さらば 燃えない脂肪の憂鬱 プロローグ7

エネルギー消費:ダイエット知識と自分の流儀

エネルギー消費:ダイエット知識と自分の流儀

本講座においては、単に【褐色脂肪細胞】なる新人に入れ込むだけではなく、これを機に、自分自身の身体の代謝というものを理解して、ダイエットのあり方を総合的に見直し、自分の流儀を確立していただければ、一生モノの財産にするよい機会になるのではないでしょうか。

そんな理屈は要らないと仰る方は、【エピローグ】にて方法論の結論だけ読まれて実践されても構いませんが、通常は、理屈・理論を分かっている方がより一層実践のモチベーションが上がるものですから、1回目は乱読の速読でも結構ですから是非目を通してくださいね。

さて、ダイエットに関する商品や方法論は、いつまでたっても絶えることがなく、次々と手を変え品を変えて新しいものが出てくる背景には、

  • いい加減な商品や方法が多く混じっていること
  • 科学的な成果が商売人によって都合よく拡大解釈されて都市神話になってしまうこと
  • 単なるバリエーションに過ぎない方法が物新しそうに着飾って発売されること
  • 消費者側が正しい知識を持たないまま、その都度、宣伝文句に騙されること

といったことが挙がってくるかと思います。

その大元には、「楽しく継続させることが出来なかった」というダイエット失敗の山が積み上げられている事実があることは言うまでもありません。

そして、たいていは「継続しないあなたが悪い」という一言で済まされてしまいます。
その言葉が正しい場合も多くありますが、詐欺師的ビジネスの場合は、最初から業者側の言い訳に用意されている場合も少なくないことも事実です。

もちろん、何が「楽しく長続きする」ことなのかには個人差があります。
ジョギングしている人を見て、「私はあんなことはイヤだ」と思う人もあるでしょうし、
実際、ジョギングだけでも楽しめる人もあります。(理論的にも有効性は事実)

ですから、この講座でも一般的な方法は挙げていますが、読まれた後は、ご自分で楽しく継続できるだろうと思われることを自分の生活スタイルの中に計画として、あるいは流儀として採り入れていただければ幸いです。

あなたがダイエットを成就させるためには、まず、より正しい知識が必要です。
あなたが今までに挫折したダイエットは、本当に正しい知識だったでしょうか?

筆者は、モノやサービスを売るために用意された文献やデータを信用しないのですが、あなたは、そういう「科学」で化粧したデータに心動かされて、結局ガッカリしたことはないでしょうか?

もちろん、学術的な成果をきちんと理解して商品化されている場合は問題ありませんが、それとて、やはり商品にしなければ経営が成り立ちませんから、当然、拡大解釈は付き物になっていると考えておくことが無難です。

ガッカリされた経験をお持ちのあなたなら、今度はなおさら、理屈を充分理解していない状態では「さぁ!やろう」というスイッチは入らないはずです。
まずは、正しい知識を得、充分理解するところから全てを始めてください。
理解を実践に移し、成果が一定出てくると、さらに好循環のスパイラルに入っていきます。

ぶっちゃけて言ってしまうと、
「A;あたりまえのことをB;バカみたいにC;ちゃんとやる」
これだけしていれば、本当はダイエットに成功していたはずなんです。

しかし、ほとんどの人は、これを嫌います。
面倒くさいから、辛気臭いからです。
そして楽そうなダイエットノウハウや飲むだけのサプリメントに飛びつきます。

その結果はどうでしたか?
ほとんどの方が、この道を通って討ち死にしたはずです。

情報化社会という言葉からはメリットばかりを想像しがちですが、考えてみれば当然のことながら、商業的に人を釣っていくためだけの質の悪い情報が増えたに過ぎない面も大きいことを忘れてはなりません。

エネルギーを消費するという面倒くさいことをしなければシェイプアップは出来ません。

食事制限や食事コントロールだけではダイエットすらなかなか思うように達成できない理由は、ここまでにも述べましたが、その他にも、

  • 私たちの体脂肪の質と量をコントロールしているのは自律神経であるということ
  • その司令塔である脳は、実はあなたの体が作っているという面があること

そんなシンプルなところにあるんですね。

【摂取エネルギー < 消費エネルギー】を満足させるという収支計算だけを見ていれば、食事量を減らせば達成できる計算となりますが、おっとどっこいそうは行かない!

