さらば 燃えない脂肪の憂鬱 プロローグ3

あまりにも不親切な・・「食事制限」<

食事制限

今まで、その食事制限や食事のコントロールだけでダイエットに挑戦してきた方は普通に多く居られるのではないかと思いますが如何でしょうか?

ほとんどの方が一度は挑戦された経験をお持ちではないでしょうか?

一方、誰もが極力運動しないで痩せたいと願っている中、そのニーズを格好の獲物として、「楽チン」を謳うダイエット産業が、より一層「楽チン」の可能性を信じさせることで、自らを正のスパイラルの中に安泰化している現実があります。

「食べるだけで痩せる」という明らかに矛盾したキャッチフレーズまで乱れ飛びますし、「飲むだけで痩せる」という印象を与えるサプリメントもたくさん目にされるでしょうから、辛~い食事制限をするぐらいならと飛びつきますよね。

まぁ、比ゆ表現として、ある程度のものはまだ許せたとしても、全く偽りの表現だったりすることも多いようですし、結局はほとんどが期待外れに終わるのがオチのようです。
そんな中、「結局は食事制限しなければダイエットできないわ!」となることでしょう。

この結論は何を隠そう、消費するエネルギーに不釣合いな程過多な栄養を摂取している人(食べ過ぎの人)には正解なんです。

しかし、平均的な私たちは、摂取エネルギーがどんどん下がり、むしろ必要なエネルギーよりも少ない摂取量しか摂っていないという統計が出ています。

【摂取エネルギー<消費エネルギー】の人までが、食事制限を含んだダイエットをしていたことは十分に現実としてあったのでしょう。
とすれば、それは実に不自然なことをしたわけですから、当然、過ちに気づいたわけです。

そして、今や「食事制限はダメ」がダイエット情報の常識ですし、ダイエットノウハウもたいていPRの謳い文句には「食事制限なし!」と書かれています。
(開けてみれば、実際は食事制限がイッパイだったという話はザラですが・・・)

これは、「食事制限」という言葉があまりにも不親切なままで使われてきたことが問題なんですね。

「食事制限」という言葉がもたらす曖昧さを回避し、その意味するところを論理的に追求しさえすれば、実は、食事への処し方の本質が一挙に見えて来ます。

基本方程式【摂取エネルギー<消費エネルギー】を満たしさえすればいいことは理論的には正しいことです。

しかし、不思議なことに、単純に摂取エネルギーを減じるだけでこの不等式を満たすことは難しいというのが現実なんですね。

何故、難しいのでしょうか?
様々な理由があることが予測できますが、筆者の理論的帰結をお話しておきましょう。

【摂取エネルギー>消費エネルギー】からダイエットを目指すノーマルな人にとっては、体に対して「お前には今までのように栄養はやらないよ」と出力していることになります。

その出力に反応して、脳は「そうか!では中性脂肪貯蓄に回していた糖質が無くなるのはいいとして脳に回す糖質が足りなければ、一つの方法として在庫の中性脂肪を分解してグリセリンから作るとするか」と変化します。
あなたの出方によって脳が変わっていくのです。

ところが、「食事制限せねば」という意識過剰で、従来とあまりにも不連続な摂食ダウンをしてしまうと継続ができないという「食欲」との葛藤が困難さを行く手を阻むのです。

*食事制限をすると筋肉が分解されて基礎代謝が落ちると書かれていることが多いですが、余程極端な食事制限をしないと、代謝も筋肉にまでは手を付けないと考えるのが合理的。
中性脂肪を溜め込んでいる人なら、なおさら、分解してグリセリンから糖質を作ればいいのですから。

一方、【摂取エネルギー<消費エネルギー】の人にとっては、そもそも摂取量を減らすことが逆方向ですから、体に対して「お前には今以上に栄養はやらないよ」と出力しているようなものです。

その出力に反応して、脳は「そうか!ではできる限り省エネモードに切り替え、足らない分は自前で調達しよう」と変化します。
これも、あなたの出方によって脳が変わっていくのです。

この2者の違いは何でしょうか?
前者は生存に対してプラス側で余裕があり貯蓄をしないことでのセーブ運転に入りますが、後者は生存に対してマイナス側ですから赤ランプ点滅自給自足セーブ運転を始めるのです。

不親切な言葉なのに魔力を持った「食事制限」という言葉は、間違えるととんでもない混乱を巻き起こしてしまいます。

脂肪は少々減らしても糖質の急激な不足は避けながら、なだらかに食事摂取量を減らすことができれば、消費エネルギーを変えることなく(運動を付加することなく)ダイエットができる可能性は高いはずですが、「食事制限」となると、なかなかそういう方法と結びつかず、どうしてもデジタル的なオンオフ=食べるか食べないかになってしまうのですね。

