食前の「0.5Lの水」に効果あり!の詳細

食前の水

では、ヴァージニア工科大学のBrenda Davy博士の研究成果の要点をまとめておきましょう。

発表の元になる論文を原文でサラッと読ませて頂きましたが、きっちりと学術的な手順を踏んだ研究でした。

和訳してご提示するには、なかなか大変な作業になりますが、折があれば興味のある方にはお見せできるようにはしたいと思っています。

Brenda Davy博士は従来から、食事の直前に水を2杯(2オンス≒480CC)飲むと、中高年者は毎食75~90キロカロリー食事の量が減るという結果を得られていました。

●臨床試験条件

48人の中高年(公募、55歳-75歳、BMI:25~40)を2グループに分けて実施。

WPグループ:毎食直前に2グラス(480CC)の水を飲み低カロリー食を食する
NPグループ:食前の水は指示されず(普通は飲まない)に普通に低カロリー食を食する
2つのグループの食事は同一の低カロリー食です。
(管理栄養士の指導を受け、同じ食材でまかなう。)

●結果:12週間後

WPグループ:平均15.5ポンド=7kg体重が減った
NPグループ:平均11ポンド=5kg体重が減った

●結論

食前に水を飲んでいたWPグループが対照群のNPグループに比べて、毎食の食事の量が少なくなり、体重減少として+2Kgの上乗せ効果があった。

即ち、低カロリー食単独では3ヶ月で5Kgの減量効果があるが、食前に水を2グラス摂取することで、さらに2Kgの減量効果が上乗せされる。

その理由は、カロリーを持たない水摂取で胃の膨張感が生じ、これによって食事摂取量即ちカロリー摂取量が減少することによる。

※注記

  1. 1日に必要な水(分)摂取量とは全く本質が異なるものであることに注意ください。
  2. 決して、1日1.5Lの水を摂取せよという言葉に変質させて伝えないようにして下さい。

摩夢化 計子の考察

私は、ダイエットの根本的な前提条件は「食欲」のコントロールにあると考えていますが、これをシンプルにしかもノーコストで実現する合理的な方法論だと考えます。
しかし、次のような問題あるいは疑問は残ります。

  1. 水分の吸収は早いので、特に若者にとっては急速に空腹感が襲ってくるのではないか?
  2. だとすれば、食間の空腹感(通常の生理学的な反応による空腹感)にどう対処するかの問題が生じるのではないか?(やはり食欲との葛藤は不可避?)

    私が、「ダイエットは食欲のコントロールが屋台骨だ」というのは、この説にしても、まさにここに乗り越えねばならない壁があると考えるからです。

    その意味でも、「食べるときは野菜からガッツリ食べる」が、最も合理的な方法だと考えています。
    (野菜嫌いの方には難しいかもしれませんが、克服努力は必ず実を結びます!)

  3. 食間の水分補給はするべきかしないべきか?
  4. 食間も、喉の渇きに従って水を補給すれば特に問題はないでしょう。
    このプラスαが、腎臓の処理能力を超えるとは考えにくいと判断します。

    しかし、食間に特に人口甘味料を使った飲料を飲んだ場合は、当然カロリー摂取となるため、効果がかなり薄まるかもしれません。

    ただ、食間にコーヒー・紅茶などを計1,2杯であれば、水分摂取量としても問題ありませんし、幸福感を満足させることができるという意味で、何ら問題はないと考えます。

人口甘味料を使った飲料・食物は肥満の大きな要因を占めていると考えている私は、出来る限り、こういったものと疎遠になる習慣を付ける契機して捉えることができれば、非常に効果的な試行になるのではないかと考えます。

もし、食前の水摂取を試してみられるのであれば、この際に、食間も人口甘味料を使った飲料は出来る限り飲まない方向でチャレンジされてみては如何でしょうか?

さらに、最終的にはめったにおやつは食べないという状態が望ましいのですが、どうしてもおやつに手が伸びる人は、カロリーの低いおやつに置き換えることがお勧めです。
せっかく効果があるのに、食間で台無しにしてしまうのはもったいな過ぎますよね。

おそらく、私たちは食べるだけで、少々運動したって追いつかないほど肥満になっていっていることは確かですから、まずは、食欲のコントロールを第一に考えるべき時が来ていると考えます。
ダイエットに失敗する多くの人は、結局ここが超えられないかあるいは無認識だということなんですね。

「食べるほど痩せる!」などという言葉があったとすれば、絶対にあり得ないことだと今自分に判決を下しておいてやってください。

次回は、一息入れる感覚でのお話をさせていただきます。

本講座は、引き締まった美しい体を作るシェイプアップ(一般的に「ダイエット」と呼ばれているもの)に関する正しい理論と手法を、誰にでも分かりやすく紐解くことを目的としています。

ご存知の方は少ないかもしれないWとB(読まれていく内に正体を現します)にスポットを当て、世にある多くのダイエット手法とは代謝的に全く別の根拠によるアプローチをご紹介しますが、ダイエットの本道は【過剰にならない一定の糖質をジャストインタイムで摂取する】ということ以上でも以下でもないということをバラシておきましょう。

誰にでも理解しやすいようにまとめてはいますが、一方で、医学系・看護系の大学新入生レベルには今後の勉強の基本予習・イメージ作りとしても有益ではないかと思います。

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理に適ったサプリでも、まず即効的な効果は期待できません。

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当社が家電販売、特に施主支給家電で一世を風靡した時、卸元の担当者が「ニーズがあるから、その署品は存在する」とはよく言ったものです。

なるほど、便のお漏らしを気にせねばならず、片やお薬への依存性が発生しますから、よほど病的なメタボリックでない限りおすすめすることは出来ない肥満治療薬ですが、世の中のご立派なクリニックは平気で、それほどでもない肥満程度の患者にも使っているようです。

ある意味、新型コロナの非常事態宣言で、あまり外出できない今こそ、臆病だった方には、試してみる唯一のチャンスかもしれませんね。

先発薬はさすがにお高いですが、ジェネリックも数種ありますので、自己責任覚悟で入手されるなら参考にされてください。