そこには、ここまでにお話した私たちの食欲コントロールの難しさに加え、栄養代謝・エネルギー代謝に関わる要素がいつも比例的に反応するわけではないという仕組みや統合司令部である自律神経の機能低下やなどが複雑に絡み合っていそうです。

例えば、食事前にチョコレートを1カケ食べることで、血糖値を上げ、満腹中枢を刺激することで食事の量が自然に減るというダイエットがあります。

しかし、誘惑に弱い筆者なんかは、1カケ食べるとどうしてももう少し欲しくなります。
そして気が付いたら1枚ぺロッと平らげてしまうことが多いです。(300Kcal!!)
結果、食事量が減ったとしてもとても歪な栄養バランスということになるでしょう。

考える仕事をしていると確かに甘いものが欲しくなります。
実に、体というものは仕組みに正直に働いているようです。
しかし、これもいったん癖がつくからこうなっちゃうんですよね。

食事の質量のコントロールはもちろん重要な要素ですが、それ以上に「食欲」を排する難しさが付きまといます。

それなのに、いや、結果的にはそうだからこそ、食事オンリーで体を絞ることは難しいということになると考えるのが合理的でしょう。

ダイエット・ルネッサンスをもたらしてくれるかもしれない【褐色脂肪細胞】の研究成果に基づいて予想される方法を本講座ではお話ししていくわけですが、筆者は、やはりそれだけではダイエット・シェイプアップは出来ないと考えています。

ただ、【褐色脂肪細胞】は学術の世界でも肥満対策・減量対策の一つの大きな可能性としてかなり注目されていることは事実ですし、筆者自身もダイエットの一定の部分は担えるのではないかと予感はしています。

代謝の全体をもっと広範囲に鳥瞰できるほどに勉強し、より確かな仮説からの展開を目指すことが、本講座の使命と考えており、その意味で進化と深化をする講座になるだろうということで、専用のページを設けて更新することにしています。

ともかく、あなたにとっては、「エネルギーを如何に楽しく効率的に消費するか?」という正しいダイエットの基本アプローチを主として模索していただきながら、【褐色脂肪細胞】の研究から予測される手法を交えながら試行されんことを願います。

[P.S.]
実は筆者自身、技術屋から引退を考え始めた時期から、徐々にメタボになってしまいました。
クライアントを回ったりすることがなくなってしまうと、ますます加速した感じがします。

もちろん、年齢とともに基礎代謝が落ちているのに加えて、活動性が落ちるという事情が付加しますから、ある意味、実に理論通りに体は反応するんだと実感しています。

また、そもそも「食べろ!食べろ!」が口癖だった母親のおやつに付き合ったり、介護で食事を作ることになってからは、一人で寂しく食べさせることもできなく、食事も軽く一緒に付き合うなどで二重の食事習慣が日常化した影響が非常に大きいのは分かっていました。
事実は三重苦だったわけで、これが非常に辛かった…。

ここからも次のことがはっきりと結論付けられます。

  • 生活活性が落ちると太りだす
  • 基礎代謝が落ちると太りだす
  • 食べ過ぎるとより太りだす

ですから、自分の身の回りの諸般の事情が落ち着いたら、毎日一定の運動をしようと考えていますが、その前に、【褐色脂肪細胞】の研究成果から予想される方法論(第1章)を、筆者なりに試してみようと思い立って始めた次第です。