急激に、それもやみくもに摂取量を下げようとすることは、何よりも最も大切な代謝が狂い出し、それに輪をかけて食欲に対するストレスに悩むため長続きもできなくなるわけですね。

答えを先に言ってしまいましたが、ダイエットをスタートされるに際し、本講座を通して学ぶ代謝の仕組みから筆者が当たり前に出した本質の答えを、具体的な言葉として端的に伝えておきましょう。

あくまで、【摂取エネルギー>消費エネルギー】からダイエットを始める人に対してです。

「食事制限」という言葉の曖昧さを放置して、決して、食事を抜いたりしないこと
「お米はがっつり食べましょう」ではなく、「お米は普段より軽めに食べましょう」
「脂肪もがっつり食べましょう」ではなく、「脂肪は控えめに食べましょう」

細かいことはさておいて、体脂肪を減らすダイエットしたいあなたの大原則は、

「炭水化物は普段よりやや軽い目に摂り、脂肪は無理しない範囲で減らす」
「炭水化物はジャストフィット摂取を心がける」

要するに、ここが分からないと何をやっても台無しにしてしまうということです。
もっと言えば、ここからスタートすればスムーズにダイエットが進むだろうと言えます。

あなたも、当たり前のことだとは言われないはずです。
このように書かれている情報、あるいは、表現こそ違ってもこれに通じると思い当たった情報とどれほど出会われましたでしょうか?

「食事制限」という言葉や情報で、このように解釈し実践した方は居られますか?
筆者が見た範囲でも極めて少ないのが実情です。

「食事制限」という曖昧な言葉が、明快に定義されている情報は稀有なんですね。
中には、【摂取エネルギー<消費エネルギー】の人まで食事制限しているケースも見受けられるほど、適用対象すら曖昧にされている始末です。

筆者が出した答えは、論理的に当然の帰結として導き出せた程度でシンプルな答えです。
しかし、これ以外に合理的な答えは筆者には出て来ません。

ですから、消費するエネルギーに不釣合いな程過多な栄養を摂取している人に関しては、
食事の制限・コントロールだけでダイエットはできるはずなんです。

しかし、あたには、今この場で
「食事の制限・コントロールだけではダイエットは時間がかかる!」という事実と、
「食事の制限・コントロールだけのダイエットではあまりに切ない!」という消極性をも
頭に叩き込んでおいてほしいのです。

もっとあなたの立場で言えば、「運動すること」を加味することで、より時間は短縮され、且つ、末永い健康とセットで手に入れることができますよということです。

とは言っても、何はさておいても、筆者が言った意味での「食事制限」はこれを読まれた今からスタートしていくことが望ましいのです。

何故なら、最も困難を極める「食欲」と向き合うことに通じるからです。
そして、運動も含めダイエットはステップ・バイ・ステップで進めた人だけが成功するからです。

分子生物学や生物組成学・医学がこれほど発展してきたにもかかわらず、「焼け石に水」とでも言うかのように肥満は増え続けています。
「ダイエットが難しい」ことは、他ならぬ現実が冷酷に証明してくれています。
ダイエット失敗の残骸や落胆のため息の数はどれほど膨大なことでしょう!

目的を持つどんな挑戦においても、それなりに目的を達成していく人々が必ず居ます。
はたして、ダイエットに成功する人は、彼らと同じく、「A;当たり前のことを B;バカみたいに C;ちゃんとやる」ことが出来得た人なのかもしれません。

「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる」とは経営コンサルタント小宮 一慶 氏の著書で、評価が高いことに加え、結構いろんな会社で教訓とされているようです。

これを精神論と考える向きもあるようですが、言葉だけを見てもこれは方法論の公理です。
百歩譲って、もし、この言葉が精神論であったとしても、「そんなの精神論じゃないか」という言葉で批判することをインテリジェンスだと思い込み、精神論をバカにしているような人に限って、その人自身が向上していっている姿を見つけることはできません。

人の差の大元を辿れば、紛れもなく、結局は精神の違いに帰着してしまうと僕は確信しています。

精神論蔑視は、これが商売人にとって邪魔な代物だからでしょう。
「意志が弱いほど~できる」と売り込むだけでメチャメチャ売れてメチャメチャ儲かってしまいますから、精神論は永久に蔑視されていなければならない存在なのです。

