2007.08.23著

フーディア・ゴルドニーのダイエット

空腹感を満たしてくれる素材として「フーディア」という南アフリカの多肉植物が今世界で脚光を浴びています。

当然、ダイエットの素材としてという話になります。

あまり話題としては取り上げないことなのですが、サイトの柱としてベルマン化粧品や美容健康機器を通販しております関係で、少しこのような話題を中に入れてみました。

フーディア・ゴルドニーとは?

カラハリ砂漠の狩猟採集民族サン族(ブッシュマン)は、過酷な狩猟の旅において、満腹感を与えてくれる、あるサボテンの果肉を上手く利用しながら最小の食料との組合せでエネルギッシュに動くそうです。

そのサボテンこそが「フーディア」というわけです。

このフーディア・ゴルドニーには食欲抑制成分が含まれていることが、南アフリカの研究によって明らかにされ、これがサン族の砂漠における食料生活に大きく寄与していたというわけです。
彼らにとっては、フーディア・ゴルドニーは、まさに天の恵みの食物なんですね。

この成分は、この利用権利を買い取ったイギリスのPhytopharm社の番号として、『P57』と名づけられました。
その後、このP57は容易には人工的に合成生産することが出来ないことが分かったのです。

しかし、この「フーディア」、正式に言えば「フーディア・ゴルドニー」という特定の「フーディア」は上記のように巨大な資本の元にあります。
巨大な資本の元に移った以上は、お金に変えるための手段となります。

かと言って、人工合成できない以上、ダイエット医薬品やサプリメントとして無限に生産するというゴールは断念せざるを得ません。
そうなると、自然に、実物から抽出した成分そのものを使って、サプリメントとしての消費に活路を見出すことになってきます。

「フーディア」と付き合ってきたサン族にはいたって迷惑な話でありますが、サン族には謝礼を払う義務を法的にも認められた以上、ともかくも正規の動きとしては問題がないとせざるを得ません。
しかし、ここから、現代の見苦しい問題が続々と湧き出してくることでしょう。

この種のダイエットや美容商品では共通して言えることなのですが、無数の邪悪な拝金主義がうじゃうじゃとどこからともなく出て来る・・・。

多くのダイエット好きの消費者には、よほど目を凝らして見極めていかないと、真実の商品に行き着かないことになってしまいます。

さらに注意しなければならないことは、

  1. カラハリ砂漠に生息するの「フーディア・ゴルドニー」のみにこの成分は含まれ、他の「フーディア」には含まれない。
  2. カラハリ砂漠の「フーディア・ゴルドニー」の種子から栽培しても、カラハリ砂漠以外で育てればこの成分は生成されない。

余談ですが、地方の政治屋の中には、環境問題にいたく熱心である人も多いですね。

ホタルのいる環境を取り戻すために、川にどこかのホタルを放流する取り組みをする。
普通の人は『環境に真剣に取り組む良い政治家だ』と評価してくれるから、単なるパフォーマンスでそんな取り組みをする政治屋も多いかもしれません。

が、同じホタルでも、生息地によってDNAが大きく異なります。
反って、そこの生態系を崩すことにはならないのか?
そんなところまで、踏み込んで判断しているのでしょうか?

『人を疑え』などと不謹慎なことを言うつもりは毛頭ありません、
しかし、少なくとも地方にしろ中央にしろ、『政治屋は疑え』ぐらい言っておいても九分九厘間違いはないでしょう。

単なる『人気取り』の口だけのお調子者がほとんど。
『政治屋の演芸場』と呼ぶのが相応しいのが現実でしょう。

■次に、当然に予想される問題として、

  1. 世界のダイエット好きの人々を全て満たせるほどの供給量はないだろうことはごく自然に予測されます。
  2. カラハリ砂漠の「フーディア・ゴルドニー」を仕入れること自体大変な困難を伴うだろうことも自然に予測されます。
  3. となると、単なる価値の無い「フーディア」を「フーディア100%」などと謳い販売する商品はあとを絶たないでしょう。
  4. 原材料に「フーディア」とあることと、P57成分が含まれていることは別のことであるわけですが、そんなことまで見ている消費者は少ないことを彼等は知っているのですね。

    第一、異種のフーディアを使っていても「フーディア100%」という言葉に偽りはないわけです。
    そして煽れば売れることを彼らはよく知っています。そして、売ってさえしまえば勝ちであることも・・・。

  5. カラハリ砂漠の「フーディア・ゴルドニー」と明記されていても、P57成分が入っていない部分を加工したものが必ず出回るでしょう。
  6. P57成分と明記されている場合、この名称を使うことが、 Phytopharm社の商標権を侵害するものであるかどうかは私には分かりませんが、まともな会社なら使えないでしょう。
  7. サン族に謝礼を払うことなく、闇伐採する業者による商品が出回るでしょう。

ともかくも、

  • そんなに簡単には生産できない
  • そんなに大量には生産できない
  • そんなに安い値段では生産できない

ということを頭に入れておいた方がよいでしょう!

そして、【食欲抑制】というのは、脳の【錯覚】であるという事実をはっきりと認識しておきましょう。

私たちの身体には無数のセンサーがあります。
その中で、満腹かどうかを認識するセンサーはブドウ糖の量を見ているのですね。

センサーはこの「フーディア」をブドウ糖(血糖)と同じとみなすために、脳は満腹感の指令を出すというわけです。
即ち、単なる【錯覚】なわけです。

したがって、この【錯覚】を利用して無駄な食事を制限するということが本筋だということを忘れて本末転倒してしまうと大変なことになるかもしれません。

まぁ、これも本物の商品を手に入れることが出来た場合の話で、ともかくも正規の効果が出る商品に当たることの方が珍しいことになるかもしれませんが・・・。

賢い消費者になることは、実に難しいことですね。

2012年10月22日付記

やはり、「フーディア・ゴルドニー」を謳う偽商品は氾濫しているようです。
ワシントン条約で輸出も厳しく制限されていますから、市場にこんなに多くの商品が出回ることはあり得ません。
輸出許可証などの画像もいくらでも捏造できますから、あまり信用しない方が無難です。

ダイエット成就の主幹は「食欲のコントロール」です。
いくら運動をしても、この点を先にクリアーしておかなければダイエットは出来ません。
当たり前のように思われているかもしれませんが、結局、ここがネックになっています。

この間、【食欲抑制】に関しては、2010年に『食前に約500CCの水を摂取するという方法』に関する科学的な根拠が示されました。

もちろん「フーディア・ゴルドニー」は食欲を抑制するという点において、実にダイエットに適合した食物と言えるわけで、
科学的な根拠も与えられているわけですが、如何せん、これを実行するには、信用できるか出来ないか分からない商売人の手を経由しなければなりません。

その点、水はその必要がありませんね。
さらに言えば、「なんで、わざわざ食前の水まで意識しなくちゃ、食欲をコントロールできないの?」と思わずにはいられません。

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当社が家電販売、特に施主支給家電で一世を風靡した時、卸元の担当者が「ニーズがあるから、その署品は存在する」とはよく言ったものです。

なるほど、便のお漏らしを気にせねばならず、片やお薬への依存性が発生しますから、よほど病的なメタボリックでない限りおすすめすることは出来ない肥満治療薬ですが、世の中のご立派なクリニックは平気で、それほどでもない肥満程度の患者にも使っているようです。

ある意味、新型コロナの非常事態宣言で、あまり外出できない今こそ、臆病だった方には、試してみる唯一のチャンスかもしれませんね。

先発薬はさすがにお高いですが、ジェネリックも数種ありますので、自己責任覚悟で入手されるなら参考にされてください。