さらば 燃えない脂肪の憂鬱 第2章:エネルギー代謝 | 2

エネルギーを生み出す源

私たちが生きていく上に必要なエネルギーの形態は、体温を維持するための熱エネルギーであり、臓器をや筋肉を動かすための機械エネルギーです。

しかるに、生体内で行われている営みは全て化学反応(電子の遣り取りも含めて)であるわけですから、化学エネルギーから必要なエネルギー形態に変換して使っているわけです。

あなたも、熱として放出されるエネルギーは自然なこととして理解できる(単純に、化学反応熱ということを習っていますから)と思うのですが、骨格筋はもとより心筋や平滑筋のように機械エネルギーとして出力されるメカニズムは非常に不思議に感じますよね。

実は、著者も化学エネルギーから熱が放出されることは何の違和感もなく理解できるのですが、筋肉の動きという機械エネルギーに変換され出力されるという仕組みが、昔から全くイメージできませんでした。

著者にとっては仕事に直結しないことでもあり、そのまま放置していたわけですが、この度、本講座をまとめるにあたって、どうしてもこの疑問点がネックになったんですね。
この疑問を解決しないことには、前に進めなかったんですよ。

この疑問の答えは、最低限の知識として本項を理解して頂いた後、次項で説明します。
おそらく、ダイエットの知識に詳しい人でもほとんど知らないことでしょう。

さて、熱エネルギー、機械エネルギーどちらの形態にしろ、これらの私たちが生きていく上で必要なエネルギーはどのようにして供給されているのでしょうか?
これは、高校で「生物」を学習された方は、ある程度ご存知のことかと思います。

ATP(アデノシン三リン酸)がATPase(ATPアーゼ;分解酵素)により加水分解されて、Pi(リン酸)を産生する際の自由エネルギーの減少分がエネルギーとして放出されます。

この反応は自発的に行われ、このときに放出されたエネルギーが身体維持や活動の全てのエネルギー源(熱・筋肉の収縮etc)になるのです。

ATP(アデノシン三リン酸)が私たちのエネルギーの源!

まず、ATPが私たちのエネルギーの大元であることを理解しておいてください。

これを、化学反応式で表すと、

ATP(アデノシン三リン酸)反応式

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別に覚える必要もありませんし、難しく考える必要もありません。
その仕組みだけをイメージとして理解しておいていただければ十分です。
次のようにイメージ化しておくと理解しやすいですね。

ATP(アデノシン三リン酸)反応式イメージ

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[正確には、Pが1分子、Hが1分子、Oが3分子、結合から切断されます。]

私たちの活動に要するエネルギーは、ほとんどこの反応によってATPから獲得されます。

(「ほとんど」と言ったのは、本講座のキモ「褐色脂肪細胞」は例外だからです。)
そのため、ATPは「生体のエネルギー通貨」と呼ばれているんですね。

ATPは3分子あるP(リン)のうち1分子を放出することで自らはADPになり、その代りにエネルギーという商品を供給すると考えればいいですね。
その意味では、ミクロで見れば、P(リン)こそが「通貨」と呼ぶに相応しいと言えます。

ATPは正確に言えば、「預かった通貨Pと引き換えにエネルギーという商品として供給してくれる小売業者」となるでしょうか?

最低限の知識として理解していただきたい1点というのは、これだけのことです。

ATP(アデノシン三リン酸)が3分子あるP(リン)のうち1分子を放出することで、私たちに必要なエネルギーを供給してくれる!

本講座は、引き締まった美しい体を作るシェイプアップ(一般的に「ダイエット」と呼ばれているもの)に関する正しい理論と手法を、誰にでも分かりやすく紐解くことを目的としています。

ご存知の方は少ないかもしれないWとB(読まれていく内に正体を現します)にスポットを当て、世にある多くのダイエット手法とは代謝的に全く別の根拠によるアプローチをご紹介しますが、ダイエットの本道は【過剰にならない一定の糖質をジャストインタイムで摂取する】ということ以上でも以下でもないということをバラシておきましょう。

誰にでも理解しやすいようにまとめてはいますが、一方で、医学系・看護系の大学新入生レベルには今後の勉強の基本予習・イメージ作りとしても有益ではないかと思います。

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まことにありがとうございます。

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邪な業者と分かりつつ心動かされたときに、思い出して読まれると、冷静な心で判断ができるお役にも立つと思います。

根も葉もないことを面白おかしく書いているわけではなく、理系の心で精査に精査を重ね、スタッフだった女性の実践的な生活習慣の理論検証とエビデンスに基づいて、数か月を要してまとめ上げた書籍ですので、印刷して普段の心がけとしてお手元に置いていただき、初心に帰るきっかけとしての意味でご利用いただければ幸いです。

ほとんどが女性の方とお見受け致しますので、とっておきの特典をお付けしますので、ワンコインでPCに保存されておいては如何でしょうか?

■ご提供内容

  1. 【保存版】代謝とダイエット~さらば燃えない脂肪の憂鬱~ PDF180ページ
  2. 資料1:肥満指標と基礎代謝 PDF7ページ
  3. 資料2:必要エネルギー・摂取エネルギー PDF3ページ
  4. 美姿・美脚になれる!!バレリーナこれだけレシピ PDF76ページ
    後半32ページは1.の第4章と同じ
  5. スペシャル特典:刺繍・和風デザイン スタンプ(透過png画像、及び、LINEで使っても透過する透過gif画像:320×320)| 文字付:44点、文字無し:47点
    さすがに、その元となる用途無限大の大画像はお付けできません m(__)m
もう一つの知られざる世界!

理に適ったサプリでも、まず即効的な効果は期待できません。

しかし、最短で痩せる医薬(抗肥満薬)なら2種あります(世界一の製薬会社が提供するお薬と日本のバイオ・サイエンスに手を出した大企業のお薬でしかも承認薬)。

そして、もう一つ、日本一の製薬会社 武田製薬が承認を得ながらも(世界有数の製薬会社依存ですが…)、製造権の持ち腐れで日の目をみなかった「オブリーン」も、世界ではそのジェネリック薬は販売されています。

当社が家電販売、特に施主支給家電で一世を風靡した時、卸元の担当者が「ニーズがあるから、その署品は存在する」とはよく言ったものです。

なるほど、便のお漏らしを気にせねばならず、片やお薬への依存性が発生しますから、よほど病的なメタボリックでない限りおすすめすることは出来ない肥満治療薬ですが、世の中のご立派なクリニックは平気で、それほどでもない肥満程度の患者にも使っているようです。

ある意味、新型コロナの非常事態宣言で、あまり外出できない今こそ、臆病だった方には、試してみる唯一のチャンスかもしれませんね。

先発薬はさすがにお高いですが、ジェネリックも数種ありますので、自己責任覚悟で入手されるなら参考にされてください。