最適な柴犬の食事を求めて

私自身は生まれたときから家には犬が居ました。
そして、私自身の子どもが生まれた時に、4匹目の出会いとなる犬を飼い始めました。
この時は、柴と秋田のミックス犬でした。

子どもたちに、動物の世話をすることを通して育まれる愛情や命と向き合うことを通して生命の尊さを感じてもらうためでした。

共通していたのは、そのいずれの犬も

  • ペットショップで買った犬たちではない
  • ペットフードなるものを与えたことは一度もない

ということです。

犬に人間の残飯や人間の食事を与えてはダメという不思議

10年ほどブランクがあって、2012年、柴犬ラプラス君を譲り受けるに際して、ペットをめぐる状況は激変していました。

「犬には人間の食事や残飯を与えてはいけない」という情報が山ほど掲げられ、しかも、それがメジャーの地位を占めていました。

柴犬ラプラスのドッグフード

しかも、それを守らない者は非常識人間であり無知なバカであり、まるでペットを愛していない鬼畜のような扱いです。

ペットフードが世に出るまでに人に飼われてきた犬や猫たちは不幸な時代に生まれたのでしょうか?

今まで飼って来た犬たちは、皆、鶏の骨や魚の皮・骨をバリバリと食べ、麦飯に味噌汁をぶっかけた猫まんまを喉を鳴らして食べていました。

私の母などは、犬の為に麦飯に魚の残飯やお肉、野菜などを混ぜて毎日炊いていましたが、骨を刺さらせるなどということもなく、実に美味しそうに食べていました。

だからといって、特に早死にした犬もありませんでした。

子どもたちとともに育った4匹目のコロ号は、フィラリアにやられて最後は苦しい思いをさせてしまいましたが、12年生きました。

フィラリアにやられていなければ、もっと長生きしたでしょう。

進化する医療や文化生活が人間の寿命を伸ばしていったのと同様、犬猫の寿命も伸びていることは確かですから、12年じゃ可哀想と言われればそれまでですが、最高のプレミアムフードを与えていても2桁生きられない子も少なくはないのではないでしょうか?

こういうことは問題提起だけに止めておきますが、人間もドッグフードと大して変わりのない加工食品の食生活に依存してしまっているのですから、私自身ドッグフード自体を全面否定できるような立場にはないと思っています。

ただ、人も犬も「食のあるべき理想」とは遠くかけ離れた生活を選ばされていることだけは確かだという思いは悶々とあります。

ともかくも、ドッグフード主体になることは時代の枠組みの中で生きる以上、仕方がないことだとしても、人間の食事や残飯はダメということを正しいこととして既成概念にしてしまっては犬も可哀想ではないかと考えるばかりです。

かといって、私たち自身が目まぐるしく変化する時代のせわしなさの中で生きることは、一昔前ほど時間的にも精神的にも余裕を与えてはくれませんから、犬の食事をドッグフードに頼ってしまうことを一概に無責任だと非難することも愛のない話ではないでしょうか?

ただ、中立な専門家が少なかったり、その真摯な情報に限ってかき消されがちであることが最も残念で不幸なことです。

幸い、我が家では人間の残飯や食事で何ら問題のないことを経験してきていますから、ネットに上がっている情報をむやみに信じることもなく、普通に人間の食事も与えています。

朝は、家族が食パンを食べていると、傍にお座りをしたり膝にマズルを乗せて来たりしてせがみます。

ただ、スーパーで売られているような食パンであれば、鼻先に差し出しても臭った挙句「これは要らない!」と食べません。

これが、お店で手焼きされた食パンであれば、「これだよこれ!」と実に美味しそうにムシャムシャと食べます。

さらに、バターを塗っていないと「バターを塗ってくれよ!」と要求して来ます。

マーガリンでも塗ろうものなら、「何を塗ってくれるねん!」と言わんばかりにもう食べません。

おやつでも何でもですが、総じて、添加物の質量が分かるのでしょうね、添加物が多かったり悪かろう添加物が含まれた食べ物は食べようとしません。

まさに、番犬というよりも添加物判定犬の役目を果たしているかのようです。

また、人間様に販売されている品質の確かな豚肉やら鶏肉をお安く出たときに買っておいて、それを毎日ゆで汁とともに与えると実に美味しそうに食べます。

本当のことを言うと、ドッグフードだけであれば、必ず、「今日はこれだけかよ!」というような目をして周囲を見渡し、すぐにガッツクなんてことはありません。

必ず、一呼吸・二呼吸を入れた後、時には一旦中座した後、仕方なく食べるといった具合です。

ですから、こういった考え方に同意していただけるのでれば、
人間の残飯や食事もできる限り取り込んであげることを考えられては如何でしょうか?