【楽しくやるから長続きする・・・長続きするから目標に近づく】
これがダイエットに臨む際の基本です。
いや、結局は人間の営み全ての基本がここにあります。

だからこそ、あらゆる営みに生じる個人格差の多くの源は、このABCを地道に辿ったのかどうかにあると結論するのが正しいと言えるでしょう。

本項で述べた「食事制限」という曖昧な言葉も、エネルギーや栄養代謝の仕組みを知ることなく単なる「食事抜き」などと解釈してしまうと、「A;当たり前のこと」の出発点から躓いてしまうことになります。

本講座では、ダイエットの基本を真に理解するための学術的な根拠を詰め込みました。
何故なら、真の知識や理解のないところに問題の解決策などあろうはずがないからです。

ただ、それだけなら煽り文句だけご立派で中身の薄い通俗ダイエット商材をより深く批判・検証しただけの講座に止まってしまい、同じように落胆させてしまいます。
ですから、できる限り筆者の論理的帰結を記しました。

  • 「炭水化物は普段よりやや軽い目に摂り、脂肪は無理しない範囲で減らす」
  • 「炭水化物はジャストフィット摂取を心がける」

これを実際に活かしていただくには、この言葉をあなたのみがしっかりと咀嚼していただかねばなりません。
そうでないと確実に、あなたの中では「当たり前じゃん」という言葉として空言葉に終わってしまうでしょう。

本講座は、引き締まった美しい体を作るシェイプアップ(一般的に「ダイエット」と呼ばれているもの)に関する正しい理論と手法を、誰にでも分かりやすく紐解くことを目的としています。

ご存知の方は少ないかもしれないWとB(読まれていく内に正体を現します)にスポットを当て、世にある多くのダイエット手法とは代謝的に全く別の根拠によるアプローチをご紹介しますが、ダイエットの本道は【過剰にならない一定の糖質をジャストインタイムで摂取する】ということ以上でも以下でもないということをバラシておきましょう。

誰にでも理解しやすいようにまとめてはいますが、一方で、医学系・看護系の大学新入生レベルには今後の勉強の基本予習・イメージ作りとしても有益ではないかと思います。

講座の内容をPCに書籍として保存しておかれませんか?

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まことにありがとうございます。

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邪な業者と分かりつつ心動かされたときに、思い出して読まれると、冷静な心で判断ができるお役にも立つと思います。

根も葉もないことを面白おかしく書いているわけではなく、理系の心で精査に精査を重ね、スタッフだった女性の実践的な生活習慣の理論検証とエビデンスに基づいて、数か月を要してまとめ上げた書籍ですので、印刷して普段の心がけとしてお手元に置いていただき、初心に帰るきっかけとしての意味でご利用いただければ幸いです。

ほとんどが女性の方とお見受け致しますので、とっておきの特典をお付けしますので、ワンコインでPCに保存されておいては如何でしょうか?

■ご提供内容

  1. 【保存版】代謝とダイエット~さらば燃えない脂肪の憂鬱~ PDF180ページ
  2. 資料1:肥満指標と基礎代謝 PDF7ページ
  3. 資料2:必要エネルギー・摂取エネルギー PDF3ページ
  4. 美姿・美脚になれる!!バレリーナこれだけレシピ PDF76ページ
    後半32ページは1.の第4章と同じ
  5. スペシャル特典:刺繍・和風デザイン スタンプ(透過png画像、及び、LINEで使っても透過する透過gif画像:320×320)| 文字付:44点、文字無し:47点
    さすがに、その元となる用途無限大の大画像はお付けできません m(__)m
もう一つの知られざる世界!

理に適ったサプリでも、まず即効的な効果は期待できません。

しかし、最短で痩せる医薬(抗肥満薬)なら2種あります(世界一の製薬会社が提供するお薬と日本のバイオ・サイエンスに手を出した大企業のお薬でしかも承認薬)。

そして、もう一つ、日本一の製薬会社 武田製薬が承認を得ながらも(世界有数の製薬会社依存ですが…)、製造権の持ち腐れで日の目をみなかった「オブリーン」も、世界ではそのジェネリック薬は販売されています。

当社が家電販売、特に施主支給家電で一世を風靡した時、卸元の担当者が「ニーズがあるから、その署品は存在する」とはよく言ったものです。

なるほど、便のお漏らしを気にせねばならず、片やお薬への依存性が発生しますから、よほど病的なメタボリックでない限りおすすめすることは出来ない肥満治療薬ですが、世の中のご立派なクリニックは平気で、それほどでもない肥満程度の患者にも使っているようです。

ある意味、新型コロナの非常事態宣言で、あまり外出できない今こそ、臆病だった方には、試してみる唯一のチャンスかもしれませんね。

先発薬はさすがにお高いですが、ジェネリックも数種ありますので、自己責任覚悟で入手されるなら参考にされてください。