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オブリーン(Oblean) 120mg | 肥満症治療薬

ダイエット・浮腫科, 脂肪吸収ブロックオブリーン, 肥満症

肥満症治療薬の先発薬 オブリーン

肥満症治療薬オブリーン(Oblean) 120mgはセチリスタット(Cetilistat)を有効成分とする先発薬です。

但し、日本では発売、あるいは処方されるには至っていません。

※先発薬オブリーンは、元々はイギリスのアリザイム(Alizyme)社が開発したリパーゼ阻害剤で、オランダのノルギン(Norgina BV)社がその権利を2009年に取得しています。

※武田薬品もノルギン(Norgina BV)社とのライセンス契約で「オブリーン」を開発し、2013年に製造販売承認は得ましたが、中央社会保険医療協議会に薬価収載を認められず、販売には至っていません。

※武田薬品は、ノルギン社との日本での開発契約を2018年打ち切りと決定し、事実上、日本市場での販売は断念したと考えられます。

※オブリーンは、ゼニカルと類似した作用機序を持ち、脂肪の分解酵素であるリパーゼを阻害し、消化管からの脂質の吸収を抑制することで体重を減少させるとともに、内臓脂肪を減少させ、各種生活習慣病パラメータを改善するものです。

※セチリスタットはゼニカルの有効成分オルリスタットよりも体重減少量効果も忍容性もより有効であったとの報告があります。(ある意味、間違った過剰摂取はより危険ということ)

※日本国内で処方されている抗肥満薬は富士フイルムファーマの「サノレックス(Sanorex)錠」(有効成分:マジンドール)のみで、食欲抑制剤としての機序を持ちます。

主に使われるケース

  • 肥満症

オブリーン 先発薬&ジェネリック薬 データベース

※薬価は2020年度の薬価です。

※調達可能薬の箱単価は時期やセール販売・セット販売等によって変動します。
でご確認ください。

※薬価換算価格が、薬価の30%であれば、病院で処方され保険適用された場合のお薬代と同等となりますが、診療費と処方箋技術料などが別途必要になりますので、メドとしてお考えください。

※先発薬の添付文書は幻の日本版(武田製薬)です。

先発薬

医薬名 有効成分 含量 製造会社 添付文書 薬価 or 販売価格 規格 購入可否
オブリーン 120mg Cセチリスタット 120mg 武田製薬
(ノルギン社との日本での開発契約は
2018年打ち切り)
Oblean 120mg
日本では日の目を見ず

同効ジェネリック薬

医薬名 有効成分 含量 1箱容量 製造会社 薬価 or 販売価格 購入可否
オブリーン 60mg セチリスタット 60mg 10錠 Akumentis Healthcare
(アクムス)
インド
3箱単位(1箱=10錠)で
箱単価3,247円
=薬価換算60mg:324.7円

効果・効能

  • 肥満症(ただし、2型糖尿病及び脂質異常症を共に有し、食事療法・運動療法を行ってもBMIが25kg/m2以上の場合に限る)

※依存度はなく安全なお薬と言われていますが、ゼニカルと同じく便失禁などの可能性があります。