ドッグフード:そもそも何を大切に考えるか?

さて、ここからはドッグフード選びに関してのお話に移っていきたいと思います。

あくまで、ドッグフードという同じ土俵上での比較・対照としてご参考にしてくださいね。

高砂長谷川様より「成犬になった後は、プレミアムフードであれば特に神経質になることはない」とお聞きしていましたが、どっこい、より良いものをと願えば願うほどドッグフード選びは結構難しく、最適のドッグフードを求めて幾つか変遷を重ねました。

どうしても、経済的な負担を考えて、よりお安いものでベストを選ぼうとしますから、これが難航の始まりなのかもしれません。

しかし、ある意味、スーパーで売られている激安のドッグフードを食べていても長生きする犬は居るであろうことも考えると、そういう意味では、この記事を読んだからといって、無碍に焦る必要も慌てる必要もなく、じっくりと考えて調整されていけばよいのではないかと思います。

我が家が、柴犬の最適なドッグフードを選ぶにあたっては、

  • 柴犬は認知症になりやすい
  • 柴犬は皮膚が弱い傾向がある

といったことを考慮して、ごく一般的に

  • 少なくとも魚由来の成分を一定量与えよう
  • アレルギー対応されたものを与えよう

というポイントを重視して追及してきました。

柴犬成犬(6歳1ヶ月現在)としての結論

幾つかの変遷をお話する前に、そもそもこの記事を書こうと思い立った契機をお話しておくことから始めます。

この契機は、実は我が家の成犬期の結論として長らく定着していた【Orijen(オリジン) アダルト】が2017年末よりモデルチェンジがされたことにより、次のステップを模索し始めたことにあります。

と言いますのは、先ずはやっぱり価格のアップです。

「犬の立場で考えろ」と叱責を受けそうですが、そうはいっても、ただでさえお高いプレミアムドッグフードですから、実質的な負担がさらに4,5割も増えては厳しいです。

オリジン (Orijen) アダルト
6.8kg 8000円~10000円

オリジン (Orijen) オリジナル
5.9kg 12,500円

ただ、ラプラス君も若い頃のように突拍子もなく庭を暴走するような元気さは少なくなり、そろそろ中年の域を脱する時期を視野に入れなければならない時期に差し掛かってきましたから、食事を見直すよい機会だったとも言えます。

ご存知のように、【Orijen(オリジン) 】は、グレインフリーで、かなり高たんぱく高カロリーのプレミアムドッグフードです。

それ故、そもそも肝臓や腎臓に大きな負担になる可能性がありますけれど、とにかく元気で散歩も1時間を下回ることはなかったことも考慮して、

  • 魚由来成分も豊富に配合されていること
  • グレインフリーに皮膚アレルギーの防止効果を期待したこと
  • 原材料の質がよいと思われたこと

が魅力で、量を少なめに設定し、常に同量となるように大さじで管理することで採用していました。

しかし、そのオリジンがモデルチェンジをしてしまい、何はさておき、容量が減った上に価格が上がり、しかもアマゾンですら割引が非常に小さい価格があまり割り引かれず、その上、【6フィッシュ】には、モデルチェンジ後に「腎臓や肝臓が悪くなった」というレビューも現れました。

そこで、春に6歳を越えようとしている2018年初頭より、これを機に、一旦高たんぱく高カロリーから卒業した方がよいかもしれないということを考えました。

それで、2018年初頭より、いろいろと選定作業をした結果、「アーテミス」+魚ベース成分のドッグフードという結論に達し、まず「アーテミス」に切り替えたところ、ラプラス君の食いつきも、以前よりも非常に良いという感触がありました。

やはりお肉が好きなんでしょうね、チキンがベースで魚由来成分もフレッシュサーモン以外は含まれていないことでお口に合ったのかもしれません。

しかし、フレッシュサーモン以外の魚由来成分が含まれていないことは物足りませんでしたので、当初より予定していた「ウェルネス コア 成犬用 オーシャン」を下記のような比率で組み合わせることに移行しました。

「アーテミス」単体よりは、少し食いつきは悪い感じがしますが、便の状態も非常に良好です。

これが、2018年4月現在、6歳1ヶ月に到達したラプラス君にとっての最善と考えたドッグフードの結論です。

ラプラス君のドッグフード遍歴

ここからは、柴犬ラプラス君がどのような食事をして来たのかをご紹介します。

生後41日(我が家に来た日)~生後約8ヶ月

我が家に来たのは生後41日目ですから、この頃は高砂長谷川様に少し分けて頂いたANF パピィと呼ばれるドッグフードで通しました。

これが最も良い毛並みになるというお話でしたが、さすが展覧会で1席・2席など優秀な成績を収められています高砂長谷川さんの言葉に間違いはありませんでした。

他のブリーダーさんもお勧めされているのを見受けましたし、ラプラス君も「毛並みがいいですね」と誉められることが多かったですね。

高砂長谷川様もネットで購入されているとのことで、我が家も頂いたフードがなくなる前にネットで注文しました。

Amazonn販売価格ベースKg単価:1,275円/Kg
(2018年4月時点)

