アポクエル(アポキル錠)はアレルギー性皮膚炎痒み緩和薬です

我が家のラプラス号が散歩デビューした頃から仲良くしてもらっていた「アオちゃん」という柴犬が居ました。

過去形で書いたのは、すでに亡くなってしまっているからです。

「アオちゃん」はラプラス君よりも4歳ほど上でしたが、アトピー性皮膚炎を患っていて、ときどきお腹回りや足回りが赤くただれたようになっている時がありました。

それでも、いつも冷静で元気そうで、ごんたくれのラプラス君などは適当にいなして遊んでくれていました。

それが、10歳の真夏8月に突然亡くなってしまったのです。

その後、随分と経ってから「アオちゃん」ママにお会いしたとき、本当に突然死で、死因は熱中症だったとのこと。

どこかが弱いと、いろいろなところに影響が出てくるのかもしれないなと感じたものでした。

その「アオちゃん」が、アトピー用のお薬として動物病院から処方されて常用していたのが、確か「アポキル錠」だったと記憶しています。

なるほど、優秀な獣医さんが処方されていることも極めて多いように見受けられました。

それもそのはず、なんと言ってもゾエティス社のお薬ですから、獣医さんも安心して使えますよね。

ラプラス君は、アトピーではないと診断されましたが、鼻ハゲがなかなか治らなかったように、決して皮膚が強い方ではありません。

都市伝説なのかもしれませんが、概して、「柴犬は皮膚が弱い」と言われており、私の実感としては、その可能性は高いと感じています。

もし、アレルギー性皮膚炎、あるいは、その一形態であるアトピー性皮膚炎と診断された場合、普段は日本名で「アポキル錠」と同一品の「アポクエル」を常備されておくことで、いちいち動物病院までお薬をもらいに行く手間も省ける上に、費用も抑えられます。

当サイトを覗いてくださった方からも、「アポクエル」をお求めの方がちょこちょこ居られることを思えば、人間と同じく、アトピーでお悩みの方は増えているようにも思えます。

Tidbits

製造元のゾエティス(Zoetis)社は、あの世界のファイザー(Pfizer)社傘下の動物衛生用品専門の会社で、動物衛生製品の売上高でもトップに位置します。

親会社ファイザー(Pfizer)は、2019年こそロッシュ(Roche)にトップの座を譲りましたが、常にトップを走り続け、名前を知らない人など居ないような超大手製薬会社です。

フィラリア予防薬とノミ・ダニ駆除薬ではMerial社に敵わないとしても、その兼用薬のRevolution/Storongholdといった製品で世界を席捲しています。

皮膚疾患の不快感は、人間でも相当辛いですね!

厳密に言えば、人間だって薬は飲まないに越したことがないのは重々承知の助なのですが、アトピーはもちろん皮膚疾患全般の痒みだけは、そんなことを言っておられない辛さです。

特に、ワンちゃんの場合は、「痒いから?」という行為は、必ず「舐める」と言う行為も伴い、要らぬ二次的な炎症まで呼び込んでしまうものですから、人間以上に侮れないのですね。

ただ、こういう経済情勢ですから、少しでも経済的にチョイスするのも賢者の知恵だと思います。

あなたの愛犬が、アレルギー原因の炎症や痒みに襲われたとき、ベストを尽くしていただけんことを切にお祈りしております。

アポクエル(アポキル錠)の特長

  • アレルギー性皮膚炎のメイン症状である痒みが、経口投与4時間で早くも緩和されることが証明されているお薬です。
  • アレルギー性皮膚炎そのものを根源的に治療するお薬(人間でも、なかなか良い薬はない)ではありません。
  • 有効成分オクラシチニブ16mgが含まれており、従来のアレルギー治療で広く使われているステロイド剤と比較すると、同様に素早く効果が出る上に、安全性は非常に高いです。
  • 但し、免疫を若干抑制する働きがあるため、何かの感染症がある場合には、その症状を悪くしてしまう可能性があります。
  • アポクエルは日本では、「アポキル錠」という名称で、動物病院から処方されます。
  • 最初は、獣医さんに相談されることをおすすめします。(ペット くすりさん では無料で獣医さんに相談できます。)

※アポクエル(アポキル錠)にはジェネリックはありません。

※アポクエル(アポキル錠)には、その他3.6mg、5.4mgがあります。

cts