さらば 燃えない脂肪の憂鬱 第2章:エネルギー代謝 | 1
エネルギー消費の前提
私たちが生きていく上で必要不可欠なエネルギー。
このエネルギーは、私たちが食事から得た脂肪や糖質・蛋白質などの栄養素がその源です。
そして、このエネルギーは体のあらゆる部分で消費されます。
そのメカニズムの基本は、エネルギーを専門に生産する特定の器官があって、そこから体のあらゆる部分に送られるわけではなく、エネルギーを使う各部位の細胞が自分で産生してまかないます。
エネルギー産生の単位は瞬間に行われるものですから、使う場所で生産しないことには応答が拍子抜けになりますから意味がありません。
■消費するエネルギーは使う部位の細胞が自分で産生する。(地産地消)
脳のエネルギーは脳で生産され、臓器のエネルギーは臓器で、筋肉のエネルギーは筋肉でそれぞれ産生されます。
自分で産生すると言っても、何も無いところからエネルギーを作ることはできません。
それぞれの部位で、すぐにエネルギーに変換できるように、絶えず血中から必要な栄養を材料として取り込むシステムが出来上がっているのですね。
体が消費するエネルギーとなり得るのは、栄養の内、グルコース(糖質)と脂肪です。
私たちが食事で摂取する糖分は、グルコースの結合体であるデンプンの形で入ってきます。
また、脂肪は脂肪酸とグリセリンの化合物である中性脂肪として入ってきます。
どちらも、そのままの形では体の中に吸収することができず、一旦、分解した形で吸収するような仕組みが出来上がっているのです。(第3章酸参照)
このように形を変えなければならないのは、なにも食事からの栄養分を腸管を通して吸収するときだけに限りません。
違った組織に受け渡しするとき、血中に乗せて運搬するとき、組織の細胞に貯蔵するとき、それぞれの組織で最もありやすい状態が違いますから、様々な酵素や電子の手助けによって、相手先との関係で一番ありやすいように形を変えることが常態的に行われます。
簡単に言えば、吸収されたり運ばれたりエネルギーとして使ったり貯蔵したりするというプロセスは、分解と合成を必要に応じて違った場所で繰り返しているということですね。
コラーゲンを食べたってコラーゲンのまま体に取り込まれて移動するわけではありません。
糖質も脂肪酸もその代謝は、非常に多岐にわたり複雑なものですが、大きくまとめれば、
デンプン→グルコースに分解されて吸収・運搬→骨格筋・肝臓にグリコーゲンとして貯
蔵→必要時にはグルコースを産生
中性脂肪→脂肪酸とグリセリンに分解されて吸収→再合成されリポタンパクとして運搬
→脂肪細胞には中性脂肪に合成されて貯蔵→必要時には燃焼
というような理解を基本においてください。
ダイエットに関わりのある代謝としては、主に糖質代謝と脂肪代謝の二本柱の基本を知っておくことがエネルギー代謝を理解する上での前提として手助けとなります。
次に、認識しておいて頂きたいのは、
私たちの体の各器官は、エネルギー源として糖質使用か?脂質使用か?の選択、
あるいは優先順位が決められている。
脳細胞は主に糖質をエネルギー源として使います。(糖質だけという主張が通説です)
心臓と肝臓は主に脂肪をエネルギー源として使いますが、糖質も使います。
骨格筋も脂肪をエネルギー源として使いますが、そこにある糖質を優先的に使います。
という具合なんです。
これらの話は、本講座の全体を通して理解を深めていただければと思います。
シェイプアップの大前提は「エネルギーを消費する」ということに尽きます。
(とは言っても、運動さえすればいいというものではないところが難しいのですが・・・)
第1章でお話した褐色脂肪細胞ですらその例外ではありません。
ただ、運動するという行為無しにエネルギーを消費するルートとして特異というだけです。
しかし、褐色脂肪細胞での「棚からぼた餅」的なアプローチに感動されたからといって、決して過度な期待や甘えをしないでほしいのです。
基本は、
【よく活動し(エネルギーを消費し)、欲望に支配されずに妥当な量を食べる】
これしかありません。
これに付加してエクササイズや褐色脂肪細胞由来のアプローチをすれば、より体は絞れるというイメージをシェイプアップとして捉えてください。
第2章|2:エネルギーを生み出す源~ATP(アデノシン三リン酸)御出座!
本講座は、引き締まった美しい体を作るシェイプアップ(一般的に「ダイエット」と呼ばれているもの)に関する正しい理論と手法を、誰にでも分かりやすく紐解くことを目的としています。
ご存知の方は少ないかもしれないWとB(読まれていく内に正体を現します)にスポットを当て、世にある多くのダイエット手法とは代謝的に全く別の根拠によるアプローチをご紹介しますが、ダイエットの本道は【過剰にならない一定の糖質をジャストインタイムで摂取する】ということ以上でも以下でもないということをバラシておきましょう。
誰にでも理解しやすいようにまとめてはいますが、一方で、医学系・看護系の大学新入生レベルには今後の勉強の基本予習・イメージ作りとしても有益ではないかと思います。
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