その結果、これがなかなか効果があるのではないかと実感できたところから、【褐色脂肪細胞】を通して、避けては通れない「エネルギー消費」の基礎理論を理解するためにも本講座をまとめてみようかなと思った次第です。

本講座は、引き締まった美しい体を作るシェイプアップ(一般的に「ダイエット」と呼ばれているもの)に関する正しい理論と手法を、誰にでも分かりやすく紐解くことを目的としています。

ご存知の方は少ないかもしれないWとB(読まれていく内に正体を現します)にスポットを当て、世にある多くのダイエット手法とは代謝的に全く別の根拠によるアプローチをご紹介しますが、ダイエットの本道は【過剰にならない一定の糖質をジャストインタイムで摂取する】ということ以上でも以下でもないということをバラシておきましょう。

誰にでも理解しやすいようにまとめてはいますが、一方で、医学系・看護系の大学新入生レベルには今後の勉強の基本予習・イメージ作りとしても有益ではないかと思います。

講座の内容をPCに書籍として保存しておかれませんか?

  • 何度も訪れて順次閲覧していただいている方
  • 一度に長時間にわたってページを順次遷移して読んでいただいている方

まことにありがとうございます。

よろしければ、下記内容をPDF電子書籍の保存版としてPCでご覧になりませんか?

邪な業者と分かりつつ心動かされたときに、思い出して読まれると、冷静な心で判断ができるお役にも立つと思います。

根も葉もないことを面白おかしく書いているわけではなく、理系の心で精査に精査を重ね、スタッフだった女性の実践的な生活習慣の理論検証とエビデンスに基づいて、数か月を要してまとめ上げた書籍ですので、印刷して普段の心がけとしてお手元に置いていただき、初心に帰るきっかけとしての意味でご利用いただければ幸いです。

ほとんどが女性の方とお見受け致しますので、とっておきの特典をお付けしますので、ワンコインでPCに保存されておいては如何でしょうか?

■ご提供内容

  1. 【保存版】代謝とダイエット~さらば燃えない脂肪の憂鬱~ PDF180ページ
  2. 資料1:肥満指標と基礎代謝 PDF7ページ
  3. 資料2:必要エネルギー・摂取エネルギー PDF3ページ
  4. 美姿・美脚になれる!!バレリーナこれだけレシピ PDF76ページ
    後半32ページは1.の第4章と同じ
  5. スペシャル特典:刺繍・和風デザイン スタンプ(透過png画像、及び、LINEで使っても透過する透過gif画像:320×320)| 文字付:44点、文字無し:47点
    さすがに、その元となる用途無限大の大画像はお付けできません m(__)m
もう一つの知られざる世界!

理に適ったサプリでも、まず即効的な効果は期待できません。

しかし、最短で痩せる医薬(抗肥満薬)なら2種あります(世界一の製薬会社が提供するお薬と日本のバイオ・サイエンスに手を出した大企業のお薬でしかも承認薬)。

そして、もう一つ、日本一の製薬会社 武田製薬が承認を得ながらも(世界有数の製薬会社依存ですが…)、製造権の持ち腐れで日の目をみなかった「オブリーン」も、世界ではそのジェネリック薬は販売されています。

当社が家電販売、特に施主支給家電で一世を風靡した時、卸元の担当者が「ニーズがあるから、その署品は存在する」とはよく言ったものです。

なるほど、便のお漏らしを気にせねばならず、片やお薬への依存性が発生しますから、よほど病的なメタボリックでない限りおすすめすることは出来ない肥満治療薬ですが、世の中のご立派なクリニックは平気で、それほどでもない肥満程度の患者にも使っているようです。

ある意味、新型コロナの非常事態宣言で、あまり外出できない今こそ、臆病だった方には、試してみる唯一のチャンスかもしれませんね。

先発薬はさすがにお高いですが、ジェネリックも数種ありますので、自己責任覚悟で入手されるなら参考にされてください。