生後約9ヶ月~約2歳頃

最初は単に「柴専用」に作られたものが良いのではないかという単純思考と認知症防止にに効果があると言われているDHA・EPAを成分として含んでいたことにより、価格も安かったのでこれを選びました。

皮膚アレルギーに関しては「健康な皮膚・被毛」という文句を信じたのみでグレインフリーまでは考えませんでした。

この時期に、鼻ハゲになり接触性皮膚炎と診断されましたが、接触性ということで、特に食べ物との因果関係を疑うことはなく、また価格は安いけれども全体的にも特に悪いと思ったことはなく過ごしました。

しかし、次のロイヤルカナンに変えた後、しばらくしてから鼻ハゲが突然治癒したことから考えれば、やはりウェルケア 柴専用が原因であったのかもしれません。

価格は価格なりというよりも、やはり小麦がよくなかったのではないかと考えています。

Amazonn販売価格ベースKg単価:569円/Kg
(2018年4月時点)

生後約2歳頃~約3歳半頃

上記と同様、DHA・EPAが配合されている点でこれも選びました。

酸化防止剤のBHAが発がん性物質であること、環境ホルモン作用も認められていることで叩く記事が多くあることは知っていました。

しかし、人間の食べ物や医薬品にも多く使われていることを考えれば、法律の基準は別問題として、安全基準の範囲内で使われている限り、特に神経質になる必要はないと考えました。

本当にロイヤルカナンで発がんした犬が多いとすれば、企業自体が成り立たなくなるはずですしね。

一段価格の張るプレミアムドッグフードは確かに化学物質の添加剤を使わない製品もありますが、そうではない製品の酸化防止剤は何を使っているのか不明なものもあります。

こういったレベルで考えてみれば、危険でない物質が含まれていないような製品なんてないと思っていますから、非難は無視することにしました。

まぁ、検索の上位に表示されるサイトなどでは、たとえ「獣医がおすすめする」なんてタイトルでも、誰が書いた記事だか分からないものばかりですし、何よりラプラス君がいぶかしげな顔をすることもなく、食いつきはよかったので、結構長期間、ロイヤルカナンが続きました。

Amazonn販売価格ベースKg単価:1,283円/Kg
(2018年4月時点)

約3歳半頃に1回だけ試しただけ

仕入ルートがありましたので、完全オーガニックということで安く仕入れられるという打算もあり、小容量品で試すだけ試してみようとしたのですが、これには全く食いついてくれませんでした。

高カロリーではないからなのか、添加物の臭いを嗅ぎ分けるのか、理由は分かりませんが、とにかく全くお気に召さないようでした。

当時のAmazonn販売価格ベースでは一番単価が高かったのにもかかわらずです…。

Amazonn販売価格ベースKg単価:2,093円/kg
(2018年4月時点)

生後約3歳半頃~約6歳頃

現在は、【Orijen(オリジン) オリジナル】にモデルチェンジでKg単価も跳ね上がっています。

ロイヤルカナンもそろそろ飽きて来た雰囲気が感じられましたので、人生で言えば働き盛りの年齢になって来ますから、より良いものをあげたいなという思いでした。

やっぱり「ただで銭は取らんのだろうなぁ」と思い直して、最高ランクで評判の良いドッグフードから選ぶことにしました。

上記のヤラーもそうだったのですが、こちらは全くお気に召さないようでしたので、魚由来成分も豊富に入っている(なかなかこれが見当たらない)【Orijen(オリジン)】に絞り込んで試してみたところ、意外に気に入ってくれたのです。

粒もちょっとしっとりして柔らかい感じで、触っただけでも今までとは違う感触のフードでした。

やっぱりここに落ち着くのかという感じで、今までの中で最長期間をこれで過ごし、今回のモデルチェンジさえなければ、もう少し続いていたと思います。

Amazonn販売価格ベースKg単価:2,123円/kg
(2018年4月時点)

こう見てくると、やはり価格はそれなりという傾向はあると思うのですが、一概にそうとも言えない部分もあります。

そもそも、私自身は人間の食卓を占有しつつある加工食品と同じく必要悪的なイメージでしかドッグフードは捉えていませんので、一番マシな必要悪に止めて、出来る限り人間と同じような食生活をさせてあげたいと心掛けています。