売上高を誇るアメリカのブリストル・マイヤーズスクイブ(Bristol-Myers Squibb) 社が製造し、日本ではアスペンジャパン(株)が製造元(輸入)となっています。

有効成分は、フルドロコルチジゾン酢酸エステルです。

本剤のメーカーであるアスペンジャパン(株)は、アスペン・ファーマケア(Aspen Farmacare)社の日本法人であり、ラブビーでもニュージーランドと並んで強国の(関係ないですが)南アフリカの海に近い都市「ダーバン」に本社があり、世界150カ国以上で市場展開している大手製薬会社です。

ところが、どうやら日本での事業に関しては、ノバルティスに売却されるようですよ。(2019年11月発表)

ご参考:フロリネフ(Florinef) 0.1mg 添付文書

アジソン病とは?

アジソン病とは、犬と猫の副腎皮質ホルモンの分泌量が低下することで起こる病気です。

主な原因としてストレスが挙げられますが、下垂体の異常、腫瘍や薬剤、ステロイド剤(合成副腎皮質ホルモン)の投与を急激に止めた場合なども原因として挙げられます。

生後6か月までの若い犬、中年、高齢の犬、特にメスに発生しやすく、犬種によってかかりやすい犬種があると言われています。

罹患しやすい犬種としては、ビーグル、コーギー、プードル、グレート・デーン、バセットハウンド、スプリンガースパニエルなどがあります。

夏の終わりから秋、冬にかけて発生しやすい病気で、対応が遅れると命の危険にさらされる危険な病気です。

  • 急に元気がなくなる
  • 食欲が減退する
  • 体重が減少する
  • 水を沢山飲む
  • 尿(トイレ)の回数が極端に増える
  • 倒れる
  • ショック状態になる

などの症状が見当たれば、まずはかかりつけの動物病院を受診されてください。

ラプラス君は、その兆候はないのでひとまず胸をなでおろしているのですが…。

フロリネフ:節約効果

すでにアジソン病を患っておられて、動物病院で定期的に処方してもらっていれば、相当費用がかさんで来ます。

一般的な猫が1日1錠(犬では1-4錠)ですから、猫の場合の30日分を基準にしてみましょう。
人間と同じですから、日本での薬価は決まっています。

動物病院で処方をしてもらう場合、動物には保険が効きませんので、
312.9円×30日×1.1=10,325円(動物のお薬には消費税もかかります)。
1ケ月で1万円以上の出費をしなければ、愛しいワンちゃん・ネコちゃんの生命は危うくなるのです。

これが、なんと”1箱=100日分で4,690円で済むというわけです。
これほど節約できるお薬は、私も初めて遭遇し、驚きを隠せませんでした。

他にも、フィラリア予防やノミ・ダニ駆除のお薬は必須ですから、とてつもなく大きな負担になります。

心ない人には、「それなら飼うな!」と言われそうですがね。

さらに、アジソン病と診断されたら、お薬と一生お付き合いしなければならない可能性が多いようですから、これは凄いことではないでしょうか?

猫ちゃんの場合ですら、この節約効果が出るのですから、ワンちゃんの場合は言うまでもありませんよね。

基本的には、フロリネフだけで安定している場合には、海外輸入で購入されることを獣医さんの了解を得た上で購入されるのがオーソドックスな利用の仕方になります。

美味しい収入源ですから、必ず「危ないですよ!」と言われることと思いますが…。

でもね、獣医さんは、人間の医者とは違って何も保護されていませんから、大変だということは分かっています。
ですから、ご家庭の経済事情が許す方は、そのまま獣医さんから購入されてください。お願いm(__)m

フロリネフ 特長

  • 有効成分であるフルドロコルチゾン酢酸エステルは1錠の中に0.1mg含まれています。
    この成分はアジソン病によって不足してしまうミネラルコルチコイドを補ってくれます。
  • アジソン病は、副腎皮質機能が低下しているためにミネラルコルチコイドが不足し、その結果、塩分であるナトリウムが低下して、心臓停止にも繋がりかねないカリウムが上昇します。本剤を服用することで安定化させることができます。(ただし、本剤のみが唯一の治療法ではありません。)
  • 体重により、あるいは治療の経過により使用量は異なりますが、犬では1-4錠使用します。
  • 猫には体重にもよりますが、0.1mg(1錠)を毎日使用するとされています。
  • 本剤の使用により、感染症になりやすくなる可能性があります。服用中は定期的に獣医師の診察を受け、感染症に十分注意しなければなりません。また、何らかの感染症が疑われた場合は、直ちに獣医師に相談して下さい。
  • 投薬料など、最初は獣医師の処方を仰いでください。(ペットくすりでは獣医師による無料相談が受けられます。)